お風呂リフォーム
目次
梅雨の時期や冬のひんやりとした
日は、家の中の”湿気”が気に
なりますね。
湿気の多い部屋は、カビや雑菌の
繁殖にもってこいの場所になっ
しまいます。
今回は、中でも特に湿気が溜まり
やすい浴室の湿気対策をご紹介します。
浴室の換気ををすることで得られる
メリットはたくさんあります。
まず、カビや細菌の大好物
である湿気を逃すことができます。
カビが発生しにくいということは、
浴室のお手入れもしやすくなる
ということです。
お風呂は体をキレイにする場所
なので、常に清潔にしておきたい
ですね。
加えて、排水溝から発生する悪臭も
逃すことができます。
また、家が木造住宅の場合は湿気や
悪臭を逃すことで、それが原因となる
住宅の劣化を防げます。
つまり、家の寿命が長くなると言い換え
られます。
第3種換気とは4種類存在する24時間
換気システムの内の一種で、一般的な
住宅に最も多く採用されている換気
システムです。
室内の空気の排出のみを換気扇が
行い、他の場所から吸気するという
システムになります。
故障が少なくメンテナンスが簡単で、
安価なのがメリットである一方、
外の気温に影響を受けやすく、気圧の
調整ができないことがデメリットと
されています。
湿気対策の中には、入浴している時、
簡単に自分でできるものがあります。
湿度の高い場所が好きなカビや
雑菌ですが、洗い流すだけで、繁殖
予防に繋がります。
カビや雑菌は湿度の高い場所も
好きですが、人の垢や髪の毛も
好物です。
浴室を使用した後は、汚れを
シャワーでしっかり洗い流すという
習慣を身につけましょう。
洗い流す時のシャワーの温度ですが、
カビは熱に弱いので、50度以上の
お湯で洗い流すか、冷たい水で
洗い流して室内の温度を下げるように
すると、かなりの予防効果があるでしょう。
浴槽にお湯がある時は、使用後は蓋を
するようにしましょう。
湯船の温度が下がってしまうだけでなく、
湯気によって浴室全体が湿度で
満たされてしまいます。
蓋をしていれば、温かい温度も保つ
ことができるので、追い焚きが不要
だったり、洗濯に使ったら汚れが
落ちやすいなどのメリットがあります。
また、風呂蓋が汚れていると風呂蓋に
カビが発生する場合もありますので、
湯船に蓋をする時に風呂蓋が
汚れていないかどうかも確認しましょう。
ジメジメとした環境が好きなカビ
ですから、水気をなくすことが1番の
カビ対策になります。
一日中換気扇を稼働し、浴室を
素早く乾燥させたり、使用後に
浴室の水気を拭き取るなどの
方法があります。
この両方を行うことでカビや雑菌の
繁殖するリスクがかなり軽減されます。
換気扇は一日中回しっぱなしでも
1ヶ月あたりの電気代は100〜300円
ほどとされているので、それほど負担には
ならないでしょう。
換気といえば、窓を開けて外から
新鮮な空気を取り入れるように
するのが通例となっていませんか？
実は、窓を開けて換気扇をつけると
外からの空気が部屋に散らばることなく、
換気扇にそのまま吸い込まれてしまい、
換気効率が下がってしまいます。
換気扇は気密性の高い場所で
有効なものなので、換気をする際には、
窓を開けないようにしましょう。
また、換気扇にホコリや汚れが詰まって
しまうとこれも換気効率が下がる原因に
なります。
少なくとも年に一度はお手入れするように
心がけましょう。
リフォームでは、自分で湿気対策を
行うよりもしっかりと対策することができます。
例えば、床や壁の素材を変えたり、
防カビ塗装を行うことによって、
カビが発生しにくい環境をつくることが
できます。
排水溝も最新のものは髪の毛などが
絡みにくい構造のものがあり、カビの
抑制に繋がります。掃除もしやすく
なっていて便利です。
意外と汚れやすいのはドアです。
特にドアのゴムパッキンは、カビが発生
しやすい部分なので、パッキンのない
ドアへのリフォームもおすすめです。
また、浴室暖房や浴室乾燥機を
取り付けも、お風呂に入る前に
あらかじめ暖めておくことで
浴室内に温度差が結露が
発生しにくくなるため、湿気を
抑えられるようになります。
今回は、湿気の溜まりやすい浴室の
湿気対策についてご紹介しました。
カビが目に入ると気になって、せっかくの
お風呂が台無しになってしまいます。
ゆったりと入浴の時間を過ごす為にも、
湿気対策はかかせないものです。
浴室乾燥機の導入を視野に入れ
つつ、浴室の湿気対策を始めてみては
いかがでしょうか。
