お風呂リフォーム
目次
浴室のタイルに入った小さなヒビ。
古いし仕方ないと思って放置していませんか?
実は、その小さなヒビも放っておくと
思わぬ二次被害に
発展してしまう可能性があります。
最悪の場合には、住宅全体の
大規模な工事が必要に
なってしまうかもしれません。
浴室のタイルにヒビが入るだけで
なぜ、そのような事態に陥ってしまうのか
また、具体的にどのような問題点が
あるのかを確認しておきましょう。
浴室タイルにヒビが入ることによって
どのような症状が現れるのでしょうか。
タイルにヒビが入ると
そこへ水が侵入する可能性があります。
浴室が二階にある住宅や、マンションでは
タイルから侵入した水が下の階のにまで
達してしまいます。
そうなると下の階の天井にシミができたり
天井からの水漏れにも繋がりかねません。
より大問題なのは、タイルからの水漏れに
よって床下の基礎部分が腐食することです。
水による腐食はもちろんですが
湿気により、発生するカビやシロアリもまた
腐食の原因となってしまいます。
基礎が腐食すると、建物に歪みが生じたり
耐震性が落ちることとなり、危険です。
被害を防ぐために初期症状となる
タイルの状態を知っておきましょう。
ヒビはもちろん、一部が欠けているという
場合もタイルの補修が必要になります。
細いヒビや欠けているのか微妙な部分も
放置してしまうと更に悪化する可能性が
あるので補修の対象となります。
一部の張り替えや、小さな欠けであれば
自分で補修を行うことも可能です。
タイルとタイルの継ぎ目に施されたコーキングが
劣化している場合も補修が必要です。
コーキングはタイルより柔らかい素材のため
劣化しやすくなっています。割れても
目に見えにくいので注意して確認しましょう。
少しの劣化、割れであればホームセンター
などで売られている補修剤を使って、
自分で補修することも可能です。
タイルと浴槽の隙間にもコーキングが
施されています。
このコーキングが劣化している時も
補修のサインとなります。
この隙間は他の部分と比べて水が
かかる可能性が高いため
早急に対応するようにしましょう。
こちらもタイルの継ぎ目部分と同じように
補修剤を使用して、自分で補修する
ことができます。
浴室タイルのヒビや欠けは、タイルの継ぎ目の
劣化が主な原因となっています。
そのタイルの継ぎ目部分の耐用年数は
10年〜15年とされており、
具体的には、タイルの継ぎ目に施された
コーキングの耐用年数を指しています。
他にも重い物を落としたり、ぶつけた時の
衝撃や古い住宅の場合、床や壁の歪みに
よってもタイルにヒビが入ったり、
欠けてしまったりすることがあります。
まずは、目視でタイルにヒビ割れが生じて
いないか確認してください。
この時、細いヒビや小さな欠けも
見落とさないように注意しましょう。
次に、電気を消して、懐中電灯で
タイルの状態をチェックします。
そうすることで、明るい状態では見つけにくい
キズを確認することが出来ます。
タイルを叩くというのもチェック方法の
ひとつです。叩いた時の鈍い音はタイルが
浮いている証拠となります。
タイルのチェックをする際は、ヒビの
入りやすい天井や床のつなぎ目部分、
タイルとタイルのつなぎ目部分も
忘れずにチェックしましょう。
タイルのヒビに気づかず放置してしまうと
既に、シロアリが発生していたり
住宅の基礎となる部分が
腐食し始めている場合があります。
そういった場合には浴室のタイルだけでなく、
浴室、または住宅の全面的なリフォームが
必要となってしまいます。
また、古い浴室の場合、タイル以外の
部分にも支障があるようなら
浴室全体をリフォームしてしまうのも
ひとつの手段です。
浴室タイルのヒビ割れの危険性は
おわかりいただけたでしょうか。
小さなヒビでも悪化すれば
大きな被害に繋がる可能性があり、
高額な費用が必要となってしまいます。
タイルにヒビや欠けを発見した際には
放置することなく、早急に対応する
よう心がけましょう。
また、タイルによる被害を防ぐために
定期的なメンテナンスを行うように
しましょう。