キッチンリフォーム
みなさんは、調理器具や食品の保存容器
浴室の素材としても使われている
ホーローという素材をご存知でしょうか。
強さと美しさが魅力のホーローは
水廻りの素材としても
非常に優秀だと言われており、
キッチンの素材としても使用されています。
そんなホーローの特徴とホーロー製
キッチンのメリットやデメリットを
ご紹介します。
目次
ホーローとは、金属であるアルミニウムや
鉄の表面に、ガラス質のコーティングをし
高温で焼き付けた素材です。
金属とガラス、異なる素材を使うことで
金属の強さとガラスの美しさ
両方の良いところを持ち合わせているところが
ホーローの魅力となっています。
調理器具として使われる場合は
おしゃれな見た目と楽に洗い物ができる点、
保存容器として使われる場合は
保温性や冷却性の高さと
ニオイの付きにくさも魅力とされています。
食品を扱うキッチンは
常に清潔に保っておきたいものです。
ホーロー製のキッチンであれば
サッと拭き取るだけで汚れを取り除き
キッチンをきれいに保つことができます。
手入れが面倒なレンジフードも
拭き取るだけで
簡単に汚れが落とすことができます。
ホーローは油などの汚れが浸透せず
汚れや臭いにも強いため
手入れが非常に簡単なのが特徴です。
火を扱うキッチンにおいて
耐熱性というのは非常に重要なポイントです。
ホーローは熱にも強く、
熱によって変形したり変色する
可能性が低い素材。
直接火で炙っても大丈夫なほど丈夫で
跡が残りにくく、布で拭き取るだけで
焦げを取り除くことができます。
調理器具のホーロー鍋などは、
オーブンで使えることや
直火で使えることから、ホーロー
素材の強さがうかがえます。
ホーローは湿気に強いため
水廻りの素材として優秀です。
水廻りで問題になりがちなのが
湿気によるカビや雑菌の発生と
水分のシミやそれによる腐食です。
しかし、ホーローの素材は
水分が染み込まないようになっているため、
カビや腐食などの水廻りトラブルの
発生を防ぐことができ、
ホーローで作られている部分は
水洗いをすることができるというのも
メリットのひとつです。
ホーローには、人体に有害な
ホルムアルデヒドという物質の発散がない
というメリットがあります。
ホルムアルデヒドとは、
建築資材や木製家具に使われている
合板を発生源とする物質で、
人の粘膜を刺激し、喉や鼻の痛み
シックハウス症候群などを引き起こします。
この物質の発散がないホーローは
人体に優しく、
安心して使用することができます。
意外とありがたいのが
マグネットを使用することができる
というポイントです。
ホーロー素材のキッチンパネルだと
そこに調理器具を収納することができたり
レシピを貼り付けることができ
スペースを有効に活用することが可能です。
お気に入りの小物や
おしゃれなマグネットをつけると
キッチンを華やかに飾ることもできます。
ホーローは、表面をガラス素材
内側を金属で作られています。
そのため衝撃には弱く、
ホーローの上に重いものを落として
表面のガラス部分にヒビが入ってしまったり
欠けてしまったりすると、内側の金属部分が
むき出しになる恐れがあります。
金属部分がむき出しになってしまうと
湿気に強いホーローとはいえ、そこから
サビが発生してしまう可能性があります。
ホーローのキッチンパネルは
タイルのキッチンパネルと比べると
組み合わせの自由さがなく
選べるデザインのバリエーションも少ないため
少し個性に欠けるという部分があります。
バリエーションは少ないですが
ホーローにも木目調のデザインや
無地、大理石調のデザインがあるので
そこまで個性を求めていないという方には
ホーローはぴったりの素材と言えるでしょう。
美しさなどたくさんのメリットを持つ
便利で魅力的なホーローですが、
一方でサビが発生する可能性や
個性の出しづらさといった
デメリット部分も存在しています。
キッチン素材として選ぶ際は
ホーローのメリットやデメリットなどの
特性をしっかり理解して
自分に合う素材かどうか、
家庭に合う素材かどうかを考えて
慎重に決めるようにしましょう。
金属とガラス、両方のいいとこ取りをした
ホーローはキッチンにぴったりの
魅力的な素材です。
拭き取るだけで手入れができるホーローは
キッチンをいつまでも美しく、
清潔な状態に保ってくれます。
キッチンリフォームを考え中の人や
キッチンの素材選びに迷っている家庭なら、
強くて美しいホーロー製のキッチンを
検討してみてはいかがでしょうか。