お風呂リフォーム
お風呂のお湯が沸いてから
やっていた家事を片付けて入浴しようとすると
既にお湯が冷め始めていた
という経験はありませんか？
追い焚き機能がある浴室であれば、
再度温めれば良い話ですが、
追い焚き機能のない場合はそうもいきません。
今回は、浴槽のお湯が冷めてしまう理由と
その解決策をご紹介していきたいと思います。
目次
まずは、浴槽のお湯が冷めてしまうのには
一体どんな原因があるのか見ていきましょう。
浴室の換気扇がつけっぱなしの状態に
なっている可能性があります。
24時間換気システムが作動したままに
なっていないか確認しましょう。
換気扇がついたままの状態だと
湯気によって温められた空気が
外に出て行ってしまいます。
それによって浴室が冷えて、
お湯も冷めやすくなっているかもしれません。
浴室の窓やドアを開けている、
または閉まりきってないという状態に
なっていませんか？
開口部が開いていると換気扇と同じように
暖かい空気が逃げてしまいます。
換気を行うことは大事ですが
お湯をためている間や入浴時は控えて、
窓を開けるのは
入浴が終わってからにしましょう。
お湯が出た瞬間から冷めている気がする
といった場合には給湯設備が
故障してしまっているかもしれません。
設定温度と明らかに温度が違う場合や
設定温度をあげても変わらない場合は、
劣化や故障と考えても良いでしょう。
温度が不安定な場合も給湯設備の不具合が
考えられるので、
業者に見てもらうようにしましょう。
換気扇をつけたり、窓を開けたりしておらず、
給湯設備にも異常がないという場合には、
浴槽の断熱性を高めるリフォームが
おすすめです。
浴槽や浴室の断熱性を高めれば、
浴室に熱を閉じ込めることができ、
お湯が冷めるスピードが遅くなります。
では具体的に断熱性を高めるには
どのようなリフォーム手段があるのか
見ていきましょう。
浴室が在来工法のタイル貼り浴室の場合、
ユニットバスにリフォームするだけで
かなりの断熱効果が見込まれます。
古い浴室の場合は冷えやすいだけでなく、
床下の腐食や排水問題など他の部分にも
問題点が見られる場合があります。
メンテナンスやリフォームを20年以上
行っていないという場合は、
浴室全体の新調を考えましょう。
浴槽の中には、裏側に断熱材を
被せることで、魔法瓶のように優れた
保温性を持った断熱浴槽という
浴槽があります。
通常の浴槽に比べると高価ではありますが、
一度沸かすとお湯が冷めにくく、
追い焚きの必要がないため、
ランニングコストとしては通常の浴槽より
安くなるという場合もあります。
断熱浴槽と併せて断熱使用の浴槽フタを使うと
さらにお湯が冷めにくくなります。
特に板を2つ3つ並べたような
組み合わせ式のフタは、保温力に優れており、
内側に断熱材を使用した商品も
多く販売されています。
浴槽フタを選ぶ際は、湯気が逃げないよう
浴槽のサイズにあったものを
選ぶようにしましょう。
お湯が冷めてしまう原因となる窓を
複層窓や内窓にすることでも
温度を長持ちさせることができます。
複層窓とは、ガラスが二重になった窓で
内窓とは、窓サッシが二重になった窓です。
これによって、窓から暖かい空気が
逃げてしまうのを防ぎ、
冷たい空気が入ってくることを防ぎます。
断熱性の高い浴槽と追い焚き機能の追加では、
どちらの方がお得なのでしょうか。
もちろん追い焚きの回数や使い方によりますが
追い焚きをするには毎回電気代がかかります。
それに対し、断熱性の高い浴槽は
電気代をかけずに保温ができ、
はじめのお湯を沸かすための電気代も
節約することができます。
そのため、ランニングコストは断熱性の高い
浴槽の方がお得と言えるでしょう。
お風呂が冷えてしまうと
せっかくお湯を沸かしても疲れを取れず、
寒さでストレスを感じてしまいます。
やはりお風呂は温かく、
体を芯から暖める場所であるべきです。
断熱性を高めるリフォームを行って、
冷たい浴室とはさよならして、
温度を保てる快適な浴室にしましょう。
