お風呂リフォーム
浴槽を新しくする際、意外と難しいのが
どの形状の浴槽を選ぶと良いのか、
浴槽の段差は必要なのかという部分です。
自分の家庭環境やライフスタイルに
どんな浴槽が合っているのか
わからないという人のために
浴槽の形状の種類と、浴槽に段差を
つけるメリットやデメリットを
ご紹介します。
目次
浴槽は、大きく分けて7種類の形があります。
定番のストレート浴槽は水深が深いため
肩までしっかり浸かりたい人におすすめです。
角にぴったりフィットするコーナー浴槽は、
洗い場を広く使いたいという方に
浴槽で足を伸ばしたいという方には、
ななめ浴槽がおすすめです。
デザイン性にこだわりたい方にはたまご浴槽、
子供や高齢者には掴みやすいアーチ型浴槽、
浴槽を最も広く使えるワイド浴槽や
節水効果のあるSライン浴槽など
それぞれの浴槽に特徴があります。
様々な形状を選ぶことができる浴槽ですが、
内部の段差の有無も選ぶことができます。
段差のない浴槽はフラットタイプと呼ばれ、
その名の通り、底がフラットになっています。
そのため、お湯をたっぷり入れて
肩までお湯に浸かることができるのが
フラットタイプのメリットです。
対して段差のある浴槽は
ベンチタイプと呼ばれており、
段差に腰掛けることができるように
なっています。そんなベンチタイプの
メリットは次の項目でご紹介します。
では、段差のあるベンチタイプには
どのようなメリットがあるのか
見ていきましょう。
段差があると小さな子供や高齢者、
足腰の悪い方でも浴槽への出入りが
しやすくなるというメリットがあります。
段差で出入りがしやすくなることによって、
転倒事故を防止することができ、
小さい子供は段差部分に腰掛けると
ちょうどいい高さでお湯に浸かることができる
というメリットもあります。
ベンチタイプは段差があるため、
フラットタイプより少ない水の量で
浴槽をいっぱいにすることができます。
必要な水の量が少ないとその分、
沸かすための電力も節約することができます。
ベンチタイプの中にはフラットタイプより
満水容量が37Lも少ない商品もあり、
水道代と電気代をかなり抑えられます。
特に毎日お湯に浸かるという方や
追い焚き機能を利用しているという方は
より光熱費を抑えることができるでしょう。
半身浴を行うことが多いという家庭には
段差があるベンチタイプが便利です。
段差部分に腰掛けることで
いつもと同じ量のお湯を張っても
半身浴を行うことができます。
腰掛けずに底に座れば全身浴もできるので、
家族で入浴のスタイルが異なる場合でも
お湯の量を調整する手間が必要ありません。
腰掛けることができるベンチタイプは
底に座った場合より立ち座りが楽に行えます。
人によっては段差に腰掛けている方が
楽な場合や、足だけを段差にかける姿勢が楽
という場合もあります。
また、赤ちゃんを一緒にお風呂に入れる場合も
段差に腰かければ、赤ちゃんを沈めないよう
持ち上げる必要もなく、
支えとしても利用できるため非常に便利です。
ベンチタイプの浴槽は、自動追い焚きなどで
お湯が出てくるところが
段差部分に設置されている場合があり、
段差に座ると直接お湯が当たって熱い
というデメリットがあります。
逆に反対側にお湯が出てくるところがあると
底面に座った時に熱くなってしまうので
自動追い焚きをしないなどの
対策が必要になるかもしれません。
半身浴好きの人や小さな子供は
段差があると丁度よくお湯に浸かれますが、
背が高い人や冷え性の人は
体のどこかが水面に出てしまい、
逆に入りにくいという場合もあります。
熱いお湯に肩までしっかり浸かりたい
という人からすると
段差は邪魔になってしまうかもしれません。
浴槽を新しく購入する際は、ショールームに
足を運んで、実際に大きさや使い勝手を
体感するのがおすすめです。
写真やサイズだけで浴槽を選ぶと
後悔してしまうかもしれません。
疲れを癒すためにも実際に浴槽に入ったり、
入浴時の動きをイメージして、
自分がリラックスできる浴槽を選びましょう。
浴槽の形状によって
与えられるメリットは様々です。
段差のあるベンチ型の浴槽では、
節水節電、そして半身浴がしやすく
子供や高齢者に使い勝手の良い
浴槽となります。
一方子供がいない家庭や冷え性の方には
ストレート浴槽や段差のない浴槽、
子供や高齢者がいる家庭や節約をしたい方には
Sライン浴槽や段差のある浴槽がおすすめです。
自分の家庭環境やライフスタイルに合わせて
浴槽の形状や段差の有無を選んで
使い勝手の良い浴槽に交換しましょう。