洗面所・脱衣場リフォーム
洗濯物を外に干せない日も
しっかり衣類を乾かしてくれる乾燥機。
そんな乾燥機には、
乾燥機能に特化して作られた
衣類乾燥機と、浴室に乾燥機能が
ついた浴室乾燥機の2種類があります。
今回はこの2種類の乾燥機の
使い勝手を比較し、どのように
違いがあるのかについて解説
していきます。
目次
衣類乾燥機は、コインランドリーなどでも
見かける衣類を乾燥させる設備です。
洗濯機と同じように洗濯物を入れて
コースを選び、あとは一定時間待つだけで
衣類を乾燥させることができます。
元々は欧米で普及した家電であり、
現在では洗濯機と一体化した商品も
多く販売されています。
浴室に設置される浴室乾燥機は、
衣類乾燥だけでなく、
浴室自体のの乾燥にも使われている
設備です。
浴室内に洗濯物を干して、運転させることで
洗濯物を乾かすことができます。
暖房機能や涼風機能も付いており、
冬にはヒートショック対策になり
夏には暑さを和らげることもできます。
ドラム式衣類乾燥機は、衣類を回転させながら
温風を送って乾燥させています。
まず、内蔵されたモーターが
ドラムと送風ファンを回転させます。
そして、ヒーターで温めた空気を
送風ファンが送り出すことで温風がつくられ、
その温風が効率よく衣類に当たるよう
ドラムの内側には突起物が設けられています。
浴室乾燥機は、電気またはガスを熱源として
乾燥を行う乾燥機となっています。
電気が熱源のものには電気ヒーター式と
ヒートポンプ式と呼ばれるものがあり、
電気ヒーター式は本体内部で熱を作って、
ヒートポンプ式は外から空気を吸い込んで
熱を溜め込みます。
ガスが熱源のものは、熱源機の熱を使って
乾燥機に利用するシステムになっています。
シワや縮みが気になる場合には
浴室乾燥機がおすすめです。
やはりハンガーに吊るさず乾かすと
どうしてもシワができてしまったり、
生地が傷んでしまう可能性があります。
浴室乾燥機は、ハンガーを使って干せるので
通常の洗濯と同じように干せば
シワや縮みなども気にせず利用できます。
手間をできるだけ減らしたい場合には
入れてボタンを押すだけで乾燥が行える
衣類乾燥機がおすすめです。
浴室乾燥機の場合は通常の洗濯と同様に
ハンガーにかけて干す必要がありますが、
衣類乾燥機は洗濯ものをそのままいれて
ボタンを押すだけで勝手に
衣類の乾燥を行ってくれます。
乾燥スピードはやはり乾燥機能に特化した
衣類乾燥機の方が優れています。
浴室全体を乾燥させる浴室乾燥機とは違い、
衣類乾燥機は衣類を効率よく乾かすことが
できるようにつくられているため、
衣類乾燥機の方が早く乾きます。
短時間でたくさん乾かしたい場合には
衣類乾燥機の方が向いているでしょう。
衣類乾燥機は名前の通り、
衣類乾燥を行うための設備です。
それ以外の用途はありません。
浴室乾燥機は、浴室の乾燥はもちろん
暖房や涼風などの機能も使うことができます。
そのため、衣類乾燥以外の用途も欲しい
という場合には、様々な機能のついた
浴室乾燥機を選ぶと良いでしょう。
衣類乾燥機は洗濯機の上部や周辺に
取り付けられるため、
一部の収納やスペースは使えなくなります。
しかし、浴室乾燥機は浴室の壁や天井に
埋め込んで取り付けられるため、
特に使えなくなるスペースはありません。
よって、場所を取らずに設置できるのは
浴室乾燥機だと言えるでしょう。
衣類乾燥機は設置スペースが必要となるものの
衣類を乾かすスピードは早く、
洗濯物を干す手間も必要ありません。
そのため、家族が多くてたくさんの洗濯物を
短時間で片付けたいという家庭や、
忙しくてなかなか家事に時間を取れない
という家庭には衣類乾燥機がおすすめです。
浴室乾燥機は衣類乾燥機に比べると
多少時間や手間がかかりますが、
設置によりスペースを圧迫されることもなく、
衣類にシワや傷みが生じることもありません。
そのため、衣類を大事に扱いたい場合や
浴室の乾燥も一緒に行いたい場合などには
浴室乾燥機がおすすめです。
衣類を乾かす方法が違い、
使い勝手も変わってくる
衣類乾燥機と浴室乾燥機。
それぞれに良い部分がありますが、
環境によって使い勝手には違いがある
ということがわかりました。
両方の特徴を正しく理解して、
家庭に合う使いやすい乾燥機を
選ぶようにしましょう。