その他
目次
省エネが魅力の給湯器、エコキュート。
一言でエコキュートと言っても
仕様や形状、容量が異なり、
違いや選び方を知らないと
どれを選べば良いのか迷ってしまいます。
今回は、エコキュートを選ぶ際のポイントと
種類についてご紹介します。
エコキュートとは、従来の給湯器より
少ない燃料でたくさんのお湯を沸かせる
環境に優しい給湯器です。
基本的に電気代が安い夜間にお湯を
沸かして、日中にもそれを使うことで
電気代を抑えられるという特徴があります。
「地域の最低気温や特徴で違いがあるエコキュートの種類」
エコキュートを選ぶ際の1つ目のポイントは、
地域に合った種類を選ぶことです。
最低気温が−10度までの地域で使用できるのが
一般地仕様のエコキュートです。
日本ではほとんどの地域で
この一般地仕様を使用することが可能です。
最低気温が−25度までの地域では、
寒冷地仕様のエコキュートを選びましょう。
配管が凍らないようにヒーターが
内蔵されているため、北海道などの寒冷地でも
使用することができます。
近くに海があり、潮風が当たる地域では
塩害地仕様のエコキュートにしましょう。
塩害地仕様のエコキュートは、
全ての部品に防錆、防腐加工がされています。
海岸から300m以内にお住まいであれば、
塩害地仕様を選ぶと良いでしょう。
エコキュートの貯湯タンクには
様々な形状があります。
そこで2つ目のポイントは、設置スペースに
合ったタンクを選ぶことです。
標準のものより奥行きが浅めで
背の高いタイプのタンクです。
サイズが小さい分、容量も小さくなります。
メーカーによっては取り扱っていない場合や
ローボディ型やコンパクト型など
メーカー独自の形状のタンクがあります。
最もベーシックなタイプが角型のタンクです。
このタイプは容量も幅広く、種類も豊富で
設置スペースを十分に確保できるようであれば、
この形状のタンクを設置することが可能です。
スリム型よりさらに奥行きの浅い
形状をしたタンクです。
奥行きが浅い分、背が高かったり
幅が広くなっています。
設置スペースの奥行きが狭い場合には
薄型のタンクを選ぶと良いでしょう。
エコキュートを選ぶ際のポイント、
3つ目はタンク容量です。
エコキュートのタンク容量は、
370L、460L、550Lなどあります。
十分な湯量を確保するためには、
家族の人数を目安に選ぶと良いでしょう。
◎増える家族の事を考えて選ぶ
結婚や出産で、家族が増える場合は
その人数も考えて選びましょう。
3人〜5人家族におすすめのタンク容量は
370リットルです。
設定温度が42度、水温が9度の場合、
1日約680Lのお湯が使用できます。
しかし、頻繁にシャワーを浴びる場合や
入浴のタイミングが家族で異なる場合は
もう少し大きい容量のものを選びましょう。
4人〜7人家族には少し大きい460リットルの
エコキュートがおすすめです。
設定温度42度、水温9度の場合、
1日約840Lのお湯が使用できます。
4人家族でお湯を使うことが多い家庭も
460リットル容量を選ぶと良いでしょう。
タンク容量としては大きい
550リットル容量のエコキュートは、
5人〜8人家族におすすめです。
設定温度42度、水温9度の場合、
1日約1000Lのお湯が使用できます。
5人家族でお湯をよく使う家庭でも
この容量であれば心配は必要ないでしょう。
エコキュートには3種類の機能があり、
どれを選ぶかが最後のポイントになります。
お湯張りや足し湯、保温、追い焚きを
自動で行ってくれる
最も機能性に優れたタイプです。
事前に設定しておけば、ボタンを押すだけで
温度や湯量を維持してくれます。
家族で入浴時間が異なる家庭や
ボタン操作が面倒な家庭におすすめです。
お湯張りと足し湯のみ自動で行うタイプです。
フルオートタイプより
安価で設置することができます。
足し湯機能をよく使う方や
保温は追い焚きは必要ないけれど、
お湯張りは自動で行って欲しい
という家庭におすすめです。
最も安い価格で設置できるのが
給湯専用タイプです。
中には、設定量にお湯が達した時に
音声で知らせる商品もあります。
機能が特に必要ないという方や
安く設置したいという家庭におすすめです。
様々なメーカーがリリースしている
エコキュート。
エコキュートを選ぶ際は、
地域に合っているか、
タンク形状はスペースに合っているか、
タンク容量は十分か、
必要な機能はあるかの4つを確認
する必要があります。
家庭に合ったエコキュートを選びましょう。