キッチンリフォーム
目次
キッチントラブルの中でも
特に面倒なのが排水口の詰まり。
排水口は詰まると水が溢れ、
悪臭や虫が発生するかもしれません。
水の流れが悪くなったと感じた時点で
早急に対処しなければなりませんが
なかなか気づけない場合も。
今回は、キッチンの詰まりを
対処する方法とその対策を
ご紹介していきたいと思います。
詰まりを対処するためにまず、
詰まりが起こる場所を知っておきましょう。
排水口の内部は、大きく3つに分けられます。
まず、フタを開けると1番初めに見えるのが
ゴミ受けとも呼ばれる排水バスケット、
その下に排水トラップ、
そして排水ホースとなっています。
この中で詰まりが発生するのは、
排水トラップと排水ホースの2ヶ所です。
排水口の詰まりを対処、予防するには
その原因を知っておくことが必要です。
排水口を詰まらせる原因として
最も多いのが油汚れです。
直接、排水口に油を流していなくても
油の付いた食器や調理器具を
洗い流すことで詰まりの原因に。
油だけでも水に溶けなくて厄介ですが、
そこに他の汚れが付着すると
より頑固な汚れになってしまいます。
油汚れと合体して厄介になるのが
野菜の皮や米粒などの食材です。
特に気づきにくいような小さな食材カスは
ゴミ受けの目に丁度ハマってしまったり、
ゴミ受けが少しズレているとそこから
奥まで入り込む可能性があります。
先に挙げた2つ以外にも
調理中に使用したスプーンや箸、
食材についていたラップや飾りなども
流れてしまうと詰まりの原因になります。
排水トラップにひっかかっていれば
簡単に取り除けますが、排水管まで流れると
取り除くのが非常に面倒になってしまいます。
様々な原因で起こる排水口の詰まり。
その対処法について見ていきましょう。
排水口掃除といえばまずパイプクリーナーが
思いつくのではないでしょうか。
パイプクリーナーには液体と粉末があり、
どちらも排水管に直で入れるため、
排水口の部品を外し、そして適切な
量を排水管に注ぎ込みます。
粉末タイプはここで
コップ2杯〜3杯程度の水を入れます。
そして30分〜1時間程度放置し、
充分な水またはお湯で洗い流せば完了です。
家にあるタオルを使った対処法もあります。
まずは排水管の入口にタオルを詰めて
フタをします。手で掴めるような大きなゴミは
あらかじめ取り除いておきましょう。
次に配管を痛めない50°〜80°程度のお湯を
シンクの6割〜8割になるよう注ぎます。
その後、タオルを引っこ抜いて
勢いよくお湯を流して完了です。
家庭ゴミとなるペットボトルを活用する
という方法もあります。
まず排水管の入口に、ペットボトルの口を
隙間がなくピッタリと合わせます。
そしてそのペットボトルを
複数回ペコペコと凹ませることで
空気を送り込んだら取り外して完了です。
なかなか詰まりが取れないという場合には
ワイヤーブラシを使用しましょう。
ワイヤーブラシは、ホームセンターにもある
ワイヤーの先にブラシがついたアイテムです。
これの螺旋状の方をまずは
排水管に直接グリグリと押し込みます。
限界まできたら、ハンドルを回して
ワイヤーを回転させます。
それを繰り返したら、反対側のブラシで擦って
汚れを落とせば完了です。
トイレの詰まりを解消する定番アイテム、
ラバーカップはキッチンの排水口にも
使えるアイテムです。
ラバーカップには洋式と和式がありますが、
キッチンでは和式を使用しましょう。
まず排水管の入口をフタをする形で当てます。
そしてカップの上まで水を貯め、
ラバーカップを下に押しつけてから
思いっきり引きあげて水を流して完了です。
では、どうすれば詰まりを予防できるのか。
それは、原因である油や食材などを
極力流さないことが重要になります。
油は固めて捨てる、目の細かいネットで
食材が流れるのを阻止するなど
流さない工夫をしましょう。
もしも誤って流してしまったら
その場で取り除く、
または掃除を行うよう心がけましょう。
排水口は詰まったら非常に面倒ですが、
少しの工夫をするだけで
事前に防ぐことが可能です。
もし詰まっても、
ご紹介した対処法を参考にして
自分のやりやすい方法で詰まりを取り除き、
快適なキッチンにしましょう。
