トイレリフォーム
目次
家に帰って急いでトイレに行きたい時、
”もっと玄関の近くにトイレがあれば”
と思うこともあるのではないでしょうか。
夜中、トイレで起きることが多い方は
寝室の近くにトイレを移動させたい
と考えることもあるでしょう。
トイレ移動のリフォームの特徴や
注意点、費用などについてご紹介
していきます。
まず”トイレって移動させられるの?”
という疑問を持っている方も
多いのではないでしょうか。
結論から述べると、移動は可能です。
しかし、移動させるということは
新しい設置場所の工事と既存の場所の工事、
両方を行わなければならないため、
費用と工期がそれなりにかかるということを
頭に入れておきましょう。
また、移動させられる場所も
どこでも可能というわけではありません。
条件を満たした場所にしか
移動はさせられないため注意しましょう。
では、そんな大規模工事となる
トイレ移動リフォームを行うのには
どんな理由があるのでしょうか。
考えられる理由として最も多いのは
トイレを使いやすくするためでしょう。
トイレは毎日使用する場所なので、
使いやすいに越したことはありません。
他にもスペースを確保して、
バリアフリートイレにする、また
トイレが寝室と隣接していて騒音が
気になるので他の場所に移動させる
などの理由が考えられます。
早速、トイレ移動リフォームをかかる
費用について見ていきましょう。
トイレ移動リフォームは先述の通り、
それなりの費用がかかるリフォームです。
内装やトイレ設置など、各種工事が
必要となるため、30万円〜60万円
程度はかかると思っておきましょう。
工期は大体2日〜5日程を必要とするため、
その間トイレを借りられる場所を決めておくか
仮設トイレが設置できるかどうかを
事前に確認しておくと良いでしょう。
先述の通り、トイレを移動させられる場所には
一定の条件があります。
では、その条件とその他注意点を
確認しておきましょう。
トイレを移動させる上で問題となるのが
配管の位置と勾配です。
トイレは排泄物を含んだ水を流すため、
浴室やキッチン、洗面所の水と一緒に
排水することができません。
そのため、他の配管と入れ替えることもできず、
さらに排泄物が逆流してこないための
充分な勾配も必要となります。
つまりトイレを移動させる場所は、
主配管から遠すぎず、かつ十分な勾配を
つけられることが条件となります。
トイレの移動場所の条件はご紹介しましたが、
マンションの場合はそれ以外にも
注意すべきポイントがあります。
マンションでトイレ移動リフォームを行う際は
まず、管理規約をよく確認しましょう。
リフォームが可能でも、マンションの場合は
隣家の迷惑にならないように
配慮することが重要になります。
例えば、工事の行う前に隣家の住人に
挨拶をしておくことや
トイレの音が気になる場所に移動させないこと
がトラブルを防ぐ鍵になります。
トイレが1ヶ所しかない場合、
新たに増設するリフォームもおすすめです。
トイレを新たに増設する場合、
選ぶ便器のグレードにもよりますが
費用は50万円〜100万円となっています。
家の増築を行ってスペースを作る場合は、
70万円〜200万円が相場と言われています。
トイレの場所だけでなく、
数にも不満があるという場合には
トイレを増設するリフォームも
検討してみてはいかがでしょうか。
1階のトイレを2階に移動する場合、
同じフロアで移動させるのとは
違いがあるのでしょうか。
トイレを2階に移動させるために
必要な条件や費用、工期などは
同じフロア内で移動させた場合と
ほとんど違いはありません。
むしろ、同じフロア内で
排水管から距離のある場所に移動させるより、
違うフロアでも排水管に近い場所の方が
費用は安くなるでしょう。
トイレを移動させると
使い勝手が良くなるのはもちろん、
位置が変わることで家の雰囲気も
また変わって見えるようになります。
しかし、トイレの移動リフォームは
簡単に行えるようなものではありません。
費用や工期、設置場所の条件を正しく
把握して、後悔がないように
トイレ移動リフォームを行いましょう。