お風呂リフォーム
目次
浴室トラブルが発生すると、業者に
連絡しなければと考えるのが通例と言えます。
しかし、自分で解決できれば
余計な費用を節約することが可能です。
自分で解決できる浴室のトラブルと
解決法について解説していきましょう。
まずは浴室トラブルの種類と
トラブルによる影響を確認しましょう。
水回りならどこでも起こりうる
厄介なトラブルが水漏れです。
浴室の場合は蛇口やシャワーヘッドからの
水漏れが考えられます。
放置すると水道代がかかり、躯体の劣化や
カビの繁殖を引き起こす可能性があります。
トイレ以外の水回りでは、
排水口が詰まるトラブルも多く見られます。
特に家族が多いと排水口は詰まりやすく、
放置すると悪臭や
雑菌が繁殖する原因にもなり、
気持ちよく入浴できなくなるという
事態に陥ります。
浴槽にお湯を溜めても水位が低く、
体全体を温められない
というトラブルもあります。
お湯が少ないと冷めやすく、
体がしっかり温められないと
風邪の原因にもなりかねません。
シャワーの水圧が弱くなるトラブルも
シャンプーなどを流すのに時間がかかり、
体が冷えてしまうことが考えられます。
水圧が弱いだけでストレスにもなり、
シャンプーやせっけんが落としきれない
場合、皮膚にも悪影響を与え
かねません。
他の場所はお湯が出るのにもかかわらず、
お風呂だけお湯が出ないといった
トラブルもあります。
その日に修理できなければ銭湯を
利用しなければならず、汗をかく夏や寒い冬は
非常に不便です。
では、実際に浴室トラブルを
自分で解決する方法を見ていきましょう。
水漏れの発生元をまずは確認しましょう。
蛇口とシャワーヘッドの水漏れは
自分で修理が可能です。
シャワーヘッドは残留水の可能性もあるので、
ヘッドを下に向けて
水が出切るか確認しましょう。
それ以外で確認すべき場所は、
蛇口のゴムパッキン、接続部のナットやバルブ、
蛇口とシャワーヘッド本体です。
ナットやバルブは締まっていることを確認し、
各部分、故障している場合は
同じサイズのものと交換してください。
排水口の詰まりは、
髪の毛や石鹸カスが原因なので、
基本的に掃除をすれば解消できます。
まずは排水口の部品を順番に外しながら、
除ける汚れを取り除きます。
部品を外したらパイプクリーナーを
排水口に流し込み、
待つ間に部品を洗いましょう。
洗い終わったら排水口をしっかり流して、
部品を元に戻せば完了です。
お湯の水位が低い場合は、
設定湯量をまず確認しましょう。
設定湯量が通常であれば、ゴム栓の劣化、
循環アダプターの汚れ、循環口の水漏れ、
給湯器の不具合が考えられます。
ゴム栓が劣化していれば新しいものに交換、
アダプターが汚れていれば
掃除を行うことで解決できます。
循環口の水漏れや給湯器の不具合は
業者へ依頼しましょう。
また、停電などでブレーカーが落ちると
設定湯量と実際の湯量に差が生じることが
あるので、その際は取扱説明書を見て
湯量リセットを行いましょう。
シャワーの水圧が弱い場合に確認したいのは、
シャワーヘッドと止水栓や元栓、給湯器です。
まずシャワーヘッドの元々の水圧を
確認してください。水圧が弱ければ、
強いシャワーヘッドに交換しましょう。
また、穴が汚れで詰まっている場合は
中性洗剤とスポンジで取り除きましょう。
原因がシャワーヘッドではない場合、止水栓や
元栓が開き切っていない可能性もあるので
確認しましょう。
どちらでもない場合は給湯器の容量不足の
可能性があるので交換をおすすめします。
お風呂だけお湯が出ないのであれば、
温度や優先設定を確認してください。
問題なければ、蛇口の内部フィルターの汚れ、
温度を調節するサーモカートリッジの故障が
原因として考えられます。
蛇口のフィルター掃除は止水栓を閉めて
行いましょう。蛇口のキャップを外し、
フィルターを掃除したら戻し、お湯が
出るのを確認しましょう。
サーモカートリッジは、蛇口の左ハンドル
内部にある部品です。
故障の場合は交換すれば解決するでしょう。
自分で直せれば修理費用は節約できますが、
間違えると最悪の場合、
更なるトラブルに繋がる場合があります。
不安や心配に思うのであれば無理はせず、
プロの業者に依頼するようにしましょう。
一見難しそうな浴室トラブルの修理ですが、
簡単に解決できるものもあることが
おわかりいただけたでしょう。
浴室トラブルが発生した際は、
まず状況の把握と発生源を突き止めて
できる範囲で修理を行い、
難しい場合は業者に依頼しましょう。