キッチンリフォーム
目次
洗い物を代わりにこなしてくれる
便利な設備、食洗機は
家事の手間を省きたい方や
子供から手が離せない子育て世代に
おすすめとなっています。
しかし、新たな設備を取り入れると
避けられないのが設備トラブルです。
ここでは食洗機のトラブル対処法と
トラブルを防ぐための掃除方法を解説します。
まず、食洗機の寿命ですが一般的に
ビルトインタイプが10年前後、
据え置きタイプが5年〜7年と言われています。
使用頻度や使い方、手入れの頻度
によって寿命は異なりますが、長く使う
ことを考えるのであれば、初期費用は
高くつくものの、長く使うことができる
ビルトインタイプを選ぶと良いでしょう。
寿命は先述の通りですが、寿命がまだでも
不具合を起こす可能性は考えられます。
その際に起こりうるトラブルと対処法について
確認していきましょう。
電源が入らなくなった場合にまず
確認するのは電源コードの状態です。
しっかり差さっているか確認しましょう。
ビルトイン食洗機の電源コードは
ほとんどの場合キッチン下のキャビネットの中
もしくは食洗機下の点検口にあります。
差さっていない場合は差し直して
差さっているのに動かない場合は一度抜き、
しばらく時間を置いて差し直してみましょう。
それでも電源が入らない場合は
電気系統の故障が考えられるため
専門業者に相談するのがおすすめです。
食洗機のトラブルで最も多いのが水漏れです。
漏水エラー表示が出ている場合も
水漏れの可能性が高いので
運転を停止させて原因を探しましょう。
まずは給水・排水ホースの接続を確認します。
ホースに亀裂や水漏れが見られた場合は
業者に交換を依頼しましょう。
ホースに異常がない場合は
パッキンの劣化が考えられます。
歯ブラシなどで手入れをしても水漏れが
直らない、または破損している場合は
業者に交換を依頼しましょう。
食洗機に表示されるエラーコードは
メーカーや機種によって異なります。
番号が表示されるものからランプの
組み合わせによって、エラー内容を
表示するものもあります。
取扱説明書を確認してエラー内容と
対応方法をチェックしましょう。
取扱説明書にないエラー表示の場合は
故障の可能性も考えられます。
電源を再度入れ直しても直らない場合は
メーカーや業者に修理を依頼しましょう。
食洗機から異音がする場合は
食洗機内で物が巡回していないか
残菜フィルターが汚れていないか
確認しましょう。
そのどちらでもないのに運転が
大きくなったり異音がする場合は、点検が
必要となるため業者に見てもらう
ようにしましょう。
衝撃音がする場合は、ウォーターハンマー
現象の可能性もあるため、
水撃防止器を設置すると良いでしょう。
トラブルを防止するためには定期的な掃除が
必要不可欠です。
正しい掃除方法と掃除の際の注意点を
確認しておきましょう。
カビや悪臭の原因となる残菜フィルターは
食器に残った汚れや残菜が溜まる場所です。
食洗機を使用した後は
すぐに掃除する習慣をつけましょう。
残菜フィルターは取り外して残菜を捨て、
フィルターを水ですすぎながら
歯ブラシでこすって汚れを落とします。
残菜フィルターの下に溜まった汚れも
一緒に取り除いておきましょう。
食洗機本体の掃除は月に1回程度が
理想です。
水で濡らしてよく絞った柔らかい布で
ドアや枠、縁の汚れを拭き取りましょう。
庫内掃除はクエン酸や専用洗剤を入れ、
お手入れコースまたは
標準コースで運転させます。
この時食器は入れないようにしましょう。
また、掃除のために庫内に水や
お湯を入れるとエラーや水漏れの原因と
なるので注意が必要です。
回転ノズルの汚れは洗浄力低下の
原因になります。
本体の掃除と一緒に月1回のペースで
掃除を行いましょう。
回転ノズルは本体から取り外し、水を溜めた
桶やバケツに入れてゆすり洗いをします。
汚れが落ちにくい場合は歯ブラシなどで
優しく擦って落としましょう。
食洗機は洗い物を代わりに行ってくれる
便利な設備ですが、機械なので
トラブルが発生する可能性は避けられません。
そのため、突然のトラブルに備えて
対処法を知っておくことが大切です。
また、定期的な掃除を行うことで
ある程度トラブルを防止することができます。
食洗機を取り入れる際は
起こりうるトラブルと掃除方法を
確認した上で食洗機を選びましょう。
