お風呂リフォーム
目次
湿気が高く、皮脂汚れや石鹸カス
などで汚れやすい浴室は、
こまめな掃除が欠かせません。
中でもお湯を溜める浴槽は特に
汚れやすく、手入れするのも大変です。
また、浴槽に汚れがこびりついたり
薬剤で変色すると浴室全体が
清潔感に欠けた印象がついてしまいます。
そんな浴槽におすすめなのが
コーティング施工です。
清潔な浴槽を保つためにおすすめな
浴槽コーティングについて解説します。
ではまずは実際にどういったものかを
解説しましょう。
浴槽コーティングは名前の通り、
浴槽に塗料を塗ることで
浴槽に更なる効果を付与することです。
これには2つの種類があり、
一つは傷や色落ちなどで劣化した浴槽を
元の綺麗な状態に戻すことを
目的に行われる再生コーティング、
一つはまだ傷や汚れの少ない浴槽を
守ることを目的に行われる
保護コーティングです。
まずは1つ目、再生コーティングの
メリットやデメリットをチェックしましょう。
再生コーティングの最大のメリットは、
新しい浴槽に入れ替える場合よりも
、費用を抑えて傷や色落ちを修復できる点です。
また、塗料の色は好みで選ぶことができるので
浴槽や浴室の色を変えることができる
といったところもメリットだと言えるでしょう。
この施工のデメリットとして浴槽の劣化の
状態によっては、費用が高くなる
場合もある点が挙げられます。
塗料の独特な臭いも人によっては
デメリットとなってしまうでしょう。
劣化状態が激しい場合や浴槽が
古い場合は、新しいものに入れ替える
ことを検討した方が良いでしょう。
次に保護コーティングをチェックして
いきましょう。
保護コーティングを行えば、傷や汚れ
から浴槽を守れるため、掃除が楽に
なるのがメリット。
また、使用される塗料は透明なので
浴槽の色味を変えることなく、
施工できるというのも良い点でしょう。
色味を変えられないことは、浴槽の色を
変えたい人にとってデメリットとして映ります。
浴槽の色を変更したい場合は
別途塗装工事を行わなければなりません。
また、既に酷い汚れが見られる場合や
劣化が見られる場合は
効果をあまり受けられないため
再生コーティングを行う必要があります。
保護コーティングに使用されるものの素材には
特徴の異なる3つの種類があります。
まずは最も一般的になっている
フッ素系樹脂塗料です。
費用が最も安く、取扱業者も多いため
手軽に依頼できるのが魅力となっています。
施工によって浴槽に撥水効果と
防汚効果を付与することができ、
その持続期間は3ヶ月〜2年ほどです。
この持続期間は他に比べると短いため、
長く効果を持続させたい場合は
他の種類を選ぶと良いでしょう。
シリコン系樹脂は他に比べて分厚く、
フッ素系樹脂よりも硬いのが特徴です。
フッ素系樹脂よりも費用が高いのが
欠点ですが、その分持続期間が
2年〜5年と長くなります。
また撥水効果と防汚効果に加え、
浴槽に傷がつきづらくなる効果もあります。
浴槽を最も長く綺麗に保ち続けられる
のがガラス系樹脂です。
その持続期間は5年と言われており、
撥水効果と防汚効果はもちろん
防傷、防カビ、耐熱、抗菌など
様々な効果を付与できます。
デメリットは取扱業者が限られていること。
そしてガラス素材であることから
水滴を放置すると水垢が発生しやすくなるのが
デメリットです。
再生コーティングの場合は
浴槽だけで10万円前後、浴室全体で
10万円〜20万円が相場です。
保護コーティングの場合は
浴槽のみで2万円〜6万円程度、
浴室全体で3万円〜6万円程度となっています。
これらの金額はあくまで一例で、
浴室や浴槽の状態はもちろん、大きさや
使用する材料の違いでも費用は異なるため
事前に確認しておくことをおすすめします。
汚れやすく、劣化が目立ってしまう浴槽や
浴室にはコーティング施工がおすすめです。
変色や傷を塗装により修復したい場合は
再生コーティング、カビや汚れを防ぎたい場合は
保護コーティングを行いましょう。
後者で使われる素材には3つの種類あり、
それぞれで特徴や効果が異なります。
目的にあったコーティングを選んで
長く使える浴槽にしましょう。
