キッチンリフォーム
目次
黒といえばスタイリッシュで
クールな印象を持つ人が多いでしょう。
そんな黒を取り入れた水回りは高級感に溢れ、
ホテルライクな空間を簡単に作ることができる
というメリットがあります。
しかし、そんな黒色の水回りは
他の色にないようなデメリットも発生します。
黒色の水回り設備を採用した際に
発生するデメリットとそのデメリット対策、
そして黒色設備に合う
カラーの組み合わせなどをご紹介します。
まずは黒の水回り設備を選ぶことで
どのようなデメリットが考えられるのか
見ていきましょう。
黒の水回り設備最大のデメリットは
水垢が目立ちやすいことです。
水垢は水回りで最も発生しやすい
汚れのひとつで白っぽい汚れのため
黒の水回り設備ではかなり目立ってしまいます。
他にも石けんカスや洗剤残りなどが
目立ちやすいのもデメリットです。
黒は存在感の強い色のため、
空間を重く狭く見せてしまいます。
視覚的に広く見せることができる
白い浴槽やキッチンのある空間と比べると
同じ広さであっても、
黒色設備を取り入れた空間の方が
狭く見えてしまうでしょう。
黒は汚れが目立ちやすい一方、
赤カビや黒カビといったカビは目立ちにくく
カビの発生に気づけない場合もあります。
カビの発生に気づかなければ
カビを放置してしまう可能性があるため
悪臭やアレルギー症状などの悪影響を
及ぼしてしまうかもしれません。
浴槽が黒の場合、リラックスのために
鮮やかな色の入浴剤を使用しても
お湯の色の変化がわからない
というデメリットがあります。
入浴剤でお湯の色の変化を楽しみたい方には
黒い浴槽は向いていないかもしれません。
様々なデメリットのある黒の水回り設備。
しかし、クールで高級感のある印象は
魅力的で、どうしても黒にしたい
と考える家庭もあるかもしれません。
黒色設備を選ぶ場合には
どのような対策を行えば
デメリットを抑えられるのかも
チェックしておきましょう。
こまめな手入れを習慣にすることで
目立ちやすい水垢や汚れの発生を
抑えることができます。
また、水回りを清潔に保つことにより
気づきづらいカビも抑制できるため、
黒色設備が放つ高級感を
損なわずにいられるでしょう。
黒色設備を取り入れることによって
空間が狭く見えてしまう場合は思い切って
間取りを変えるリフォームもおすすめです。
トイレや浴槽、洗面台が黒の場合は
ひと続きの3点ユニットバスに変更することで
空間を広く見せることができるでしょう。
間取りを変更するのが難しい場合には
壁、床などの一部分に白を取り入れて
空間の広がりを演出する方法もあります。
壁や床も黒にする場合は大きな窓を設けたり
明るい照明を組み合わせることで
圧迫感を抑えることができるでしょう。
黒色浴槽の浴室では入浴剤の代わりに
アロマキャンドルを使うと良いでしょう。
入浴剤と同じく香りを楽しむことができ、
リラックスできる空間づくりに役立ちます。
また、黒色浴槽では
アロマキャンドルの炎が映えやすく
幻想的な浴室を演出してくれるでしょう。
黒色設備を取り入れる場合、
色合わせに悩む方も多いでしょう。
黒色設備は他の色との組み合わせで
異なる雰囲気を演出することができます。
黒とダークブラウンの組み合わせは
シックで落ち着いた空間を作り出すのに
ぴったりの組み合わせです。
ダークブラウンと組み合わせるなら
黒色設備はツヤのないマットな色合いの方が
より落ち着いた印象になるでしょう。
クールでカッコいい空間が好みなら、
メタリックなシルバーや濃いめのグレーを
組み合わせてみましょう。
シルバーを取り入れるなら
水回りの素材としてよく使われるステンレスが
機能性にも優れているのでおすすめです。
黒色設備が放つ高級感を最大限に活かすなら
ゴールドとの組み合わせがベスト。
照明や収納の取っ手、シャワーヘッドや
トイレアクセサリーの一部などに
ゴールドを取り入れることで
グッと空間が引き締まり
高級感を演出することができます。
黒の水回り設備はクールでスタイリッシュな
高級感のある部屋を演出してくれます。
一方で汚れや水垢が目立ちやすい点や
他にも黒ならではのデメリットがあります。
これらのデメリットはこまめな手入れや
上手な色合わせで抑えることが可能です。
黒の水回り設備を選ぶ際は
デメリット対策や色合わせを考えて
黒色の良さをうまく活かしていきましょう。