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目次
夏が終わり、秋の始まりを迎える今日この頃。
秋は冬に向けたリフォームを行うのに
もってこいの季節だと言われています。
本格的な冬が来る前に水廻りの気になる部分は
リフォームしておきましょう。
ここでは今の時期がリフォームにおすすめな
理由と、寒さの厳しい冬を快適に過ごすための
水廻りリフォームについてご紹介します。
なぜ秋の時期がリフォームにもってこいと
言われているのかと言えば、それは外気温が大きく
関係しています。
リフォーム中は換気のため窓を開けたり、
搬入のためドアを開閉する機会が多く、
気温が高い夏や気温が低い冬は
外気温の影響を受けることで
ストレスを感じやすくなってしまいます。
しかし、気温のちょうど良い秋は
窓やドアの開閉が多くてもストレスが少なく、
職人も作業がしやすいため、リフォームに
おすすめの季節となっています。
秋に検討したい冬に向けて備えたい
リフォームのポイントを見ていきましょう。
寒さの厳しい冬は急激な温度差によって起こる
ヒートショックへの対策が必要となります。
大きく血圧が上昇・下降するヒートショックは
特に65歳以上の高齢者が起こしやすく、
脳梗塞や脳出血、心筋梗塞などに繋がり
最悪の場合死に至る可能性もある症状です。
ヒートショックでの年間の死亡者数は
交通事故の死亡者数よりはるかに多いと
言われており、香川県は県別のランキングで
1位になった過去があるほど
被害の多い地域となっています。
乾燥しがちな冬ですが、水回りでは
カビが発生しやすいためカビの対策も
しっかり行いましょう。
冬にカビが多いのもまた外気との
温度差が原因です。正確には温度差に
よって発生する結露がカビの原因となります。
冷えやすい浴室ではお湯を出すことで
急激に温度が上昇し、外気との温度差が
生まれて結露が発生します。
そしてその結露を放置することで
カビが発生してしまうのです。
ではヒートショック対策やカビ対策になる
冬におすすめのリフォーム。
その具体的な内容を見ていきましょう。
浴室に暖房機能を追加することで
入浴前に冷えた浴室を暖めることができます。
浴室を事前に暖めておけば、
入浴時の冷えを防止することができ
ヒートショックへの対策にも効果的です。
また、急激な温度の上昇を防ぐことができる
という点から結露の防止、カビの防止にも
役に立つと考えられるでしょう。
浴室暖房があれば冬の乾きにくい洗濯物を
すぐに乾かすことも可能です。
水廻りに窓がある場合は
窓から入ってくる冷気を防ぐための
断熱リフォームもおすすめです。
窓の断熱リフォームには
既存の窓に追加で内窓を設けたり、
既存の窓のガラスを複層ガラスに変更する
などの方法があります。
これらのリフォームは
断熱効果の向上と結露の予防だけでなく、
防犯対策になったり防音効果が高まるなど
他にも複数のメリットが見られます。
費用は高くついてしまいますが、
より暖かい家にしたい場合や
徹底的に対策したいという場合は
壁や床、天井などの断熱リフォームを
行うと良いでしょう。
断熱リフォームには建物全体を断熱材で覆う
外断熱工法と壁や床の内側に断熱材を詰める
内断熱工法の2種類があります。
壁や床の断熱リフォームを行えば、浴室暖房
などの暖房機器はもちろん、夏のクーラーも
効きやすくなるため光熱費の削減にも
役立ちます。
断熱リフォームで結露を防止することは
カビ対策に効果的ではありますが、
水廻りは湿気が多いため
それだけでは不十分な場合もあります。
そんな場合は防カビ塗装やコーティングを
施すリフォームがおすすめです。
防カビ塗装やコーティングを行えば、
湿気が多くカビの発生しやすい水廻りでも
発生や繁殖を抑制することができる上、
カビ以外の汚れ防止にも効果的なため
清潔な状態に保つことが可能です。
リフォームに適した秋の季節。
外気温の影響を受けやすい水廻りは
冬になると急激に冷え込み、
ヒートショックやカビの原因となる場所です。
ヒートショックの被害やカビの発生を
抑えるには、気温のちょうど良い今の時期に
冬に向けたリフォームを行うのがおすすめ。
本格的な冬を迎える前に断熱リフォームや
カビ対策リフォームを行なって
冬の水廻りを快適な空間にしましょう。