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目次
家にいることが増えた近年。
家に緑が欲しいと考えている人や
この機会に家庭菜園を始めたい
と考えている人も多いでしょう。
そんな人におすすめなのが
初心者でも育てやすいとされるハーブです。
料理にも活用できるハーブには
様々な種類と特徴があり
好みに合わせて選ぶことができます。
家庭で育てるハーブの種類と栽培の
際のポイント、ハーブを使った料理
などについてご紹介します。
ハーブは香りのある植物の総称で
昔から生活の様々な場面で活用されており、
その種類の数は1万を超えると言われています。
ハーブには一年で枯れてしまう一年草と
複数年にわたって枯れない多年草があり
初心者の方には植え替えの必要がない
一年草から始めてみるのがおすすめです。
ハーブ栽培を始めるには、まず必要な
ものを購入します。必要なのは以下の
8つのアイテムです。
・育てたいハーブの苗
・ハーブ用培養土
・鉢またはプランター
・鉢底ネット
・鉢底石または軽石
・軍手
・ビニールシートまたは新聞紙
はじめにハーブを鉢に植え付けます。
作業前に新聞紙などを敷いて
床が汚れないように注意しましょう。
鉢の底に鉢底ネットと石を敷き、上から
鉢の3分の1くらいまで培養土を入れます。
そして苗を取り出し、軽く根をほぐして
土をはたいてから鉢の中心におきます。
あとは苗にかからないよう鉢の2〜3cm下まで
土を入れたらたっぷりと水を与えましょう。
育てやすいハーブの種類を見ていきましょう。
まずご紹介するのはイタリア料理に
香り付けで使われることも多いバジルです。
バジルは丈夫な一年草で消化不良や
解熱にも効果があるとされています。
育て始めて草丈が20cmほどに伸びたら
先端を切りわき芽を伸ばすことで
収穫量を増やすことができます。
病気に強く発芽性の高いルッコラも
初心者におすすめの育てやすいハーブです。
ゴマのような風味と辛味が特徴で
花や蕾も食べることができます。
ルッコラは葉が10cm程に成長した時が
収穫時期で、多湿な環境を苦手とするため
水やりは土が乾いてから行いましょう。
ハーブと聞いてまずミントを思い浮かべる
という人も多いでしょう。
ハッカとも呼ばれるミントはガムや
飴などにも使われており、
スッキリとした香りが特徴のハーブです。
多年草ですが繁殖力が強く、
土がなくても育てられることから
育てやすいと言われています。
料理好きの方なら幅広く料理に使える
イタリアンパセリがイチオシです。
イタリアンパセリは冷凍もできて
ビタミンやミネラルも豊富です。
日当たりの良い場所で育てましょう。
収穫時期は葉が10枚以上になった時で
常に8枚程度の葉は残しておくことが大切です。
小さな葉が可愛らしいタイムは
インテリアとしてもぴったりのハーブです。
香味料に使われることも多く、
風邪や神経痛、むくみなどに効果が
あると言われています。
乾燥した環境を好むためキッチンで
育てる際は、葉が多くなりすぎないよう
こまめに切って、風通しの良い状態を
保ちましょう。
アロマオイルとしても使われるほど
香りの強いローズマリーは
集中力や記憶力を高める効果があったり
筋肉痛や動脈硬化対策にも
役立つハーブだと言われています。
キッチンで育てる場合は
こまめに窓を開けるなどして
風通しの良い環境を作ることが大切です。
ハーブ栽培で最も大切なのは
ハーブの特徴を知ることです。
前項でご紹介した通り、
ハーブには種類ごとに違った特徴があります。
乾燥した環境を好むものや
得意でないものもあり、
特徴ごとに育て方を工夫することが大切です。
温度や日当たり、水やりのペースや風通しは
ハーブの種類に合わせて
調整するようにしましょう。
キッチンで育てて収穫したハーブは
様々な料理に使うことができます。
ハーブといえばイタリア料理。
パスタやピザの香り付けに使えば
間違い無いでしょう。
ハーブの自然な風味を楽しみたいなら
サラダにするのがおすすめです。
トマトやサーモンと組み合わせると
より鮮やかで上品なサラダになるでしょう。
これからの季節にぴったりなのは
ハーブを使った爽やかなドリンクです。
疲労回復や夏バテ対策にも役立ちます。
爽やかな香りが特徴で料理にも
活用することができるハーブは、
家庭でも育てやすい植物です。
ハーブには様々な種類があり、
種類ごとに特徴は異なります。
特徴をしっかり把握して上手に
育てることができれば、生活にも
料理にも彩りが生まれるでしょう。