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目次
サステナブルな暮らしが注目されている近年。
オール電化住宅にするためにエコキュートを
取り入れる家庭も増えてきています。
しかしそんなエコキュートを
マンションに取り入れようとすると
様々な問題が生じてしまうでしょう。
ではマンションにエコキュートは
取り入れられないのでしょうか？
マンションにエコキュートを取り
入れるための方法と可能性、導入の
際の選び方についてご紹介します。
まずはそもそもエコキュートを取り入れると
どのようなメリットがあるのか
もう一度確認していきましょう。
エコキュートの最も大きなメリットは
やはりその節約効果。
最小限のエネルギーで効率よくお湯を
沸かすことができるため、光熱費を
グッと抑えることが可能です。
また省エネ効果があることから
経済的で、環境にも優しい設備
となっています。
マンションでリフォームを行う場合、
エコキュートの導入に限らず
管理組合の承認が必ず必要となります。
これはマンションの管理規約で定められて
おり、承認をもらわずに勝手に工事を
行なうことはできません。
また、マンションによっては
他にもリフォームに関するルールが
設けられている場合があります。
まずはマンションの管理規約を確認し、
リフォームに関する規約をチェックした上で
管理組合への申請を行いましょう。
エコキュートをマンションに導入する際、
管理組合への申請以外にも
懸念すべきポイントがあります。
これらの点をまずは押さえるべき
と言えるでしょう。
エコキュートを使用するには
貯湯タンクとヒートポンプユニット
2つの設備を設置しなければならないため
ガス給湯器と比べると
広いスペースが必要となります。
専用庭のあるマンションであれば
問題なく設置できるかもしれませんが
そうでない場合はベランダに設置する
ケースがほとんどでしょう。
ベランダに設置するとなれば
今度は耐荷重の問題が出てきます。
設置を決める前に必ず設置場所の広さと
耐荷重を確認しておきましょう。
もう1つの懸念点が騒音問題です。
エコキュートが稼働すると
ヒートポンプユニットのファンが回転し、
低周波音を発生させます。
昼間であればあまり気にならない
かもしれませんが、物音のない夜間に
稼働させる際は注意が必要。
エコキュートの設置場所が隣家の
寝室の近くであったり、排気口に近い
場合は稼働音が伝わってしまい、
騒音トラブルに発展することも考えられます。
設置の際は設置位置を考えると同時に
制振材、防音シートなどを活用して
騒音トラブルを防ぐことが大切です。
以上の懸念点を考慮した上で
重要となる選び方を見ていきましょう。
まずはエコキュートのタンク容量を
選びましょう。
主流となっている貯湯ユニットの容量は
370Lと460Lの2種類です。
容量の少ないものを選ぶとお湯切れを起こし、
自由にお湯を使うことができなくなるため
ここは慎重に考えましょう。
目安として4人家族の場合は370Lあれば
十分だと考えられています。
二世帯住宅などで同居している家族が
多い場合、なにかとお湯を使う機会が
多い場合には460Lのものを選ぶと良いでしょう。
次に見ていきたいのが必要な機能です。
エコキュートには3種類の機能タイプがあり、
最もシンプルなのは給湯専用タイプ
最も機能性に優れているのがフルオートタイプ
そしてちょうどその中間に当たるのが
オートタイプとなっています。
給湯専用タイプは手動で
湯張りと足し湯を行うことができるタイプ。
オートタイプは湯張りのみ自動、
足し湯は手動であれば行うことができ
追い焚きなど他の機能の有無に関しては
選ぶ機種によって異なります。
フルオートタイプはその名の通り、
湯張りや足し湯、追い焚きなども
全て自動で行うことができるタイプです。
最後に確認しておきたいのが
設置場所とサイズです。
前項で述べた通り、エコキュートの設置には
充分な耐荷重のある広いスペースが必要。
再度になりますが、設置場所を確認して
おくことはもちろん大切ですが、エコキュートの
サイズや重量を確認しておくことも大切です。
近年ではマンション用にコンパクトなサイズの
エコキュートも登場しています。
設置場所とエコキュートの両方を
確認した上で購入するようにしましょう。
最小限のエネルギーでお湯を沸かせる
エコキュートは、光熱費の節約に
役立つ環境に優しい設備です。
そんなエコキュートはマンションでも
取り入れることが可能ですが、
管理組合からの承認が必要となり
設置場所や騒音問題といった
懸念点が発生します。
事前にマンションの管理規約を確認し、
防音対策を考えた上で
設置場所を確保してから取り入れましょう。
