キッチンリフォーム
目次
食器を洗う時に使うスポンジは
清潔に保つためにも手入れが必要。
普段食器用洗剤をつけて使用するため
あまり汚れている印象はないかもしれませんが
食べカスや水がついたままでは
細菌にとって絶好の住処となります。
大量の細菌が付着したまま食器を洗うと
汚れが落ちるどころか、病気の原因と
なってしまうことも考えられるでしょう。
食器洗いに使われるスポンジの種類と
その手入れ方法をご紹介します。
はじめにキッチンスポンジに使われる素材と
その特徴を見ていきましょう。
食器洗いに使われるスポンジの中で
最もメジャーなのが
軟質ウレタンフォームという素材。
触り心地が柔らかいため
食器に傷をつけることなく洗える素材で
泡立ちの良い目の細かいものと
水切れの良い目の粗いものがあります。
乾いていると硬く、水に濡らすと柔らかく
なる特徴を持つのがセルロースという
素材です。
天然繊維が原材料であることから
地球に優しい素材とも言われており、
水だけでも汚れを落とせます。
また、吸水性に優れているため
台拭きの代用品としても役立ちます。
マスクの素材としてよく耳にするようになった
不織布もスポンジに使われています。
不織布だけでできたスポンジよりも
他の素材と組み合わさったものを
見ることの方が多いでしょう。
研磨剤が入ったハード不織布は
厄介な汚れや焦げを落とすことができ
柔らかいソフト不織布は
食器を傷つけずに汚れを落とせます。
吸水性と速乾性に優れたマイクロファイバーは
キッチンの台拭きとして使われることが
多くなっていますが最近では
スポンジの素材としても使われています。
泡立ちはあまり良くありませんが、
水だけで汚れを落とすことができ
他の素材より薄いため手にフィットしやすい
というメリットがあります。
最近注目されているのが吸水性のない
シリコン製のスポンジです。
汚れがスポンジに残らないため、
臭いを気にすることもなく
衛生的に長く使うことができます。
しかし泡立ちは良いとは言えないため
食洗機の予洗いとして使うのがおすすめです。
次にスポンジの形状による違いを
見ていきましょう。
最もシンプルな1層タイプは
1種類の素材だけで作られたもの。
シリコンスポンジはほとんどが1層で
ウレタンやセルロースのスポンジも
1層のものは多く販売されています。
反対に不織布スポンジの1層タイプは
あまり多くありません。
セルロースやウレタンに不織布がついた
2層のスポンジは使っている方も多いでしょう。
両面に異なる素材を使用している
ことから、洗う食器の素材や
落としたい汚れの種類によって
使う面を使い分けることができる
という特徴を持っています。
目の細かさが異なるウレタンと不織布で
3層になったものや、セルロースとウレタンと
不織布で3層になっているタイプ。
目の細かさが異なるマイクロファイバーの
間にウレタンが入っているタイプなどが
販売されており、2層より細かく
使い分けができるのが特徴です。
ウレタンをポリエステルのネットや
マイクロファイバーで包んだタイプです。
ウレタンの特徴を持ちながらも
ネットやマイクロファイバーで包むことで
へたりにくくなっており、
扱いやすいというメリットがあります。
では、実際にスポンジを手入れする方法を
チェックしていきましょう。
使用後のスポンジを軽く洗った後、
絞って水気を切ってから除菌効果を
持っている食器用洗剤をスポンジにつけ、
泡立つようにしっかり揉み込みます。
そのまま次に使うまで
置いておくだけで除菌ができます。
まず75度〜90度の熱湯とスポンジ、
耐熱容器を用意します。
耐熱容器にスポンジを入れ熱湯を注ぎ、
1分ほど放置しましょう。
その後スポンジを取り出して冷水で覚まし、
硬く絞って乾燥させれば完了です。
スポンジは手入れを行っていても
毎日使っていると汚れが染み付いて
へたってきてしまいます。
そうなると洗剤や熱湯では汚れが
落とせなくなり、洗浄力も落ちて
しまいます。
そのため、汚れを残さないシリコンス
ポンジ以外は3週間に一回を目安に
交換するようにしましょう。
食器洗いに使われるスポンジには
様々な種類や形状があり、
それぞれが異なる特徴を持っています。
そしてスポンジを使って
食器洗いをおこなうのであれば
スポンジ自体を清潔に保つことが大切。
定期的に手入れや交換を行って
清潔なスポンジで食器洗いをしましょう。
