キッチンリフォーム
目次
火力が強く、幅広い調理を行うことができる
ガスコンロは万が一停電した場合でも
使うことができる便利な設備です。
一見、設置は難しそうなガスコンロですが、
やり方やポイントを押さえれば
自分で行うことも可能です。
ガスコンロの設置を自分で行う際に
必要な知識と、設置方法について
ご紹介します。
冒頭で述べた通り、ガスコンロの設置は
自分で行うことも可能です。
しかし、ガスコンロの種類によっては
設置が難しいものも。
基本的に据え置き型、テーブル型と呼ばれる
ガスコンロはDIYでも設置が可能ですが
システムキッチンに組み込まれる
ビルトイン型は資格が必要となるため
専門業者に依頼する必要があります。
ここでは、据え置き型を設置する前提で
解説していきます。
ガスコンロの設置には本体と
ガス栓に接続するためのゴム管そして
ゴム管を固定するためのバンドが必要です。
ガス栓にはゴム管がそのまま接続できる
ホースエンドと専用のソケットが必要となる
コンセントというタイプがあります。
ガス栓に赤い線があればホースエンド、
なければコンセントとなっており
コンセントの場合は専用のソケットを
用意しておきましょう。
ホースエンドのガス栓の場合は
設置が非常に簡単です。
まず、ゴム管をガス栓の赤い線まで
しっかりと差し込みます。
そしてゴム管とガス栓をバンドで固定します。
同じようにガスコンロの左上側面にある
ガス栓にゴム管を差し込みバンドで固定すれば
設置が完了です。
ホースエンドに比べるとコンセントのガス栓は
少し複雑な設置方法となります。
まずはゴム管にソケットを取り付けます。
ゴム管に付属の塩ビチューブを通して
ゴム管をソケットにしっかり差し込みます。
塩ビチューブを上にずらし、
ソケットの蓋をしたら熱湯をかけて
ソケットを固定しましょう。
あとはソケットのついたゴム管を
キッチンのガス栓にカチッとなるまで差し、
ガスコンロ側はホースエンドと同じように
ゴム管を直接差し込みバンドで固定します。
ガスコンロの設置は自分でも行えるため
特別難しいものでありませんが、
注意点がいくつかあります。
ガスコンロを正しく設置するためには
家庭に合った種類のコンロを
選ばなければなりません。
コンロを選ぶ際、必ず確認しておく
べきなのがガスの種類。
LPガスあるいは都市ガスのどちらが
家庭で使用しているガスかを確認して
それに対応するコンロを選びましょう。
ガス管も白が都市ガス、オレンジがLPガスと
対応するガスの種類が異なるので
間違わないよう注意が必要です。
火を扱うガスコンロは安全のため、
火災予防条例によってコンロ周りの壁や天井と
十分に距離を取るよう定められています。
具体的な距離としては壁が可燃性の場合、
コンロ周りの壁からは15cm以上、
天井からは100cm以上
コンロを離さなければなりません。
十分に距離を取ることが難しい場合には
防熱板を設置するという方法もあります。
次にコンロと周囲の壁との距離が
十分に取れない場合に役立つのが
防熱板です。
防熱板とは熱を遮断することで
火災を防ぐ役割を持った板のこと。
コンロ周りの壁が木材やコンパネ、
壁紙などの場合に使われる道具で
ホームセンターや最近では通販でも
購入することが可能です。
コンロと合わせて防熱板を設置する際の
方法も確認しておきましょう。
防熱板には立てかけるタイプや
コンロに接続するタイプ、
壁に打ちつけるタイプなど
様々なものが販売されています。
説明書をよく読んで取り付けましょう。
立てかけるタイプ以外は基本的に
工具を使って設置するものとなっています。
安全のために取り付けるものなので、
工具の扱いに慣れていない場合や
少しでも自信がない場合は
業者に設置を依頼するのがおすすめです。
調理に便利なガスコンロは
ガスや火を扱うため危険な設備とも言えます。
自分で設置する際はコンロ選びから
設置場所の確認、設置方法まで
しっかりと把握した上で慎重に行いましょう。
ビルトイン型を設置する場合や
いまいち設置に自信がない場合は
業者に依頼して設置してもらうのが安全です。
事故を未然に防ぐためにもガスコンロの設置は
安全な方法で行うようにしましょう。