洗面所・脱衣場リフォーム
目次
雨の日や花粉の多い日など
外で洗濯物を干すのが難しい日に
便利なのが浴室乾燥機です。
浴室乾燥機があれば、洗い忘れていた衣類や
洗濯物がベランダから溢れてしまった場合も
浴室に干してすぐに乾かすことができます。
そんな便利な浴室乾燥機ですが、
いざ稼働させた時に動かなかったり、
うまく乾かないなどのトラブルが発生すると
生乾きの原因となることも。
そんな事態を防ぐためにここでは
浴室乾燥機のトラブルと対処法について
詳しく解説します。
浴室乾燥機で発生しうるトラブルと
その対処法をチェックしていきましょう。
いつも通り浴室乾燥機を稼働させようと
リモコンを操作しても電源が入らない場合、
リモコンとブレーカーの確認が必要です。
リモコンが手持ちタイプの場合、
リモコンの電池が切れていないか
電池が正しい向きで入っているかを確認し
本体に向けて再度操作を行いましょう。
それでも電源が入らない場合は
ブレーカーの確認を行います。
ブレーカーの電源が入っていて、
かつリモコンにも問題がない場合には
故障が考えられるので購入した店舗、
あるいはガス会社などの専門業者に
相談するようにしましょう。
浴室乾燥機には冬場に嬉しい
暖房機能が付いていますが、
暖房を選択しても浴室が
暖まらない場合は、
設定や浴室の環境を再度、
確認する必要があります。
まずは温度設定を確認しましょう。
温度の高さや風量の強さに問題がなければ
次に暖かい空気を逃さないよう窓やドアが
閉まっていることを確認します。
どちらにも問題ない場合は
フィルターの目詰まりが考えられるため、
浴室乾燥機のフィルターを掃除しましょう。
また、ガス温水式の浴室乾燥機の場合は
暖房水の不足や他の温水暖房機器と
併用することでも暖まりづらくなる場合が
あるため注意が必要です。
浴室乾燥機が稼働しているにも関わらず、
浴室に干した洗濯物がなかなか乾かない
場合も、窓やドアが開けっ放しになって
いないか、またはフィルターが目詰まり
していないかを確認するようにしましょう。
どちらにも当てはまらない場合は
洗濯物の干し方に問題がある、
または残り湯により乾燥に時間が
かかっている可能性があります。
洗濯物同士は間隔を空けて干し、
浴室内の残り湯は抜いて
極力水気のない状態にすることで
乾燥させやすくなるでしょう。
浴室乾燥機から異音がする場合は
音によって考えられる原因が異なるため
音をよく聞いておく必要があります。
“ピシッ”や”パキッ”という異音が
運転開始時や停止時に鳴る場合は
温度変化が原因のため故障ではありません。
運転中に鳴る場合は、フィルターが
ずれている可能性があるため調整しましょう。
“キシキシ”や”キュルキュル”という音なら
モーター内部品の劣化が考えられます。
“コトコト”という音が運転切り替え時に
発生する場合も故障ではありません。
浴室乾燥機をつけたときに色付きの水が
落ちてくる場合は入浴剤が原因と
考えられるでしょう。
浴室乾燥機が入浴剤の成分を含む湯気を
吸い込んで内部が結露し、その結果
色水が落ちてくることがあります。
入浴剤の使用は種類によって
浴室乾燥機や給湯器の劣化、
あるいは故障に繋がる可能性があるため
説明書などをよく読み注意しておきましょう。
浴室乾燥機のトラブルが起こる原因の1つとして
寿命が近づいていることが挙げられます。
浴室乾燥機の寿命は10年程度ですが
使用環境や使い方によってはそれより早く
寿命が訪れる場合もあるでしょう。
特に冬場は熱源機が凍結する可能性が
あるため、長時間使用しない場合でも
電源は切るのはNG行為です。
凍結してしまうと浴室乾燥機や熱源機の
故障やトラブルに繋がる恐れがあります。
トラブルがどうしても改善できない場合や
浴室乾燥機が寿命を迎えている場合には
交換が必要となります。
ここで浴室乾燥機の交換にはどのくらいの
費用がかかるのが確認しておきましょう。
電気式の浴室乾燥機であれば、
本体価格と工事費用を合わせて
10万円〜20万円が目安となっています。
ガス式の場合は20万円〜30万円程度。
費用は選ぶ本体の性能や施工業者によって
異なるため上記はあくまで参考程度に
考えておくと良いでしょう。
家庭にあると便利な浴室乾燥機ですが、
寿命が近づいていたり使い方が間違っていると
様々なトラブルを引き起こすことがあります。
浴室乾燥機にトラブルが発生した際は
浴室の状態や乾燥機本体の状態を見て、
問題がないかを確認し対処しましょう。
