お風呂リフォーム
目次
汚れを落して体を温め、疲れを癒やし
リラックスするために必要となる浴室。
そんな浴室を解体する場合、どのくらいの
手間や費用が掛かるのでしょうか。
こちらでは浴室の種類別解体方法と、
そのために必要な参考費用など
浴室の解体についてご紹介します。
そもそも浴室の解体はどのような
タイミングで行うものなのでしょうか。
浴室の解体は、浴室をリフォームする
タイミングで必要となります。
例えば在来浴室からユニットバスに
リフォームする場合、浴室を含む間取り
変更を行う場合などは、一度浴室を解体
してから再度組み立てるという工程が
必要となります。
在来浴室とは浴室に必要な全ての
パーツをオーダーメイドで選ぶことが
できる浴室です。
浴室へのこだわりがある家庭には
人気の種類となっています。
ではそんな在来浴室の解体作業とは
どのような方法で行われるのでしょうか?
まずは解体の準備から入ります。
止水栓を閉め、水が出ないことを確認してから、
周辺を傷つけないための養生が行われます。
浴槽の運搬などが必要となるため、
養生は玄関までしっかりと行います。
次にはつりと呼ばれる作業を行います。
はつり作業とは穴を開けたり削ったりして、
解体を行う作業のことを指します。
浴室では始めに壁や床のはつりを行います。
壁のタイルを剥がしたり、壁についている
給湯器のリモコンなどを取り外す作業です。
壁や床のはつりが終わり、浴槽が運び出せる
状態になったら浴槽を解体して運び出します。
浴槽を運び出したら排水管が剥き出しに
なるため、ゴミが入らないよう
ビニール袋などを使って蓋をします。
壁や床、浴槽といった大まかな部分の解体が
完了したら、あとは天井や浴室ドアなど
その他の部分を解体していきます。
ここまで行うと浴室はほぼ何もない
状態になります。
ここまでの作業でも丸一日かかるため、
新たな浴室の組み立てなどは
翌日から行われるのが一般的です。
ユニットバスとは壁や床をはじめ、
天井や浴槽が全てがセットとして作られている
現在主流となっている浴室です。
組み立てやすく安価なユニットバスですが
解体はどのように行われるのでしょうか?
解体の準備はユニットバスであっても
在来浴室の場合と同じく、止水栓を
閉め養生を行ないます。
解体の準備は浴室の種類に関係なく
必要な工程です。
次に細かなパーツから解体を行っていきます。
ドアや水栓、リモコン、照明、鏡、換気扇
といった細かいものをまずは解体します。
細かいパーツが全て解体できたら
次に浴槽をバラします。
ユニットバスは在来浴室とは異なり、
ビスで固定されているだけになるため、
簡単に外すことができます。
細かなパーツと浴槽が解体できたら
次に壁と床を解体します。
壁はパネルが固定されているだけの
場合がほとんどなので、固定ビスと
接着に使われているコーキングを
切って外していきます。
床は配管と固定されている場合が多いため
切り離して解体します。
全てを解体したら清掃と補修を行います。
再度一部のパーツを利用する場合は
パーツの裏側のカビなども取り除き、
再度利用できる状態にします。
古いユニットバスなら
床に劣化が見られる場合も多いため
同時に補修工事が必要となります。
ではここで各浴室の解体工事にかかる
費用をチェックしていきましょう。
なお、以下は参考費用となるため、
実際の費用は業者に確認する必要が
あります。
浴室の解体には浴室の種類に関係なく
養生費用、解体費用、廃材処分費用の
3つが必要となります。
養生費用はどちらも同じ3万円前後が
目安となっていますが、
解体費用と廃材処分費用は浴室の種類と
浴室の広さによって異なるため、確認が
必要です。
様々な素材を使って作られる在来浴室は
使われる素材によって費用が異なりますが
廃材処分費を含めて15万円〜30万円が
目安となっています。
時間も手間もかかるため、
基本的にはユニットバスよりも多くの費用が
必要になると思っておいた方が良いでしょう。
壁や床、浴槽や細かなパーツまで全てが
セットとして組み立てられている
ユニットバスの解体費用は、
廃材処分費を含めても10万円〜15万円と
在来浴室より安くなっています。
同じ素材で作られていることや
取り外しがしやすいことが
在来浴室より安く済む理由です。
大きな浴室リフォームを行う際や
間取り変更を伴うリフォームを行う際、
浴室の解体が必要となります。
浴室の解体方法と解体費用は
浴室の種類によって異なるため、
事前に確認しておくことが大切です。
手順や費用を把握しておけば
解体工事がスムーズに進められるでしょう。