キッチンは”床”が大切！おしゃれで快適な「床材」の種類とは？

お部屋の印象を大きく左右する床。
最近では、リフォームやDIYでお部屋に
よって床のデザインを変えるという人も
増えてきています。

今回は料理中の汚れや洗い物の
水はねなど、他の部屋に比べて
気になる点が多い「キッチンの床材」
についてお話ししていきたいと思います。

［キッチンに最適な床材の特徴］

先にも述べた様にキッチンの床には、
他の部屋にはない問題点がいくつか
挙げられます。

デザイン性ももちろん重要ですが、
機能面ではどのような床材が
キッチンに向いているのでしょうか。

・足が疲れない

料理をする時も、洗い物をしている間も、
立ちっぱなしで毎日利用する場所です。

冷たい床や硬すぎる床では、足に負担を
かけてしまいますね。楽しく料理をする為にも
足が疲れないというのは大事な
ポイントになります。

・転倒しにくい

食器を持ったまま、つまずいて転倒
してしまうと非常に危険です。

お気に入りの食器を割ってしまったり、
割れた食器で怪我を負ってしまう
可能性もあります。

滑りにくく、食器を落としてしまっても
割れにくい安全な床材を選びましょう。

・手入れのしやすさ

油はねや水はねが頻繁なキッチン。
臭いやカビの原因になる可能性もあるので、
できれば毎日お手入れしたいものです。

汚れや水分が拭き取りやすく、食べ物が
溝や隙間に挟まらない床材の方が
手入れが簡単で便利です。

Colorful hexagon tiled textured background

［キッチン床材のおすすめの種類と特徴］

では、以上の特徴を踏まえ、
キッチンに向いている床材には
どのような種類があるのでしょうか。

機能性、デザイン性、メリットと
デメリットなどを比較しながらご紹介します。

・タイル

お風呂の床など水回りによく使われて
いるタイルは、耐水性、耐久性に優れており、
汚れもサッと拭き取れてお手入れも簡単です。

冬場は冷たくなりますが、熱伝導率が高く、
床暖房機能を付与して冷えを防ぐことも
できます。

タイルの中でも「フロアタイル」というプリント
デザインのタイルや、「テラコッタタイル」
という土を素焼きにしたタイルが人気です。

フロアタイルはデザインが非常に豊富で、
普通のタイルと違って冷えない
という特徴があります。

テラコッタタイルは土の独特な雰囲気、
そして使えば使うほど色が変わり、
風合いが増していくという特徴があります。

・クッションフロア

足が疲れにくく、食器を落としても
割れにくい、水が染み込みにくい
といった特徴があります。

タイルに同じく手入れも簡単ですが、
家具の跡が残りやすい、
熱に弱いというデメリットもあります。

他の床材に比べ比較的安価で、
通販でもフローリング風や大理石風など
一目見ただけでは判断できない
クオリティのデザインや色が販売されています。

柔らかい素材でできており、ハサミやカッターで
カットが可能です。

その加工のしやすさからDIYにも
よく利用されているようです。

・フローリング

リビングやダイニングに使われることが多く、
掃除がしやすくダニが発生しにくい床材です。

フローリングは、複合フローリングと無垢
フローリングの二種類に分類されます。

一般的には複合フローリングの方が主流で、
耐水性などの機能性、デザイン性ともに
優れているという特徴があります。

価格はピンキリで、床暖房機能や
防音機能のついたものもあります。

対して無垢フローリングは天然木を
使用している為、調湿機能があり
湿気を吸収したり排出したりしてくれます。

複合フローリングに比べて費用がかかり、
メンテナンスの必要がありますが、
天然木の匂いや色の変化を
楽しむことができます。

・コルク

滑りにくく、遮音性、弾力性、保温力
があり、値は張りますが非常に機能的な
床材と言えます。

アルコール・アルカリ・酸にも強く、水分も
染み込みにくい為お手入れも簡単です。

安全面からお子様や高齢者がいる
ご家庭には人気があるようです。

一方デザイン性は低く、紫外線により
色が白っぽく変化してしまうのが
デメリットとして挙げられます。

また柔らかく肌触りの良いコルクですが、
その分傷がつきやすく耐久性に
欠けているという部分もあります。

【リビングデザインも考えてキッチン床材を選ぼう！】

今回は、キッチンの床材として一般的に
使われている4種類をご紹介しました。

それぞれの床材にメリットとデメリットが
ありますので、機能面で重視する
ポイントや部屋の雰囲気に合った
床材を探してみてくださいね。