お風呂リフォーム
目次
浴槽のリフォームを検討している
という方は、「FRP浴槽」をご存知
でしょうか。
浴槽には、ステンレスやホーロー
をはじめ大理石やポリウレタン
などがありますが、FRP浴槽は
ユニットバスなどの浴槽として
主流になっています。
では、そんなFRP浴槽の特徴や
メリット、デメリット、価格相場を
見ていきましょう。
FRP浴槽とは「FRP」という素材で
できた浴槽です。
そのFRPとは、
”Fiber Reinforced Plastic”
(ファイバー リーンフォースド プラスチック)
の略称です。
ガラス繊維強化プラスチックと呼ばれる
もので、一般的にポリエステルの
樹脂繊維とガラス繊維が混ざり
あったもののことを指します。
浴槽以外には、ボートやガスタンク
などにも使われている素材になっています。
FRPで作られた浴槽ですが、一体
どのようなメリットがあるのでしょうか。
まず、特徴として1番に挙げられるのが
“軽くて丈夫”というポイントです。
ステンレスなどは丈夫ではありますが、
重量が重いことがデメリットとなっています。
FRPはそのデメリットを解消し、さらに
耐久性や耐衝撃性を兼ね備えた
素材となっています。
軽量であることにより、木造の建物
でも重さを気にすることなく設置
することができます。
さらに防水性が高いことも特徴
としてあげられます。
その防水性は専門防水分野にも
FRP防水という工種があるほどです。
お風呂場という水気にさらされてる
場所にはピッタリの素材になっており、
防水リフォームの際にも利用されています。
FRP浴槽は、補修がし易いという
メリットがあります。
ヒビや割れ、サビなどが生じてしまった
場合にも、新しいガラス繊維と樹脂を
継ぎ足せば、その場で補修することが
可能です。
この補修の技術のことを”FRPライニング”
と言い、経年劣化後もこの補修を行う
ことで、新品同様の強度に戻すことが
できます。
そんなメリットの多いFRP浴槽ですが、
その素材の安さや工場での大量
生産により、比較的価格は安く設定
されています。
相場として、2〜3万円くらいからでも
購入できます。
浴槽としてFRP浴槽は、最もメジャーな
ものとされており、様々なメーカーで
取り扱っています。
加工しやすい素材であることから、
バブルバス、ジェットバスなどの
オプションがついたものや、肘掛けや
背もたれなど、体のことを考えた
形の浴槽もあり、カラーバリエーション
やデザイン、大きさなども非常に
豊富になっています。
メリットの多いFRP浴槽には、その一方
デメリットもあります。
他の素材を使った浴槽に比べ、
FRP浴槽は汚れが付くと目立ちやすい
というのがデメリットとして挙げられます。
表面が塗装されており、それによる
着色汚れや劣化による色あせが
生じます。
まだ新しいうちに浴槽コーティングを
したり、柔らかいスポンジでこまめに
掃除をするなどして浴槽に汚れが
付きにくい様、対策をしておく必要が
あります。
比較的安価とされているFRP浴槽
ですが、実際リフォームをするのには
どのくらいかかるのでしょうか。
おおよその価格相場を紹介しますので、
リフォームの際の参考にしてみてください。
FRP浴槽本体の価格相場は、
先述の通り、安価なものだと2〜3万円
くらいで、大きさやデザイン、オプション
機能の有無にもよりますが、高額な
ものだと30〜35万くらいになります。
一方、リフォームにかかる費用は
10〜50万とされています。
これは、もちろんリフォーム業者に
よっても異なりますが、もともと
付いている浴槽の重さや浴室の
状態によって大きく左右されます。
作業する人の数や、かかる時間
によってはかなり高額になってしまう
可能性もあります。
リフォームの際には、ネットでの見積もり
ではなく、専門家に現場を見てもらって、
見積もりを出してもらった上で
リフォームすることをおすすめします。
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FRP浴槽がどんなものか、おわかり
いただけましたでしょうか。
特徴やメリット、デメリット、かかる費用
など知らない事もいくつかあったのでは
ないでしょうか。
FRPは、浴槽の中でもメジャーとされている
素材ですので、浴槽の素材で迷ったときは
”FRP浴槽”を選びましょう。
きっとお好みの浴槽が見つかりますよ。