お風呂リフォーム
浴室は、家庭の中での水道使用率が
約40%以上と、最も多くの水を
使用している場所と言われています。
そのため、浴室をエコリフォームすると
水道代を大きく削減することができます。
上手に節約を心がけたい浴室の
エコリフォームについてポイントや内容、
利点などをご紹介します。
目次
まず、どのようなポイントが
エコに繋がるのかを見ていきましょう。
家庭の中で最も水を使用している浴室ですが、
使用しているのは水だけではありません。
お湯を沸かすために電力も使用しています。
この浴室で使っている水や電気の量を削減し、
資源の無駄遣いを減らして
それにかかる費用も抑えるというのが
浴室のエコリフォームのポイントとなります。
水を浄水したり、電気を作り出すためには
CO2を排出する必要があります。
このCO2は地球温暖化の原因とされており、
様々なところで節水や節電を行って
排出量を減らす対策がとられています。
家庭でも水や電気の使用量を減らし、
CO2の排出量を削減することが
エコリフォームの目的となっています。
では、実際にエコリフォームとは
どのような内容のリフォームなのでしょうか。
保温性に優れたお湯が冷めにくい浴槽や、
少ない水量で浴槽をいっぱいにできる浴槽に
交換するというエコリフォームもあります。
エコな浴槽に交換することで、
追い焚きの回数を減らすことができたり、
使う水の量を抑えることができます。
ベンチタイプと呼ばれる浴槽であれば、
節約以外にも浴槽の出入りがしやすい、
半身浴がしやすいなどのメリットがあります。
水栓の中には日本バルブ協会が定めた
節水・節湯基準を満たした
節水水栓というものが販売されています。
また、最近では節水効果のある
シャワーヘッドなども販売されています。
水栓やシャワーヘッドを
節水効果のあるものに交換することも
エコリフォームの一つです。
今では広く知れ渡っているエコ給湯器へ
交換するというリフォームもあります。
エコジョーズやエコフィール、
エコキュートなどのエコ給湯器は、
通常の給湯器より熱効率がよく、
たくさんのお湯を少ない燃料で
沸かすことができるため、
資源の節約につながります。
浴室の断熱性や機密性を高めることで
お湯の温度を保つようにする
エコリフォームもあります。
浴室の壁や床に断熱材を入れたり、
浴槽フタを断熱性に優れたものに交換したり、
浴室に窓がある場合、内窓や複層窓にするなど
断熱性、気密性を高めることで
お湯を冷めにくくし、
追い焚きをする回数を減らします。
では次に、エコリフォームをすると
具体的にどのような利点があるのか
ご紹介していきます。
水や電気の使用を抑えるエコリフォームは
光熱費の削減にもつながります。
特に水を多く使う浴室では効果が現れやすく、
一部を省エネ仕様のものに変えるだけでも
年間ではかなり節約することができます。
複数箇所を合わせてエコリフォームする、
湯量を減らす、入浴時間を合わせるなどの
工夫をすることで、さらに大きく
光熱費を節約することができます。
急激な温度変化によって血管が
ダメージを受けてしまうヒートショックは、
冬の浴室で発生しやすいと言われています。
高齢者になるとヒートショックによって、
命を落としてしまう可能性もあります。
特に冬の浴室は冷えやすく、危険です。
断熱性を高めるリフォームを行うことで
室内との温度差が小さくなり、
ヒートショックを抑制することができます。
エネルギーや資源の無駄を抑える
エコリフォームは環境に優しく、
温暖化の防止にもつながります。
また、環境に配慮したリフォームを行うと
補助金がもらえる制度もあるので、
設備をエコで新しいものに交換でき、
さらに補助金がもらえるエコリフォームは
一石二鳥なリフォームとなっています。
他にも省エネタイプの浴室乾燥機を導入する、
太陽光発電システムの導入などの
エコリフォームがあります。
省エネタイプの浴室乾燥機は、
風の循環方法や風力のバランスを調整し、
消費電力を抑えてくれます。
太陽光発電を導入すると、
自家発電により、電気代を抑えられます。
想像以上に多くのエネルギーや水を
使っている浴室。
浴室の設備を一つでも環境に優しい
エコなものに交換するだけで、
水道代や電気代の節約にも
CO2の削減にもつながります。
リフォームの際は、省エネな設備を選んで
経済的にも優しく、環境にも配慮した
バスルームにしましょう。