お風呂リフォーム
銭湯や温泉、エステなどにある
肌の美容や健康に効果があると
言われるミストサウナ。
そんなミストサウナですが、自宅の
浴室に設えることが可能です。
ミストサウナを後付けで浴室に導入する
際に必要な設備や費用について
ご紹介します。
目次
銭湯で見かける湿度が低く、温度の高い
サウナのことをドライサウナと言います。
一般的にサウナと言えば、
このドライサウナのことを指します。
ドライサウナは湿度10%〜15%
温度が70度〜100度となっており、
水風呂と併用すると全般的な体の不調に
効果があるサウナと言われています。
ドライサウナと対照的に湿度が高く、
温度は低めのサウナがミストサウナです。
ミストサウナは霧状の細かいミストを
発生させ、湿度を保ちます。
そのため湿度は90%〜100%となっており、
温度は40度くらいに設定されています。
こちらは美容や心を落ち着けるのに
向いているサウナとなっています。
美容に良いとされるのミストサウナは
肌を保湿してくれる効果があります。
約40度の温度設定になっているミストサウナは
肌を柔らかくして、水分が浸透しやすい
状態にしてくれます。
そこに細かいミストが当たることで
肌をしっかり保湿することができます。
ミストサウナは浴室全体を温めてくれるため、
入浴時間が短くなってしまう場合や
湯船に入らないという時でも
体を芯まで温めることができます。
また、ミストサウナは通常の入浴に比べて
約2倍の発汗作用があると言われています。
汗をかくことで新陳代謝もあがり、
リフレッシュ効果も期待できます。
ミストサウナは体への負担を抑えられる
というメリットもあります。
通常の入浴は、お湯に浸かる際の
水圧により体内に負担が掛かります。
また、ドライサウナは湿度が低いため、乾燥で
肌に負担があったり、息苦しさを感じます。
しかし、ミストサウナは水圧もなく
湿度も高いため、リラックスしながら
入ることができます。
ミストサウナを浴室に設置する場合には
様々な設備が必要になります。
熱源機とは、沸かしたお湯を循環させ
その熱を利用する機器です。
給湯器とは違い、熱を利用するもので
床暖房や浴室暖房などを稼働させるのに
必要な機器となっています。
熱源機の中には給湯機能の付いた
商品も販売されています。
ガス給湯暖房熱源機とは、
給湯機能の付いた熱源機です。
給湯暖房用熱源機で高温のお湯をつくりだし、
そのお湯の熱を放出させることで
熱源機としての役割を果たします。
そのため、暖房やミストサウナはもちろん、
湯張りや追い焚きなど給湯器としても
使用することが可能です。
ミストサウナの中には
熱源機を必要としない商品もあります。
壁掛けタイプで熱源機のいらない商品や
シャワーヘッドにミストサウナ機能が
付与されている手軽な商品もあります。
できるだけ工事費用を抑えたいという方には
熱源機不要のミストサウナがおすすめです。
壁掛けタイプのミストサウナには
外付けのものと内臓のものがあります。
費用はどちらも7万円前後となっており
大きな差はありませんが、
外付けの方が工期を短く抑えられます。
熱源機が必要な場合はこれにプラス
熱電気代と設置費用が必要となります。
マンションでは、外付けのものが
設置できない場合が多いので注意しましょう。
浴室リフォームを行う方や
埋め込んでスッキリ取り付けたい方には
天井埋め込み型がおすすめです。
費用は25万円前後となっており、
工期も1日近くかかりますが
浴室乾燥機能付きの商品も販売されており、
ユニットバスの交換などの浴室リフォームと
併せて設置されることが多くなっています。
最も安価で最も手軽に設置できるのが
簡易取付型のミストサウナです。
費用は5万円前後で、
浴室の水栓を分岐させるだけで
取り付けることができます。
しかし、そのためには水圧や性能など
取り付け条件があるため
事前に確認しておくようにしましょう。
ミストサウナは体に優しく、
リラックス効果やリフレッシュ効果など
様々な効果がある魅力的な設備です。
肌や髪の乾燥が気になる人や
体が弱い人、ストレスが溜まりやすい人
にもおすすめとなっています。
この機会にミストサウナを導入して、
入浴の時間をより良いものにしましょう。
