お風呂リフォーム
目次
皆さんは「ハーフユニットバス」という
浴室をご存知ですか。
ユニットバスは知っていても
ハーフユニットバスは知らないという方が
ほとんどなのではないでしょうか。
ハーフユニットバスとは、
浴室をつくる方法のひとつです。
在来工法の浴室やユニットバスとは違う
ハーフユニットバスをご紹介します。
ハーフユニットバスは、他の2種類の浴室と
具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
簡単に言うと、
”在来工法とユニットバスのハーフ”です。
壁や天井などの浴室の上半分は後付けで
自由にデザインできるようになっており、
床や浴槽など、浴室の下半分は
ユニットバスのように工場で組み立て
られています。
在来工法の浴室のデザイン性と
ユニットバスのメンテナンス性を
ひとつにした浴室とも言えるでしょう。
在来工法の浴室とユニットバスの
いいとこ取りをしたハーフユニットバスには
以下のようなメリットがあります。
前述の通り、ハーフユニットバスは
壁や天井など上半分の素材やデザインを
自由に変更することができます。
そのため、自分の思い通りに浴室を
つくることができるというメリットが
あります。
デザインにこだわりのある家庭で
よく使われております。
浴室をリフォームするにあたり
サイズが変更ができるというのは
大きなメリットとなります。
1坪や1.25坪の基本の大きさに加え、
サイズをオーダーメイドできるタイプの
商品もあります。
浴室が出っ張っていたりして
ユニットバスが設置できない場合も
ハーフユニットバスを設置することは
可能です。
ドアや浴槽の位置を変更することも
できるので使い勝手の良い位置にしたり、
バリアフリーな浴室にすることもできます。
一方で、以下のようなデメリットもあります。
ハーフユニットバスは、自由にデザインを
変えられることがメリットのひとつですが、
デザインにこだわれば、こだわるほど
費用が高くなってしまいます。
リフォーム全体の金額としては、
55万円〜200万円ほど必要となり
使用する素材によって費用は前後します。
特に浴室にこだわりはないという方は、
費用が安く済むユニットバスの方が
良いかもしれません。
ハーフユニットバスの下半分は、
ユニットバスと同じ構造になっていますが
ユニットバスより防水性に劣ります。
ユニットバスでは、防水パンと呼ばれる
水の受け皿を使用しています。
しかし、ハーフユニットバスでは
コーキングによって防水処理を行うことが
多く、防水性は劣ります。
また、防水性の低い、壁や天井には
別途、防水工事をした方が良いでしょう。
まだ認知度が低く、定着していない
ハーフユニットバスは、
取り扱っているメーカーが少なく、
バリエーションが多くありません。
自由に選べる壁や天井以外の部分は
限られたものの中から選ばなければならない
というデメリットがあります。
ハーフユニットバスのデメリットである
コストを下げるには
どうすれば良いのでしょうか。
リフォームのコストを下げる手段のひとつは
ハーフユニットバス本体の
価格を安く抑えるという方法です。
取り扱っているメーカーがあまり多くはない
ハーフユニットバスですが
一社のみというわけではありません。
各メーカーの各商品やサイズ、グレードなどを
比較して、自分が出せる金額の
ハーフユニットバスを選びましょう。
また、メーカーに値引き交渉をするのも
ひとつの手段です。
ハーフユニットバスのリフォーム費用が
高額になる最大の原因は
壁や天井に使用する素材です。
0.75坪の壁をタイルに変更した場合
およそ10万円前後、
同じく0.75坪の壁を木材に変更した場合
およそ50万円前後と
かなりの価格差が生まれます。
費用を抑えるには
使用する素材を別のものにしたり、
グレードを下げることを検討しましょう。
ハーフユニットバスがどのような浴室か
メリット、デメリットなど
おわかりいただけたでしょうか。
浴槽は安いものにしたいけど、壁の
デザインにはこだわりたいと考えている
人に、ハーフユニットバスはぴったりです。
浴室のリフォームを検討している方は
是非、ハーフユニットバスも
選択肢に入れて考慮してみてはいかが
でしょうか?