お風呂リフォーム
目次
浴室の空気を入れ替えて
カビや雑菌の繁殖を抑えてくれる
浴室換気扇。
浴室換気扇がもし劣化した場合、
使い続けたとしても換気効果が
発揮できません。
浴室は、毎日使うスペースなので
しっかりと換気を行いたいところです。
浴室換気扇の交換時期とそのサイン
についてご紹介します。
浴室換気扇には2種類のものがあります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
集合住宅に多く使われている
筒状に羽根が付いた換気扇です。
ダクトを通して換気を行うため
ダクト排出式とも呼ばれています。
天井に取り付けられており、
強風など風の影響を受けない
稼働音が静か、などの特徴があります。
壁に取り付けられたプロペラ型のものです。
こちらは在来工法の浴室が多い、
戸建て住宅によく使われています。
直接外に排気することから直接排出式とも
言われている換気扇です。
シロッコファンよりパワーがあるため、
たくさんの空気を一度に入れ替えることが
できるのが特徴です。
浴室換気扇の耐用年数は、8年〜15年と
されています。
もちろん、使い方や環境によって
壊れやすさは異なるので、
あくまで目安として考えておきましょう。
10年を経過すると目に見えていなくても
機能が低下していたり、
不具合が発生する確率が上がるため
交換をおすすめします。
また、浴室の他の部分が故障、劣化して
交換する場合にある程度の年数が
経過していたらあわせて交換しても
良いかもしれません。
浴室換気扇は、動きや音に不具合を
感じたら交換のサインです。
完全に換気機能が壊れたり、
換気が弱くなった時は、交換のサインです。
ファンが回っているのに風を感じなくなったり、
臭いやカビが気になるようになってきた
という場合は、モーターやファンの経年劣化や
換気扇の寿命が考えられます。
また、全く動かなくなったという場合も
故障や寿命が考えられるので交換しましょう。
ファンの回転音が急に大きくなったり、
通常と違う音がした場合も交換のサインです。
長く使用した換気扇には、
ホコリなどの汚れが蓄積してしまい
異音がするようになります。
カバーを開けて一度、中を掃除してください。
それでも直らなければ、
換気扇の寿命が考えられるので
新しいものに取り替えましょう。
換気扇が振動するようになった
または、振動音がするようになった場合は
交換をおすすめします。
振動は、ホコリなどによる経年劣化や
換気扇内の破損の可能性が
考えられます。
また、ダクト内のネジが緩んで
いたりする場合もあり、外から
それを締めることは難しいため
交換するようにしましょう。
最近のシロッコファンタイプの換気扇は、
換気だけでなく様々な役割を
果たしてくれるものが登場しています。
例えば、雨の日の洗濯に便利な乾燥
機能が付いた浴室換気扇。
天気の悪い日や花粉などが心配な時に
非常に便利です。
暖房機能の付いた換気扇は、
冬場の冷たい浴室を事前に暖めることができ
ヒートショックの対策にもなります。
送風機能の付いたものであれば、
夏場の蒸し暑い浴室に風を取り入れることが
できるので、のぼせるのを防いでくれます。
タイマー機能を使えば、希望の時間に
暖房や乾燥を付けたり消したり
することができ、無駄な電力の
消費を抑制してくれます。
よくお風呂の換気扇は付けっぱなし
がいいと言われており、
その理由は大きく3点に分けられます。
まず、カビの発生を抑えてくれるという点です。
湿気の溜まりやすい浴室は、
もちろんカビが発生しやすい場所です。
換気扇を付けっぱなしにしておくことで
湿気が溜まらないようになり、
カビの発生を防ぐことができます。
次に臭いの発生を防止してくれる点です。
浴室は、排水口に蓄積した髪の毛や垢が
常に悪臭を放っています。
換気をしないと、その臭いが浴室中に
充満してしまうため、換気扇を常に
回しておくのが良いでしょう。
そして、換気扇を付けっぱなしにしておくと
湿気を除くことによって
住宅の腐食を防いでくれる効果もあります。
換気を行うことでカビや悪臭から
守ってくれる浴室換気扇は
今や、私たちの生活に
欠かせないものとなっています。
浴室の環境のためにも
今一度、自宅の浴室換気扇を
見直してみてください。
換気だけでなく、最近の浴室換気扇は
浴室を効率よく使用するための
多くの機能が付いており、非常に便利です。
もし、浴室換気扇を交換するのであれば
換気以外に機能の付いたものを
検討してみてはいかがでしょうか。
