お風呂リフォーム
目次
温泉でよく見る檜を使った浴槽は
素敵な木の香りと温かさが人気です。
お風呂好きの中にはそんな檜風呂を
自宅に取り入れたいと思っている方も
多いでしょう。
檜風呂を自宅に設置する場合、
どんなメリットやデメリットがあるのか
また、費用や他の和式風呂についても
詳しく解説していきます。
まずは、檜風呂を自宅に取り入れた際の
メリットとデメリットについて
チェックしていきましょう。
檜風呂を自宅に取り入れる理由として
檜の匂いと肌触りを感じたいというのは
最も多いのではないでしょうか。
檜の匂いに含まれる物質の中には、
気分を落ち着かせる効果を持つ
アルファピネンやトルネオールがあり、
まるで森林浴をしているかのような
自然素材ならではのリラックス感を
得られることができます。
そんな檜は一日の疲れを癒す浴槽に
最適な素材とも言えるでしょう。
木材の浴槽と聞くと耐久性が低いイメージを
持つ人が多いかもしれませんが、
しっかりメンテナンスを行えば
高い耐久性を発揮することができます。
特に檜は日本で採れる木材の中でも
耐久性に優れた木材で、
劣化しても色合いが深くなることで
味が出るというメリットもあります。
檜は使う種類にもよりますが、
こまめにメンテナンスを行うことで
20年近く使い続けられる場合もあります。
リラックス効果のある檜は
抗菌・消臭などの機能も備えています。
浴室といえば、流した皮脂のニオイや
汗のニオイが溜まりやすく
年月が経つごとにニオイが気になる場所です。
また、木材を浴槽の素材に使用することで
菌の繁殖も気になるところ。
檜は高い消臭作用と抗菌作用があるため、
ニオイや菌の繁殖を抑えることができます。
また防虫作用も備えており、シロアリやダニを
寄せ付けないというメリットもあります。
メンテナンスを行えば
長く使い続けられる檜ですが、
やはりこまめなメンテナンスは面倒。
1日くらいいいだろうと思ってサボると
カビやヌメリが発生したり、
浴槽の劣化に繋がってしまいます。
しかも一般的なプラスチック素材や
金属素材に比べて手入れに手間がかかります。
掃除が苦手な方やめんどくさがりの方には
檜風呂はあまりおすすめできません。
メンテナンスさえしっかり行えば、
様々なメリットのある檜風呂ですが、
檜の板を重ね合わせて作る檜風呂は
工場で大量生産するユニットバスより
かなりの手間が必要となるため、
費用もその分高額になります。
オーダーメイドの浴槽や
浴室全体に檜を使用する場合は
100万円を超えることも少なくありません。
檜風呂を導入するためには、
充分な予算を用意しておきましょう。
場合によっては100万円を超える高額な檜風呂。
具体的なリフォームのパターンと
それぞれの費用について見ていきましょう。
浴槽のみ檜を使用する場合、浴槽の厚さや
形状、大きさによって異なりますが
本体価格は30万円〜50万円程度で、
そこに追加で設置費用がかかります。
浴室全体に檜を使用する場合、
費用は200万円〜300万円とかなり高額です。
内容によってはさらに高額になることも
あるので注意しましょう。
檜風呂のメリットを最大に発揮させるために
欠かせないのが日々のメンテナンスです。
檜風呂のメンテナンスの基本は
濡れたままにせず、しっかり乾燥させること。
使い終わった後はすぐに排水し、
シャワーで水洗いをしましょう。
流し終わったら傷が付かないよう、
柔らかいスポンジと抗菌作用のある洗剤で
優しく擦って汚れを落とします。
洗剤を流したらタオルで水分を拭き取り、
自然乾燥させたら完了です。
浴槽に和の雰囲気を取り入れたい場合には、
檜以外の和風浴槽もおすすめです。
木製の浴槽には檜以外に
高野槇(こうやまき)や椹(さわら)があります。
高野槙は檜より耐久性に優れており、
値段も比較的抑えることが可能です。
椹は匂いが他の2つより弱く、
湿気に強いのが特徴です。
木製以外にも浴槽の素材として
陶器や石を使用すると浴室に和の雰囲気を
取り入れることができるのでおすすめです。
自宅の浴室に取り入れたい檜風呂。
檜にはリラックス効果があるだけでなく、
消臭・抗菌など機能性にも優れた
まさに浴槽としてぴったりの素材です。
檜風呂へのリフォームは
決して安い買い物ではありませんが、
その分様々なメリットがあります。
しっかりメンテナンスを行うことで
長く使い続けることができれば、
むしろお得かもしれません。
