お風呂リフォーム
目次
心が安らぎリラックスできる入浴の時間。
そんな安らぎの空間を過ごすための浴室で
リラックスの邪魔をするのが
天井から突然落ちてくる水滴です。
特に体が冷える冬の時期は
落ちた水滴が体に当たると
リラックスムードが一転。冷たくて
鳥肌が立ってしまいます。
厄介な浴室の水滴がなぜ発生して
しまうのかについてその原因と、
水滴を発生させないためにできる
工夫をご紹介します。
浴室の天井から突然落ちてくる水滴。
シャワーを天井にかけたわけでもないのに
なぜ発生してしまうのでしょうか？
天井の水滴の原因は
冬場の窓にもよく発生する結露です。
結露は空気中に含まれている水分が
液体となって現れる現象で
室内と外気に温度差があると発生します。
つまり天井に付いている水滴は
水蒸気が水となったものです。
この結露、温度差の大きい冬場は
特に発生しやすいため
しっかりと対策をしておく必要があります。
天井に水滴が発生すると入浴中に落ちて
きて不快な思いをするだけでなく、
カビの原因にもなってしまいます。
天井は普段触ることもなければ
掃除しようにも手が届きづらく
面倒なポイントです。
しかし、水滴が発生し掃除をしないまま
天井に長く水分が残り続けると
カビが発生してしまいます。
浴室は湿度が高くカビが繁殖しやすい
環境であることから、一度カビが発生すると
瞬く間に広がってしまうため
水滴が発生した際には放置せず
こまめに掃除する必要があります。
では、天井の水滴が
入浴中に落ちてこないようにするには
どのような工夫が必要となるのでしょうか？
外気の影響を受けて冷えた浴室を
シャワーや湯船のお湯で急に温めると
結露が発生してしまいます。
入浴前に浴室暖房を使用したり、
湯船を蓋をしばらく開けておくなどして
浴室を事前に暖めておけば
突然大きな温度差が生じるのを
防ぐことができるため
結露の発生を防止することができます。
浴室が暖かいとヒートショックになる可能性も
軽減することができるため一石二鳥です。
換気扇をつけると湿度が下がって
結露が発生しなくなると考えている方も
多いのではないでしょうか？
確かに浴室を使用していない間は
窓をドアを閉めて換気扇を回すことで
浴室の湿気を取ることができますが
入浴中に換気扇をつけると
外気との温度差が生まれてしまいます。
前述の通り、結露は温度差によって
発生するため、換気を行うことで反対に
結露を発生させてしまう原因となります。
入浴中は換気扇を回さないようにしましょう。
浴室と外気との温度差を小さくするには
入浴後の暖かい浴室に
冷たいシャワーをかけると良いでしょう。
外気との温度差を小さくすることもでき、
壁や浴槽に付着した石鹸カスや皮脂汚れを
落とすこともできます。
これをすることで結露だけでなく、
カビや水垢の発生も抑えることが可能です。
シャワーをかけた後ワイパーなどで
軽く水気を切っておくとより良いでしょう。
湯船にお湯をためているなら
他の人が入るまでは
蓋を閉めるようにしましょう。
冷えた浴室を暖めるために蓋を
開けておくのは、はじめだけで
大丈夫です。
ずっと開けたままにしておくと
水蒸気が生まれるため
天井に水滴が発生してしまいます。
入浴が最後なのであれば、
残り湯を洗濯に使う場合は蓋をして、
そうでない場合は、すぐに抜いて
しまった方が良いでしょう。
水滴が落ちてくるのを防止するためには
浴室の断熱性を向上させる
という方法もあります。
リフォームで浴室の壁や天井に
断熱材を入れて浴室の断熱性を
高めれば、浴室が外気の影響を受けづらく
なるため、結露が発生しづらくなります。
外気の影響を受けづらい浴室は
冬でも寒くなりにくいため
ヒートショックの可能性も軽減でき、
快適に入浴することができるでしょう。
一日の疲れを癒す入浴のタイミングで
突然降ってくる天井の水滴は不快です。
そんな天井の水滴の原因は結露。
外気との温度差によって発生しています。
この結露を防ぐためには事前に浴室を暖めたり
入浴後に冷水で冷やすなどして
外気との温度差を小さくすることが大切です。
ゆっくりと入浴するためにも
浴室と外気との温度差に注意して
天井の水滴が発生しないよう工夫しましょう。
