洗面所・脱衣場リフォーム
目次
私たちは普段、洗面台のことも
洗面化粧台のことも一緒くたにして
洗面台と呼んでいますが、
その2つの違いはあまり知られていません。
一体どのようなものを洗面台と呼び
どのようなものを洗面化粧台と
呼ぶのでしょうか。
その名称から混同してしまいがちな
洗面台と洗面化粧台について
特徴や違い、種類などをご紹介していきます。
まず、簡単にどのような部分が違うのか
それは、機能と用途です。
では、それぞれの特徴を見比べて
具体的な違いを見ていきましょう。
洗面台とは、手洗いや洗顔
歯磨きなどを行うための設備を指します。
そのため、ついている機能は
水栓と洗面ボウルのみという
シンプルなスタイルとなっています。
「洗面化粧台の特徴」
対して洗面化粧台は、手洗いや歯磨きなど
洗面台としての役割はもちろん
ヘアセットや化粧など身支度が行える
化粧台の機能がついた洗面台です。
洗面台に鏡や収納、コンセントや
照明などが付いているものを
指して洗面化粧台と言います。
脱衣場などに設置されていることが
多いのは洗面化粧台です。
洗面台の種類は、洗面ボウルを
どのように取り付けられているかによって
4種類に分かれます。
ベッセル型とも呼ばれる置き型は
洗面カウンターの上に洗面ボウルを
設置したタイプのことを言います。
洗面ボウルと壁の間が狭くなる場合が多く
掃除しにくくなってしまうという点が
デメリットですが、形やデザインの
バリエーションが豊富で洗面台に
オシャレな印象を与えることができます。
洗面ボウルを穴を開けた洗面カウンターに
埋め込んで設置したタイプのことを言います。
現在では、最も主流とされているタイプの
洗面台で、埋め込んでいるため安定感があり
洗面ボウルとカウンターの素材の組み合わせを
楽しむことができます。
洗面カウンターなしで、直接洗面ボウルを
壁に設置したタイプのことを言います。
パイプ部分が見えてしまうため
見た目がイマイチですが
狭い空間でも取り付けられることが
できる点がメリットです。
施設のトイレや家庭のベランダに
使われていることが多いタイプの洗面台です。
洗面ボウルの半分を洗面カウンターに埋め込み
半分を表に出した洗面台で
埋め込み型と置き型の間をとったものです。
中間であることから置き型のメリットである
デザイン性の高さと、埋め込み型の
メリットである安定感を両方兼ね備えています。
洗面化粧台の種類は、2種類に分かれています。
洗面化粧台に備えられている
鏡や収納、照明などが全て
一体となっているタイプの洗面化粧台です。
洗面器一体タイプとも呼ばれている
ユニット型洗面台は、隙間が少ないことから
掃除がしやすいことがメリットですが
サイズが決まっているため
設置場所に合わない可能性があります。
ユニット洗面台とは逆に
パーツをそれぞれ組み合わせて作るのが
システム洗面台と呼ばれる洗面台です。
選ぶデザインや素材によっては
費用が高くなる場合がありますが
サイズなども変更できるため
自分の好みにあったデザインで、かつ
丁度いいサイズのものを選ぶことができます。
洗面台を設置する場所のサイズと
洗面台の規格サイズの両方を
事前に確認しておくことが重要です。
大きすぎて設置できない場合や
設置できても通り道が塞がれてしまったり
ドアが干渉してしまう可能性があります。
ユニット洗面台など決められたサイズから
選ぶ場合は、しっかりサイズを確認してから
購入するようにしましょう。
洗面台は、家事の途中で手を洗ったり
洗濯の予洗いにも使用することがあります。
家事動線を考えて洗面台の設置場所を
選ぶことで、より便利で
使い勝手の良い洗面台になります。
脱衣場以外のスペースに
洗面台を設置することもできるので、
家事動線を考えて使いやすい場所に
設置するようにしましょう。
洗面所は以外と必要なものが多く、
収納が足りなくなってしまう場合もあります。
洗面所に収納するものを洗い出し、
どのくらいの収納が必要か
あらかじめ考えておきましょう。
シンプルな洗面台と、歯磨きや化粧など
多くの用事や支度を行うことができる
洗面化粧台。
この両者は同じ洗面台ですが、
機能面などで違いがあります。
洗面台を設置する際は、どのような
使い勝手が良いのか、またどんな機能が
必要か、そしてどのくらいのサイズが
設置できるかを考えた上で
選ぶ必要があります。
より便利で使いやすい洗面台を
選ぶようにしましょう。