洗面所・脱衣場リフォーム
目次
家庭でできる水の簡単な節約方法として、
昔から定番なのがお風呂の残り湯を
洗濯に利用するというもの。
しかし、お湯を浴槽から洗濯機に
移すのはなかなか面倒ですよね。
桶やバケツで水を移していると
腰を痛める原因にもなります。
そこでおすすめのアイテムが
「風呂水ポンプ」です。
家庭の水を賢く節約できる
風呂水ポンプについて詳しく
ご紹介します。
まず、その風呂水ポンプとは
どんなアイテムなのか解説していきましょう。
風呂水ポンプは、残り湯を移す際に自動で
汲みあげてくれる便利なアイテムです。
使い方は非常に簡単で、
まず残り湯に風呂水ポンプを沈めて
セットし、洗濯機にホースの先を
セットします。
そしてあとは電源を入れるだけ。
勝手に汲みあげて、
お湯を洗濯機に移してくれます。
残り湯を洗濯に使うことには
実はデメリットもあります。
確かに残り湯での洗濯は水の無駄を減らし、
それにかかる水道代も減らせる
というメリットがあります。
しかし、翌日の残り湯は菌が増殖し、
その数は約1000倍とも言われており、
残り湯を洗濯に使えるのは当日だけです。
また、入浴剤を使用した残り湯は
洗濯物や洗濯槽に悪影響を与えてしまいます。
風呂水ポンプを使うと風呂水ポンプ自体の
手入れもしなければなりません。
自動でお湯を汲みあげてくれる
風呂水ポンプですが、中には
さらなる機能付きのものも販売されています。
どんな機能付きのものがあるのでしょうか。
時間を設定して、その時間になると
汲みあげるのを止めてくれるというのが
タイマー機能です。
そのため、汲みあげている間に他の家事をして
すっかり忘れていたという場合でも
水を入れすぎてしまう心配がありません。
丁度良い量を汲みあげるためにかかる時間を
把握しておけば、あとは時間を設定するだけで
他の家事に時間を使うことができます。
丁度良い量を汲みあげるまでの時間を
把握しておく必要がある、タイマー機能と違い
水位センサー付きであれば、
それすら必要ありません。
水位センサー付きなら水位を設定すれば、
その水位に達した地点で
汲みあげを停止してくれます。
水も時間も無駄なく使うことができるため
非常にありがたい機能です。
風呂水ポンプは機能以外の部分にも
商品によって異なる部分があります。
その特徴もチェックしていきましょう。
風呂水ポンプはホースが
初めから付いている商品と
付いていない商品があります。
初めからホースがある方が
すぐに使えて便利ではありますが、
長めのホースが必要な場合や
前に使っていたもののポンプが壊れてしまった
という場合にはポンプ単体のものを
購入するのがおすすめです。
何分でどのくらいの水を汲みあげるかを示す
吐水量は、商品によって異なります。
洗濯物が多い家庭や効率よく家事を行いたい
という場合には吐水量の多い商品、
つまり短時間で多くの水を汲みあげてくれる
商品を選びましょう。
ホースの長い風呂水ポンプは、
収納しないとつまずく可能性があるので
収納力の高い商品をおすすめします。
収納しやすいよう、
ホルダーやフックなどが付属している商品や
コードが内蔵されている商品があります。
導入する際は、あらかじめ収納する場所と
方法を確認しておくようにしましょう。
風呂水ポンプを有効に活用するためには
浴槽から洗濯機までの距離を
正しく把握しておくことが重要です。
またコンセントの位置も
確認しておく必要があります。
通常、ホースの長さは3m〜4mとなっており、
電源コードの長さは1mのものがほとんどです。
そのため、浴室・洗濯機・コンセントの3点が
出来るだけ近い方が
使いやすいと言えるでしょう。
デメリットもあるとはいえ、
注意点を守ればお得な残り湯での洗濯。
それにボタンひとつでお湯を汲みあげてくれる
風呂水ポンプがあれば、
楽に節約することが可能です。
風呂水ポンプを選ぶ際は、
今回ご紹介したことを参考に
間取りや距離などを考えて
より使いやすいものを選びましょう。