キッチンリフォーム
夫婦で料理をする家庭や
友達を家に招待することが多い家庭、
大きくなった子供と一緒に料理をしたい人など。
キッチンを複数人で使いたいという場合
狭いキッチンでは動きにくく不便です。
今回は、複数人で料理を楽しめるキッチンに
するためのリフォームのポイントや
注意点についてご紹介していきます。
目次
通常のキッチンに、2人以上の人がいると
すれ違いにくく、腕や足がぶつかってしまうと
熱い鍋に触れて火傷を負ってしまう可能性や
包丁などの刃物を落としてしまう可能性があり
非常に危険です。
複数人でも安心して使えるキッチンにするには
どのようなポイントに注意すれば
良いのでしょうか。
2人以上でキッチンを使用するなら、
ぶつからずにすれ違えるスペースが必要です。
1人で使用するように考えられている一般的な
キッチンの幅は約90cmほどとなっており、
後ろを人が通ることはできますが
2人で料理をするには狭くなってしまいます。
2人以上でキッチンを使用する場合
大体120cmほどの幅があれば、
楽にすれ違うことができるようになります。
キッチンの入り口が1箇所しかないと
配膳の際などに人が集中してしまいます。
キッチンへの入り口を複数箇所つくることで
入り口に人が集まってしまうことを回避し
スムーズに配膳を行うことができます。
特に両側から入ることができる
行き止まりのない回遊動線と呼ばれる配置
にすると動きやすくなるのでおすすめです。
一般的なキッチンのコンロは
手前に2つ、奥に1つの
トライアングル型に3つ並んでいますが、
2人でコンロを使用する場合は
奥のコンロが使いにくくなってしまいます。
3つのコンロが横並びならば、
2人でも並んでコンロを使うことができるため
効率よく調理を行うことが可能です。
キッチンと合わせて、
食器や食品をストックするパントリーも
同じように、複数人が通れる広さに
しておくと良いでしょう。
パントリーのドアを引き戸にしておくと
開く際にスペースを取らないため
ドアが誰かにぶつかることもありません。
料理をすると食品トレーや野菜の芯
ビニール袋などたくさんのゴミがでます。
ゴミ箱をどこからでも捨てやすい配置にすると
キッチンがゴミで散らかることなく
すぐにゴミを捨てられるので衛生的です。
シンクで食器や野菜を洗っている人からでも
コンロで食材を調理している人からでも
捨てやすいキッチンの中心がおすすめです。
部屋の中心に独立している
アイランド型のキッチンは、
周りをぐるぐる回ることのできる
回遊動線がつくられています。
左右どちらからでも出入りができるので
複数人でキッチンを使うのにもってこいの
スタイルとなっています。
壁付けのキッチンとは別に
アイランド型のカウンターを設けることで
1人はシンクで食器を洗ったり、
コンロで食材を調理することができ
1人はカウンターで卵を混ぜたり、
盛り付けしたりすることができるので
作業を分担して効率よく行うことが可能です。
小さい子供がいる家庭の場合、
アイランド型のキッチンでは
子供がどちらからでもキッチンに入ることが
できてしまい危険です。
子供が小さい間は、冷蔵庫や棚などで
片方の入り口を塞いでしまいましょう。
「友達が来た時だけアイランド型にしたい」
という場合は、ストッパー付きの
可動式ワゴンなどを置くと良いでしょう。
子供と一緒に料理をするという場合であれば
子供用の調理器具を用意してあげると
安全に使うことができ、
子供のやる気もアップするでしょう。
夫婦2人でキッチンを使うということであれば
お互いに合ったマイ包丁などを用意すると
料理がしやすくなり、
さらに楽しくなるかもしれません。
親子や夫婦で一緒に料理をすると
コミュニケーションも増え
料理がさらに美味しく感じることでしょう。
友達を呼んでみんなで料理をするのも
楽しいものです。
キッチンを広々と行き来しやすいスタイルに
リフォームして、みんなで料理を
楽しんでみてはいかがでしょうか。