キッチンリフォーム
目次
シャンプードレッサーは
シャワードレッサーとも
シャワー付き洗面台とも呼ばれる
洗面化粧台の一種です。
通常の洗面台より化粧ボウルが大きく
洗髪可能なハンドシャワーが
備え付けられています。
シャンプーという名から
髪を洗うことを一番に連想しますが
それ以外にも多様な使い方ができる
洗面化粧台です。
どの製品も
各所に様々な工夫が凝らされていて
選ぶのに迷ってしまいます。
そこで各パーツごとに、その魅力を
見ていきたいと思います。
これが付いていないシャワー付き洗面台は
ありません。
たいていの場合、シングルレバーの混合水栓が採用され
レバーの角度により、お湯の温度が調整できます。
製品の中には水栓がボウルに向かって
吊り下がられたように装着され、
水栓周りが汚れないように
工夫されているものや
使い勝手に応じて
水栓の角度を変えられるものもあります。
吐出口では
シャワーと通常の水流の切り替えが可能であり
用途に応じて使い分けられます。
タッチレス水栓を採用している機種では
石鹸などが付いた手でレバーに触れることなく
水が出せるため清潔であり、
さらに必要な時にだけ水を出すことができるので
節水効果もあります。
洗浄空間を確保するために
水栓の付け根がアップダウンするものがあり
両手で頭を洗うことが可能になります。
またほとんどの製品は
シャワーヘッドが引き出し可能のため
ボウル周りの隅々の汚れを洗い流せるほか、
ペットなどのシャワーとしても使うことができます。
ボウルは、その広さのおかげで
洗面、洗髪以外にもペットを洗ったり、
靴を洗ったりすることができます。
素材は陶器、ホーロー、人造大理石、
有機ガラス系など多彩な顔ぶれが揃っています。
形状は手前に半円形に張り出したものや
長方形が多いようです。
底は水を溜めて使いやすいもの、
水を流れやすくしたものなどがあります。
また、排水口を含めて段差をなくし
拭きやすくした形のものがあります。
鏡は曇りにくいものが使用されています。
多くの製品には
曇り止めヒーターが装備されていて
浴室の鏡のように
曇って困ることはあまりありません。
鏡の開き方にも工夫があり、
側面の鏡が左右どちらからでも開くものや
手前に引き出せるもの、
さらには側面鏡の内側にもう一面あり
引け出せば五面鏡になるものなどがあります。
また、全身が映る鏡を扉に設置した
キャビネットを隣に並べるタイプもあります。
照明も工夫されていて、
鏡の上下から照らしたり、
三面鏡の鏡と鏡の間の二方向から照らしたりと
顔に余分な影を作らずに
身だしなみを確認できるようになっています。
身だしなみを整えている時
濡れたもの、あるいは濡らしたくないものなどを
置くスペースが洗面ボウルの周りにあると便利です。
これも、キッチンの水切り台のように、
洗面ボウルの脇に橋渡しにして
濡れたものを置く場所にするものもあれば
物置ようにトレー状のくぼみを付けたものなどがあります。
中にはボウルの底に若干高い場所を作って
置き場にしているものもあります。
洗面台では細々としたものを
非常に多種類にわたって使います。
手洗い石鹸や歯磨きセットはもちろんのこと
メイク用品、髭剃り、ヘア関係品など
小物が多いのが特徴です。
これらの小物を入れておくための収納は
オプションを含めれば本当に様々な種類があります。
鏡の裏に棚があるのはもちろんのこと、
鏡の下や洗面ボウルの手前が
ポケットになっているタイプもあります。
コンセントは必須アイテムですが、
ドライヤーやヘアカーラーに使う他、
髭剃りなどの充電用も有れば便利なため
ふた口以上のものが良いでしょう。
前面に設置されているものは、
防水タイプのものがおススメです。
洗面ボウルの横に一人分のスペースを取り
イスに座って、お肌のお手入れができる
製品もあります。
また、隣にスペースを取らなくても
洗面ボウル下の引きだしが、
そのままイスになるタイプもあります。
足のお手入れをするのに便利なアイテムです。
一番のデメリットは
ある程度のスペースを必要とすることです。
例えば、洗面台をリビングや
廊下の突き当たりなどに置く方法もありますが
多くの場合はバスルームの横に
設置するのではないでしょうか。
それはやはり広さの制限につながります。
また、メリットの裏返しのようなデメリットとして、
家族の誰かがシャワー付き洗面台を占拠して
他の人がなかなか使えないなんてことも
起こるかも知れません。
身だしなみに気を使う人にとって、
シャワー付き洗面台は便利な設備です。
身だしなみに気を使わない人にとっても
便利な機能が満載で、
何かと役に立つことが多いかと思います。
新築時に、あるいはリフォーム時に、
スペースと相談しながら
検討してはいかがでしょうか。
また、賃貸でも広さに問題がなければ
大家さんと相談してみてはいかがでしょうか。
