キッチンリフォーム
キッチンのワークトップ、何を選ぶ?
家の新築や、リフォームでキッチンを選ぶ時、
もっとも頭を悩ませるのが
ワークトップ(天板)のデザインではないでしょうか。
機能、デザイン、材質など迷う要素は山ほどあります。
ここでは、まず素材を見ていきたいと思います。
・ステンレス
ステンレスは錆びにくい金属です。
汚れやニオイがつきにくく、
強度もあり、
水や熱に強いという特長を持っています。
また、リサイクル可能な素材として、
現代の社会情勢にもマッチしています。
キッチンのワークトップとして
とても優れた素材なのですが、
かつてシンクと天板一体成型の
安価な「流し台」がステンレス製だったため、
そのイメージから
一時は敬遠する方もいらしゃったようです。
さらに、細かい傷が付くのを気にされる方も
多かったようです。
ところか、最近では表面にエンボス加工や
ヘアライン加工を施して、傷が付きにくく
あるいは目立ちにくくなった商品が登場しました。
金属独特のスッキリした質感は他になく
メーカーの最上位のラインアップにも
使用されています。
・人工大理石
「大理石」という名前ではありますが、
これは樹脂製品です。
アクリル樹脂由来のものと
ポリエステル樹脂由来のものがあり、
ふたつを比べた場合、
アクリル系の方が、
汚れや熱に強く、
高級感があります。
ポリエステル系は
アクリルに比べて安価になります。
一時、大流行した人工大理石は
今もそのデザインの豊富さでは
他の素材の追随をゆるしていません。
キッチンの雰囲気を演出するなら
まず最初に検討する素材になります。
・セラミック
セラミックは焼いてつくる製品で
重厚と評される質感と
小さな凹凸があります。
金属よりも硬いため傷が付きにくく、
汚れにくい素材です。
耐久性があり、熱にも強い
ワークトップにふさわしい特長をもちます。
ただひとつの欠点は値段が高いことでしょうか。
・クォーツ(エンジニアド)ストーン
水晶を砕いて樹脂で固めたもののうち、
水晶含有量93%以上の高級品を特に
クォーツストーンと呼んでいます。
天然の質感を持ちなから、
天然石のもろさや、水に弱い部分を
解消しています。
耐熱性はあるものの、
あまり熱いと割れる可能性もあるので、
なべ敷きなどは必須です。
・天然石
天然の質感は素晴らしく、
また、来客時に
もっとも驚かれる素材だと思います。
ただ、一見ツルツルの御影石や大理石であっても
吸水性があり、汚れやすいです。
重く高価なところも減点対象になりますが、
天然の美には
それをおおって余りあるものがあります。
天然石は一流ブランド店の内装に
使われることもある素材なので
高級感を望むなら最適です。
・タイル
タイルは耐水性、耐熱性に優れた素材です。
ワークトップとキッチン全体を
同じ素材でおおうこともできるので、
統一感をだしたり
あるいは、
新たなインテリアデザインに
挑戦することも可能です。
弱点はメンテナンス性で
目地が汚れやすく
しかも、目地の汚れは
落とすのが大変です。
・メラミン
合板などの上に
メラミン化粧板を接着したものです。
高度成長期のシステムキッチンは
これが主流でした。
現在のメラミンは傷が付きにくく
水の染み込みもなく
ワークトップに適した素材になっています。
価格も安く、デザインも豊富な上、
キッチン全体のみならず、
テーブルまで同じ素材でそろえることができます。
惜しむらしくは熱に弱いため、
高温のものは直接置くことができません。
また、明らかに人工物にに見えるため、
活かすような使い方を求められます。
・木
もっとも優しい風合いのワークトップです。
水に弱く、熱に弱く、傷が付きやすいなど、
天板としては欠点ばかりですが、
汚れや傷を「年輪」「風合い」と
考える方には適した素材です。
シックなウォールナット、
明るいオークがよく使われます。
集成材も無垢材も使いますが、
無垢材の場合、
木が反る可能性もあるので注意が必要です。
・まとめ
ワークトップはキッチンの表情を決める
重要なアイテムです。
実際に
光沢や質感を見て
選ぶことをおススメします。
特に最近の間取りでは
「見せる」要素が
大きなウエイトを占めるので
その分、選びがいがあるというものです。
メーカーも日々開発を続けていて、
それまでの素材の欠点が解消された
なんてこともあります。
キッチンの設置をお考えの方は
県内トップクラスの展示数を誇る
高松リフォームプラザにお越しいただければ
見て触れて、
最新の情報に接することができるので
とても有意義な時間を
過ごすことができるのではないでしょうか。