キッチンリフォーム
目次
近年、ガスコンロと同じくらい
主流になってきたIHクッキング
ヒーター。
今回は、そんなIHの消費電力や
お得な使い方を紹介していきます。
IHを検討中の方や愛用している
方は、是非賢い節約術を参考に
してみてください。
まず、IHにはどんなメリットやデメリットが
あるのか、おさらいしてみましょう。
メリットとして挙げられる点は
4点あります。
1点目は火を使わない為、安全に
使用できるという点。子供がいる
家庭や、高齢の方には安心できる
メリットになります。
2点目は、安全装置や保温機能
などがついているという点。
安全性と機能性が高いのは、IHの
特徴的なメリットです。
3点目は、火力が強く、調節が簡単
な点。細かく温度調節が出来る為、
料理を美味しく作れ、エネルギーロスが
減り、節約にもなって一石二鳥です。
4点目は、凸凹がないので、掃除が
簡単にできる点です。汚れやすい
キッチン周りにおいて、掃除が簡単
なのは非常にありがたいポイントです。
デメリットとしては、IH対応の鍋しか
使えない点やガスコンロへの変更に
テクニックが必要な点、電磁波が
出ているという点などが挙げられます。
フライパンが振りにくいというところや、
IHに変更することで、全てオール
電化にしてしまいたくなるというのも
デメリットと言えるかもしれません。
そんなIHですが、電力はどのくらい
消費しているのでしょうか。
IHの最大消費電力は5.8kWで、
コンロ1つの最大が3kWになります。
3つのコンロとグリルの合計消費電力が、
最大消費電力を上回らないように
自動で制御されています。
弱火では、120〜370W
中火では、500〜1kW
強火では、1.45kW〜2.5kW
が一般的なIHの消費電力目安
となります。
他のエネルギーと比べたら、IHは
どのくらいお得なのでしょうか。
プロパンガスと都市ガスとIHで、
1時間使用した場合のエネルギー
コストを比較してみてみましょう。
まず、プロパンガスのエネルギーコストは、
1kWの電力を1時間消費した場合、
約21円とされています。
プロパンガスに関しては、自由価格
設定の為、おおよその金額になります。
次に都市ガスのエネルギーコスト
ですが、同じ条件で、約12円に
なっています。
前述のプロパンガスに比べると
都市ガスの方が格段にエネルギー
コストが下がっているのは明らかです。
そして、IHのエネルギーコストですが、
契約しているプランや調理時間、
内容、調理器具などによって
大幅に使用電力が変わってきます。
夜間に電気料金が安くなるプランでは、
・10時から17時の間であれば約39円
・7時から10時、17時から23時の間は
約26円
・23時から7時の間は約12円
というのが一例になります。
色々な条件によってエネルギーコスト
が違ってくるIHを上手に使うためには
どのような節約術があるのでしょうか。
オール電化向けのプランに変更すると、
夜間の電気料金が大幅に安くなったり、
夜の時間帯の電気料金が無料に
なるものがあります。
電気料金と合わせて、ガソリンが安く
なったり、カードのポイントが貯まるものも
あるので、自分の生活リズムに合った
電気プランを選ぶようにしましょう。
煮込み料理など時間がかかったり、
強い火力が必要な料理は
夜に調理することで電気料金を
安く抑えることができます。
加熱の早いIHには、予熱が必要
ないので、食材をフライパンに投入
してから電源をいれることで予熱に
必要な電力を省くことができます。
鉄やステンレス、ホーローやセラミック
製の熱伝導率の高い調理器具を
使用するのも節約のポイントです。
早めに電源を切り、料理の仕上げを
余熱で行うことで節約になります。
また、鍋を選ぶ際は、熱を効率よく
伝えるためにも鍋底が加熱面と同等の
大きさのものを選びましょう。
IHは、使い方によって電気料金や
消費電力が大幅に違ってくるというのが、
お分かり頂けたでしょう。
IHにかかる電気料金や自宅の料金
プランをしっかり把握して、節約術を
上手に使い、快適にIHクッキングヒーター
を利用しましょう。