キッチンリフォーム
目次
二世帯住宅で、義父・義母と生活をともに
している方は、気を使う場面が多いの
ではないでしょうか。
中でもキッチンは、義母と2人になることも
多く、料理が苦手な人からすれば
最もストレスが溜まる場所になります。
二世帯住宅で、ストレスなく快適に
キッチンを使うための選択肢である
キッチン増設について、押さえておきたい
ポイントをチェックしましょう。
キッチンの増設を考える理由として、
・二世帯で家族が多いので収納が足りない
・義母と2人で並ぶと狭くて動きにくい
・親世帯とは違う、自分に合ったキッチン
を使いたい
などの理由が挙げられます。
家事の方法やキッチンの使い方は
十人十色。各家庭に専用のキッチンを
設けることは、二世帯住宅で暮らす
上で重要なポイントになります。
義母が自分と違う方法で食器を並べたり、
洗い物や掃除をしていると、つい口を出して
しまい、トラブルになる可能性もあります。
料理をしている時に口を出してきたり、
そもそもキッチンに別の人間がいる
という時点でトラブルになる場合もあります。
そんなトラブルを回避できるのも
キッチンを増設するメリットです。
実際にキッチン増設を行う際には、
以下の8項目の工事が必要となります。
システムキッチンの組み立てと
設置を行う工事です。
取り付け工事のみの相場は5万円前後です。
システムキッチンは、機種によって
機能や大きさが異なります。
それによって価格も大きく変わるので
自分に合ったものを選びましょう。
大工工事も必要となる場合がございます。
新しいキッチンスペースの床や壁などの
内装を変更する工事です。
金額は3万円〜20万円と
内容によって大きく異なります。
新しくキッチンを設置するスペースが
クッションフロアやフローリングでない場合、
床材を変更する工事が必要です。
また、床や壁に配管を通すため、全て
剥がして貼り直す工事が必要な場合も
あります。
キッチンに必要な、換気扇や照明を使う
ための電気を引き込む工事です。
1万円〜8万円の費用がかかります。
IHクッキングヒーターを利用する際は、
ブレーカーから専用の回路を引く必要が
あるので、さらに費用が高くなる可能性が
あります。
排水管と給水管をキッチンシンクと
繋ぐ工事です。
こちらの工事は3万円〜10万円に
なります。
新しいキッチンの周辺に水廻りがある
場合、そこから新たに繋ぐことができますが
そうでない場合は、配管を延長する工事も
必要になります。
ガスコンロを使用する場合に必要な工事です。
3万円〜5万円が相場となっています。
オール電化の場合や、IHクッキングヒーターを
使用する場合にはガス配管工事は必要
ありません。
お湯を使用する頻度が増えるため
給湯器を新たに設置する必要があります。
設置に必要な費用は3万円〜5万円です。
給湯器を容量の大きいものにするという
手段もありますが、給湯器からキッチンが
遠いとお湯が出るのに時間がかかるため
その場合は給湯器を新たに設置しましょう。
換気扇と排気口を繋ぐため
新たにダクトを設置する工事です。
10万円〜15万円の費用がかかります。
新しいキッチンに臭いがこもってしまわない
よう外壁に穴を開け、ダクトや排気口を
設置する必要があります。
解体工事やその他の工事で出た廃材は
処分しなければなりません。
その費用は3万円〜5万円ほどです。
床を張り替えたり、部屋の仕切りを取ったり
内装工事が大規模なものになれば、
その分廃材も多くなるため、
費用も比例して高くなります。
キッチン増設に必要な期間は、
工事内容によって大きく左右します。
目安としては約10日、長ければ2週間ほど
かかる場合もあります。
工事が長引くと不便が続きますが、
納得のいくキッチンにするためにも
工事期間は余裕をもって設定しておくことを
おすすめします。
キッチンを増設するのには
60万円〜120万円ほどの費用が
必要になります。
工事が複雑になればその分費用も
かかるため、配管ルートを簡単なもの
にして新しい配管の数を減らすことで
費用を削減することができます。
また、ミニキッチンと呼ばれる
コンパクトサイズのキッチンにすると
より費用を抑えることが可能です。
二世帯住宅に2つのキッチンは、
ほぼ必須と言っても過言ではありません。
義母と仲が良く、全く同じキッチンの使い方で
ストレスなく使用できるのであれば
新たなキッチンは必要ありません。
しかしながら、二世帯住宅は細かで
難しい点が多いのも事実。
各世帯に1つキッチンを設けることで
ストレスが軽減され、家庭内の関係も
良くなるでしょう。
二世帯住宅のキッチン増設を
検討してみましょう。