キッチンリフォーム
目次
私たちの生活には欠かすことが
できない給湯器。
給湯器は、お湯の作り方の違いで
様々な種類に分かれています。
給湯器はどのようにして、また
どんな熱源を使ってお湯を温めるか
によって、コストなども変化します。
住まいに設置する給湯器のタイプや
それぞれの特徴の違いをチェックして
給湯器選びに役立てましょう。
給湯器を取り替える際、
事前に現在の給湯器がどのようなものかを
確認しておかなければなりません。
まず、給湯器が設置されている場所と
設置の方法を見ておきましょう。
加えて出湯能力を表す
号数の確認も必要となります。
給湯器本体に貼られているシールから
品番を調べ、16号・20号・24号のどれかを
確認しておきましょう。
そして、最後にお風呂の追い焚きが
可能かどうかを確認してください。
これは交換で変えることができない
部分なので注意が必要です。
給湯器は大きく分けて5種類があります。
電気を活用して水をお湯にする電気給湯器は
電熱ヒーターか熱交換器か
どちらを経由するかで2種類に分類されます。
そのどちらも貯湯型のものになります。
お湯の作り方も2種類に分かれています。
積層沸き上げ式と呼ばれる方は
水で満たされたタンクを上から温めて
お湯を作ります。
一方の対流沸き上げ式は、タンクの下から
温めてお湯にする方式です。
集合住宅でもよく採用されており、
給湯器の中で一番普及が進んでいる
ガスを活用した給湯器を指します。
燃料を抑えることが簡単で、
給湯力の高さやトラブルの少なさが
メリットです。
その一方、音がうるさくコストが高い
点がデメリットです。
コストパフォーマンスが良く、北国を
中心に使われている給湯器です。
現在では、瞬間式と呼ばれる
給湯方法が主流となっていますが、
貯湯式の給湯方法のものと2タイプ
に分類されます。
エコ給湯器は
エコというだけあって熱効率が高く
少ないエネルギーでお湯を作り出す
事が可能です。
電気・ガス・石油の熱源を使って
効率よくお湯を作り出すことができます。
本体代金や工事費などの
初期費用が高くなりますが
燃料を節約できるため、
光熱費を安く抑えることができます。
電気・ガスの両方の熱源を用途ごとに
スイッチできる給湯器です。
お風呂を沸かすなどの
大量のお湯を使用する場合は、ガス
少量のお湯を沸かす場合は、電気と
上手に使い分けることで
光熱費も燃料も節約することができます。
お湯の作り方は2種類の方式に分かれます。
その名の通り、お湯を出す瞬間に
必要な分だけの水をお湯にする方式です。
現在では、この瞬間式が
メジャーな作り方となっています。
仕組みとしては、
給湯栓を開いて、水がパイプを通っている
間に加熱を行い、お湯にするものになります。
タンクに溜めた水を温めてお湯にするという
昔ながらの方式です。
貯湯式の中でも
密閉式と開放式の2種類に分かれています。
密閉式はタンクが密閉状態となっているもので
開放式は大気開放式とも呼ばれ
タンク内に空間のあるものを指します。
燃料の違う3種類のエコ給湯器について
ご紹介します。
電気をエネルギーとしたエコ給湯器です。
オール電化の家庭では、エコキュートを
利用することとなります。
費用の安い、深夜電力を使って
お湯を沸かすため
光熱費が安くなるのがメリットです。
デメリットは、寒い日の効率低下と
長時間使用による騒音とされています。
ガスをエネルギーとしたエコ給湯器です。
お湯を廃熱で作るため
従来のガス給湯器に比べ、
ガス使用量と光熱費を抑えることができます。
初期費用が高くなりますが、
長く使うことを考えると、従来の給湯器
より総合的なコストが安くなります。
石油をエネルギーとしたエコ給湯器です。
エコフィールは
従来の石油を使った給湯器と違い、
熱交換器を2つ使用しています。
これによって、二酸化炭素の排出を抑える
ことが可能になり、燃料と光熱費も節約
することができます。
その分、設置費用がかさむという点が
デメリットとなっています。
給湯器の耐用年数は
約10年〜15年と言われています。
つまり、一度取り替えると
故障がない限り、しばらくはその給湯器を
使っていくことになるということです。
給湯器を交換する際は、その場の
ことだけでなく、長く使うことを考えて
給湯器を選定するのが得策と言えます。
長期的なコストを考えると
光熱費の安くなるエコ給湯器がおすすめです。