キッチンリフォーム
目次
突然起こるキッチンのトラブル。
「業者に依頼する時間もお金もないし
できれば自分でなんとかしたい!」
そう思っている人も少なくないでしょう。
今回は代表的なキッチントラブルを
自力で解決する方法について
ご紹介します。
まずはありがちなキッチントラブルについて
見ていきましょう。
キッチンからの水漏れは
躯体の劣化やカビの発生などの
二次被害に繋がりやすく、
余分な水道代もかかってしまうので
早めに対処したいトラブルのひとつです。
排水口を掃除してもすぐ詰まるようになると
洗い物や料理をするのも
一気に億劫になってしまいます。
だからといって放ったらかしにすると
水漏れや悪臭の原因になるかもしれません。
悪臭は家の様々な部分に染み付いたり、
害虫の存在は新たな害虫を呼ぶ可能性があり、
どちらも食材を扱うキッチンでは
起きて欲しくないトラブルです。
被害を最小限に抑えるためにも
早め早めの対処が重要となります。
キッチントラブルの解決には
蛇口と排水口の仕組みを知ることが重要です。
まず蛇口の構造を見ていきましょう。
ここでは、キッチンに多いシングルレバー
混合水栓の構造を解説していきます。
シングルレバー混合水栓は上から順に
操作するハンドル→ゴムパッキン→
スパウト(蛇口となるパーツ)→ゴムパッキン
という構造になっています。
スパウトの中にはバルブカートリッジという
水量や温度を調整するパーツが入っています。
次に排水口を見ていきましょう。
一般的な排水口は上から順に
排水口のフタ→排水バスケット(ゴミ受け)→
排水トラップ→排水ホースとなっています。
排水バスケットの下の排水トラップとは
下水から臭いや害虫を防ぐ仕掛けで、
常に一定量の水が溜まるようになっており、
水を流すとその水が押し出されて臭いや害虫と
ともに流れ、また新しい水が
排水トラップに溜まるという仕組みです。
キッチンの仕組みを理解したところで
早速キッチントラブルの解決方法を
見ていきましょう。
蛇口からの水漏れで
確認しておきたいポイントは2ヶ所です。
まず、パーツの隙間のゴムパッキンが
劣化していないかを確認してください。
なくなっていたり、破損している場合は
それが原因の可能性があります。
同じ形の新しいものと交換しましょう。
もう1ヶ所が蛇口の心臓である
バルブカートリッジです。
バルブカートリッジは10年が寿命ですので、
長く使っている場合は交換しましょう。
シンク下の水漏れの原因は様々です。
排水トラップのゴムパッキンの劣化や
排水ホースの破損が原因の場合は
新しいものに替えれば解決します。
排水管のナットの緩みが原因なら、
締め直してください。
排水ホースと排水管にズレが生じている場合は
入れ直せば水漏れが止まるでしょう。
しかし、止水栓を締めても水漏れする場合は
給水管の故障が考えられるので
修理業者を呼ぶ必要があります。
排水口の詰まりは身近なアイテムで
簡単に解決することができます。
最も簡単なのは熱湯とタオルを使う方法です。
まず部品を外し、排水管の入口にタオルを
半分くらい詰めます。
その状態でシンクに60度の熱湯を流し、
流し終えたらタオルを引き抜きます。
あとはパイプクリーナーで掃除して完了です。
ペットボトルを排水管の入り口に差し込んで、
軽く凹ませる動作を繰り返す方法もあります。
原因がゴミ受けや排水口の汚れなら
重曹やお酢で、排水管内の汚れなら
パイプクリーナーで掃除を行えば良いですが、
原因が排水管とホースの隙間だと厄介です。
自分で直す場合、
継ぎ目に合う防臭ゴムが必要です。
まず床下の配管カバーを外し、
継ぎ目のサイズを確認しましょう。
そして排水ホースに購入した防臭ゴムを通し、
再度ホースを繋ぎなおします。
防臭ゴムを蓋するようにはめ込み、
カバーを付け直せば完了です。
しっかり理解せずに作業を行ったり、
誤った方法で修理をしてしまうと
状況が悪化したり、また別の部分が
壊れてしまう可能性があります。
修理が難しいと感じたり、危険な状態の場合は
大人しくプロに任せましょう。
他にも気になっている部分があれば
業者に依頼して見てもらうことも可能です。
キッチンのちょっとしたトラブルなら、
できるだけ費用と手間を抑えたいところ。
仕組みと方法が分かれば、キッチントラブルは
意外と自分で解決できるものばかりです。
しかし、自分で解決できない場合には
業者に依頼するという姿勢も大切です。
今回ご紹介した方法を参考に
トラブルを解決して、修理費用を節約
しましょう。