キッチンリフォーム
目次
キッチンに黒い点があると思ったらアリだった
という経験をしたことがある方も
多いのではないでしょうか。
自然の多い場所や戸建てで暮らす
家庭なら、一度や二度ならず何度も
経験している場合も少なくないでしょう。
そこで今回はキッチンのアリの駆除方法と
対策をご紹介します。
敵を倒すにはまず敵を知ることからです。
アリがどこから侵入しているかを
確認していきましょう。
最も多い侵入経路は、
壁やサッシなどのわずかな隙間です。
体の小さなアリにとっては
小さな隙間も侵入するには十分です。
特に築年数が古い建物になると劣化で
隙間が増え、アリがより侵入しやすい
状況になってしまいます。
マンションならアリは登ってこないか
というと、そんなことはありません。
アリは排水口を伝ってマンションの
ベランダに侵入する恐れもあります。
しかも、一度侵入したアリは
滅多に出ていくことはありません。
マンションでもアリ対策は
しっかり行っておきましょう。
何度もアリの侵入を経験している場合、
家の中にアリの巣が
できているかもしれません。
しかも、アリは巣をタンスの裏や壁の中などの
人間の目につかない場所に作ります。
初めの1匹を見つけたら放置せず、
すぐに対処するよう心がけましょう。
アリの種類や生態も知っておきましょう。
ここでは特に住宅に発生しやすい
3種類のアリについて解説します。
小さな体が特徴のイエヒメアリは、
どんな隙間からでも入ることができる上、
気付きにくいため非常に厄介なアリです。
その体はオレンジ色で腹部は黒、
体長はわずか1ミリ程度の大きさで、
時折噛み付いてきたり、
家の中に巣を作ることもあります。
アリといったら真っ先に思い浮かぶ、
日本で最もメジャーなアリがクロアリです。
公園や道路などで一列に並んでいたり、
何かを運んでいるのを
一度は見たことがあるでしょう。
イエヒメアリに比べると大きいクロアリも
隙間から家に侵入してくることがあります。
害虫としても有名なシロアリは
木材に含まれる成分を餌として
生きているアリの一種です。
シロアリは普段、床下にいるため
目にすることはありませんが
たまに床を突き破ったり、
床と壁の狭間から出てくることがあります。
たかがアリ1匹でも、放置すると
さらなる被害を及ぼす可能性があります。
家に巣を作ってしまうのはもちろん、
毒のある種類のアリに噛まれたら
アナフィラキシーショック(アレルギーによるショック症状)
を起こす恐れも。
また、シロアリは住宅が劣化する原因に
なることも考えられます。
アリを1匹でも見つけたら油断せずに、
すぐに対処するようにしましょう。
アリについてよく分かったところで
その駆除方法を見ていきましょう。
アリの巣が家にある場合、
1匹ずつ駆除するのは大変です。
場所がわかる場合は巣に直接、
市販の殺虫剤を撒きましょう。
わからない場合はありそうな場所に
毒餌などを設置しておくと良いでしょう。
アリが少数の場合は、侵入経路を塞いで
ウェットティッシュなどで拭き取りましょう。
ついでにアリの通り道も拭くと蟻酸という
特殊なニオイをとることができます。
アリは掃除機で吸っても出てくる場合が
あるので注意しましょう。
アリを駆除しても対策しないと
また侵入してくるかもしれません。
どのように対策すれば防げるのでしょうか。
ホームセンターなどにはキッチンのアリ対策に
使える様々なアイテムが販売されています。
パウダー状のものやジェル状のものなど
種類も色々あるので、
口コミを参考に駆除アイテムと一緒に
買っておくと良いでしょう。
小さな子供やペットがいる家庭には
アロマスプレーでの対策がおすすめです。
アリはハッカやミントの匂いが苦手なため、
それらを侵入しそうな場所にスプレーしたり、
拭き掃除に使ったりすると対策になります。
アロマがなければ、お酢やレモン汁を
水で薄めたものでも効果があります。
アロマと同じく、メントールの匂いがする
ハーブを設置するのもおすすめです。
ハーブは蚊やゴキブリなどの害虫にも
効果があるとされているので、
アリだけでなく他の害虫にも
悩まされている場合はおすすめです。
知らないうちに住宅に侵入するアリ。
アリは放置すると思いもよらない被害に
繋がる恐れがあります。
日々の対策とともに1匹目を見つけたら
すぐに駆除することを心がけて
キッチンを清潔に保ちましょう。