キッチンリフォーム
目次
キッチンのレンジフードから
屋外の騒音が入り込んでくるのは
仕方ないと諦めていませんか?
実はレンジフードにも
音を抑えるために行える対策があります。
それを行って少しでも静かになれば
キッチンの側に道路や線路がある住宅でも
より快適に過ごせるようになるでしょう。
レンジフードから侵入する音を
防ぐ防音対策などをご紹介
していきます。
レンジフードを介して聞こえてくる音を
抑えるための手段は2パターンあります。
まずその2つの手段を見ていきましょう。
音を抑えるためだけに
多くの費用をかけたくないという場合、
既存のレンジフードに防音性を向上させる
アイテムを追加するのがおすすめです。
比較的安価で手軽に行えるため
交換せずに済む範囲で音を抑えたい場合や
ある程度抑えられれば良いという
ケースであれば最適の結果を得られます。
出来るだけ音を抑えたい場合や
新しいレンジフードにする予定がある場合は
音を通しにくいものを選んで交換しましょう。
レンジフードが劣化している場合なら
防音性・換気効率が上がるため
一石二鳥です。
防音対策を行う場合は通気性にも注意して、
換気が十分に行えるか確認しておきましょう。
では、1つ目の手段をとる場合に
必要なアイテムとそれらの特徴を
見ていきましょう。
吸気口の騒音を軽減するのに用いられる
防音スリーブはダクト内のパイプ部分に
差し込むだけで外からの音を遮ることができます。
簡単に設置でき、取り外しも簡単なので
手軽に取り入れやすいアイテムです。
高音の防音に優れたものや
水分などによる劣化に強いものなど
素材や形状に様々な種類があるので、
一度試してみると良いでしょう。
ビルなどの空調ダクトの消音に用いられる
防音チャンバーは直訳すると”防音室”
という意味を持つ箱型のアイテムです。
吸音材が詰められた防音チャンバーは
ダクトの接続部分に配置することで
家の中に音を通しづらくする効果があります。
ダクトを雨やホコリから守るフード
と呼ばれるアイテムに消音材を入れて
防音効果を付与したのが防音フードです。
外にある換気口に防音フードを設置すれば
雨やホコリとともに音の侵入も防止でき、
騒音の軽減につながります。
ガラリとは羽根がブラインド状に
付けられた換気口の一種で、
そのガラリに消音材を使用して
遮音機能を付与したものが防音ガラリです。
先述の防音スリーブ、防音フードといった
防音性を向上させるものと組み合わせると
さらに音を抑えることができます。
防音性を考えたレンジフードの選び方
について見てみましょう。
静かなレンジフードを選びたいのであれば
まず始めに注目すべきはファンの種類です。
ファンには昔ながらのプロペラファンと
回し車のような形のシロッコファン
この2つのタイプがあります。
それぞれに異なるメリットがありますが、
静音性で選ぶのであれば
シロッコファンがおすすめです。
プロペラファンは駆動音が騒音となる上、
ダクトや排気口の工夫が難しいため
あまりおすすめできません。
音の伝わりにくいものを選ぶには
形状も重要なポイントです。
形状は定番のブーツ型と最新のスリム型、
コンパクトなフラット型の3つがあり、
この中で最も音が伝わりにくいのは
フィルターの代わりに
プレートが付いたタイプのスリム型です。
プレートがあれば、音の分散がさせられるため
騒音を軽減できます。
防音対策を行うにあたって
やはり気になるのはその費用。
それぞれの対策にかかる費用が
どのくらいなのか見ていきましょう。
音を抑えるアイテムを導入する場合に
必要な費用は2万円〜5万円前後、
防音性に優れたレンジフードへ交換する場合は
本体価格が2.5万円〜15万円、
施工費用が4万円〜8万円となっています。
防音性に優れたレンジフードに取り替えた上で
音を抑えるアイテムを導入すれば
より騒音を抑えられるでしょう。
レンジフードから聞こえる音は、
防音性を向上させるアイテムを追加したり、
防音性に優れたレンジフードに
取り替えるなどの対策を行うことで
抑えることが可能です。
外からの騒音を抑えられれば
車や電車の音を気にしなくて良くなり、
これまでより快適に過ごせるでしょう。