キッチンリフォーム
目次
分譲マンションにお住まいで
水回りのリフォームを行いたい場合、
どこまでのリフォームができるのか
どんな部分に注意すべきなのかは
事前に知っておくことが大切です。
リフォーム計画を立ててからでは
そのリフォームが行えない場合もあり、
せっかくの計画が台無しになってしまいます。
また、そのままなにも確認せずに
リフォームを行うと
トラブルが発生してしまう可能性も。
トラブルを回避するためにも
分譲マンションでの水回りリフォームは
どこまでができてどこからができないのか
注意すべき点はどんな部分なのか
チェックしていきましょう。
水回りリフォームを検討する際に
まず必ず確認しておきたいのが
マンションの規定です。
戸建てと違い集合住宅であるマンションは
自分だけの建物ではないため、
何でも自由にできるわけではありません。
リフォームを含めた様々な部分で
ルールが設けられています。
このルールを守らない工事は違反工事とされ
トラブルの原因になってしまうため、
リフォームを検討する際は必ず始めに
規定を確認するようにしましょう。
分譲マンションでリフォームを行う際に
あらかじめ頭に入れておきたいのが
専有部と共用部の区別です。
分譲マンションは個人で所有する専有部と
住民が共有する共用部に分かれています。
このうち、リフォームを行うことができるのは
専有部のみとなっています。
専有部とは住居の内側部分で
それ以外の場所は全て共用部、
つまりリフォームできない部分となります。
玄関ドアや壁のコンクリート部分も
共用部となるため注意しましょう。
では、分譲マンションで
水回りリフォームを行う際の
具体的な注意点を確認していきましょう。
水回り以外のリフォームでも欠かせないのが
管理規約を確認することです。
管理規約とはマンションの維持管理や
運営などに関するマンションの規約で
その内容はマンションごとに異なります。
管理規約にはリフォームについて
管理組合に申請が必要なものと
そうでないものの基準も記されているので
必ず確認しておきましょう。
確認した上で不明な部分がある場合は
管理組合に相談しておくと良いでしょう。
水回りのリフォームで重要なのは
配管の位置確認です。
マンションの配管は各階を縦に貫くように
配置されており、そこから横へと
各部屋を通るように配置されています。
水回りリフォームの場合は
この配管の位置によって
行えるリフォームの内容が異なります。
マンションでは配管の位置を
変更できない場合も多いため、
配管の位置は事前に確認しておきましょう。
全体の注意点を確認したところで
次は各水回りリフォームの注意点を
チェックしていきましょう。
キッチンリフォームではダクトの位置と
ガスや電気の容量に注意が必要です。
キッチンスタイルを変更したり
位置を移動する際、ダクトの位置次第では
リフォームが行えない可能性があります。
また、古いマンションでは
ガスや電気の容量の問題で
リフォームが行えない場合もあります。
そのため、この2点は事前にチェックして
予定しているリフォームが行えるのか
確認しておきましょう。
マンションの浴室には、工場で大量生産し、
工場で組み立てられるユニットバスを
採用している場合が多くなっています。
そこで注意すべきは、
ユニットバスのサイズです。
ユニットバスは事前に組み立てるため
浴室に合ったサイズのものでないと
設置できない場合があります。
また、浴室に傾斜や柱があるような
特殊な構造の場合も
設置できない可能性があるので、
そういった場合はプロに相談しましょう。
トイレリフォームを行う場合は
便器の排水方法に注意しましょう。
トイレの排水方法には配管が
見えない床排水と、トイレタンク後方に
配管の見える壁排水の2種類があり、
多くのマンションでは床排水が採用
されています。
しかし、一部では壁排水が使用されている
可能性も考えられるので、
トイレタンクの後方を確認して
配管の有無をチェックしておきましょう。
分譲マンションでの水回りリフォームを
トラブルを回避してスムーズに行うためには、
マンションの規定について
事前に確認しておくことが欠かせません。
リフォームを計画する前に
専有部と共用部の区別を正しく理解し、
管理規約や配管の位置をチェックした上で
規定を守って水回りリフォームをしましょう。
