キッチンリフォーム
目次
空間の印象を大きく変えることの
できる壁紙は、色や柄がなかなか
決められないもの。
特に家の中でも比較的狭く、
毎日目にするキッチンの壁紙を決める際は
つい長考してしまうこともあるでしょう。
しかし、直感で壁紙を選ぶと
キッチンのイメージが壊れてしまって
後悔したまま過ごすことになる可能性も。
ここでは重要なキッチンの壁紙を
選ぶ際のポイントと
張替えにかかる費用をご紹介します。
キッチンの壁紙を選ぶ際、
デザインばかりを重視しがちですが
忘れてはいけないのが機能性です。
汚れやすいキッチンの壁紙には
どのような機能が必要なのでしょうか。
火や水を扱うキッチンで
必ずチェックしておきたいのが
耐熱性や耐水性です。
特にガスコンロの場合は
火災に繋がる恐れもあるため、
防火性に優れた不燃認定
壁紙がおすすめです。
デザイン性だけを考えて
耐熱性や耐水性の低い壁紙を選ぶと
変色したりシミになったりして、
せっかくのデザインが台無しになることも。
見た目を重視する場合も
耐熱性や耐水性は確認しておきましょう。
油が跳ねたり、調味料をこぼす
こともあるキッチンの壁紙は
手入れのしやすさも大切です。
手入れがしづらいと汚れを放置して、
汚れが固着してしまい取れなくなる
可能性もあります。
だからといって壁紙が汚れるたびに
掃除をするような手間はかけたくない
という方がほとんどでしょう。
キッチンの壁紙には、
汚れても拭き取るだけで手入れができる
壁紙を選ぶのがおすすめです。
キッチンで心配なのは汚れだけ
ではありません。
いつの間にか発生するカビや
日々の積み重ねで気になる臭いにも
注目して壁紙を選びましょう。
防カビ機能があれば、
気づかないうちに水が跳ねていても
カビの発生・繁殖を抑えることができます。
防臭機能があれば、
焼肉などのニオイが気になる料理でも
ニオイの染みつきを抑えることが可能です。
せっかく壁紙を変えるのであれば
おしゃれな空間にしたいもの。
理想のキッチンを作るために
チェックしておきたい色柄選びの
ポイントを見ていきましょう。
狭いキッチンで暗い色や大きな柄を選ぶと
圧迫感を与え、より狭く見えてしまうことも。
狭いキッチンには圧迫感のない
明るい無地の壁紙や淡くて小さな柄を
アクセントにするのがおすすめです。
逆にキッチンを広くとっているのであれば、
小さな柄は地味に見えるかもしれません。
広いキッチンでは小さな柄は控えて
大きな柄をアクセントに選ぶと良いでしょう。
無地であれば、清潔感のある白や
アイボリーかハッキリとした色を選ぶのがおすすめです。
空間をおしゃれに魅せるために
抑えておきたいのが色の使い方です。
壁紙を選ぶ際、キッチンにない色を選ぶと
ごちゃついて見えます。
そこでおすすめなのがシステムキッチンの
色や小物の色に合わせて
壁紙を選ぶという方法です。
色を合わせることで統一感が生まれ、
おしゃれで清潔な空間を
演出することができます。
昔のキッチンは独立型キッチンと呼ばれる
キッチンしかない空間でしたが、
現在のキッチンはリビングやダイニングと
ひと続きになっていることが多いでしょう。
特にオープンキッチンはリビングの一部が
キッチンになっているようなもの。
そのため、リビングやダイニングとの
繋がりを意識して選ぶことも大切です。
全く違うテイストの壁紙にすると
キッチンだけが浮いてしまうため、
同系色や同じテイストの壁紙を選びましょう。
無地の壁紙は無難にまとまりますが、
個性が欲しい方には
少し物足りないかもしれません。
そんな場合には壁紙の一部に
アクセントクロスとして
好みの柄を取り入れると良いでしょう。
腰壁がある場合は腰壁部分だけに
柄を入れるのもおすすめです。
無地の中にポイントとして柄を入れることで
存在感が出て、個性的なキッチンを
作ることができるでしょう。
壁紙の張替え費用は使用する壁紙の
グレードによって異なりますが、
1平米あたり1000円前後が
相場となっています。
6帖のキッチンであれば、
天井を含めた4面の張替えで
3万円5000円〜6万円程度
必要となります。
※価格は目安です
しかし、壁紙の下地が劣化している
場合や張替えで設備を移動させる
場合などはさらに費用がかかることが
あるので注意しましょう。
リビングやダイニングと繋がった
キッチンの壁紙は色柄選びが難しく、
後悔しないためにはポイントを押さえて
しっかり考えることが大切です。
デザインだけでなく、機能性や
お手入れのしやすさなども考慮して
選ぶことで理想のキッチンを作ることができます。
新しい壁紙でキッチンの印象を大きく変えて、
おしゃれな空間を演出しましょう。