キッチンリフォーム
目次
冬になると様々な場所で発生する結露に
困っていませんか?実は結露は目で
見えるところ以外でも
発生している可能性があります。
特に食品や調味料を保管しているキッチンでは
湿気に弱いものも多く、結露に気づかなければ
傷んでしまうものもあるため注意が必要です。
この記事ではそんなキッチンの結露について
発生する原因や発生しやすい場所、
対策などを詳しく解説します。
結露対策を行うにあたって
まず知っておきたいのがその原因です。
具体的にどのようなことが原因で
結露は発生するのでしょうか。
料理や洗い物に水を使用するキッチンでは、
湿気が溜まりやすい環境であることから
結露が発生しやすい環境とも言えます。
結露は湿度65%を超えると発生すると
言われており、キッチンも雨の多い時期には
70%や80%になってしまうこともあります。
それはキッチンだけでなく
浴室やトイレなど他の水回りでも同じで、
湿度が高い場所には結露が発生しやすい
とされています。
家庭のコンロがガスコンロの場合、
火をつけると周辺が暖かくなるため
外気との温度差が生じて
結露の発生に繋がります。
結露は暖かい空気が急激に冷やされることで
発生するもの。その証拠に暖房を
つけた暖かい室内と冷え切った屋外との
境目である窓は、最も結露しやすい
ポイントとなっています。
キッチンはエアコンが届きにくい場所に
位置していることが多く、
夏も冬も外気の影響を受けやすいため
換気を怠ってしまうことが多いでしょう。
しかし、換気を行わなければ空気が滞留し、
湿気も溜まりやすくなるため
結露を発生させてしまうことが考えられます。
冒頭でも述べた通り、
食品を保管するキッチンでは
食品が傷む可能性があるため
結露を放置してはいけません。
しかし、それ以外にも理由があります。
実は結露を放置して傷むのは食品だけでなく、
住宅も同じなのです。
結露を放置すると食品をはじめ、
棚の中やあらゆるところにカビが発生します。
そしてカビは食品も住宅も蝕んで行き、
やがては腐食させてしまう可能性もあります。
食品だけであれば捨ててしまえば良いですが
腐食が進んだ住宅の修繕にはかなりの費用と
手間がかかってしまうでしょう。
湿気や温度差が原因で発生する結露。
ではキッチンのどのようなポイントが
より発生しやすいのでしょうか。
まず、湿気が溜まりやすく換気しづらい
引き出しの中や棚の中は
結露しやすいポイントと言えます。
換気扇を回していても扉を閉じていると
中の空気は入れ替わりづらいため、
知らない間に結露が発生している
ということも考えられるでしょう。
そして熱を伝えやすい素材や
冷えやすい素材を使用している部分も
結露の発生しやすいポイントとなっています。
例えばキッチンの壁に使われることの多い
タイルや窓のガラス、ワークトップとして
使われることもあるステンレスなどが
その代表です。
では、具体的な結露発生場所とその場所での
結露対策について見ていきましょう。
キッチンに窓がある場合は、もちろん窓も
結露が発生するポイントとなります。
窓の結露で悩む方は多く、
現在では結露防止テープや結露防止スプレー、
窓用ヒーターなど結露対策として
活用できるアイテムが多く販売されています。
窓の結露対策には、
家庭に合った結露防止アイテムを
活用するのがおすすめです。
前述の通り、冷えやすいタイルは
結露の発生しやすい素材となっています。
タイルの結露を防止するには
まずキッチンの換気を行いましょう。
湿気をとって空気を入れ替えることで
結露の発生しにくい環境を作ります。
しかし、それだけでは時間が経つと
元通りになってしまうため除湿機や除湿剤を
設置しておくことも大切です。
目につきづらく、結露が発生すると厄介なのが
シンクの下の収納です。
シンク下の結露対策のポイントは3つ。
まずは除湿剤を設置しておくこと。
そして物を詰めすぎないこと。
定期的に換気を心がけることです。
どこよりも湿気が溜まりやすいシンク下では
湿気が溜まらない工夫と
換気効率を上げる工夫が重要となります。
結露は目に見える場所だけでなく、
条件さえ揃えば普段目につかないような
場所でも発生することがあります。
そんな結露が発生してしまう条件は、
大きな温度差と高い湿気そして換気不足です。
結露防止アイテムの活用や換気の徹底、
除湿を意識するなどの結露対策で
キッチンを清潔に保ち、
食品や住宅を守りましょう。