キッチンリフォーム
目次
毎日の家事を手助けしてくれる便利な設備
食洗機ですが、実は得意不得意があり
洗うものの素材によっては破損や変形を
起こしてしまう可能性もあります。
そんな食洗機を上手に使うためには
洗えるものと洗えないものを
正しく把握しておくことが大切。
ここでは、
食洗機で洗えるものと洗えないものや
食器以外で洗えるものをご紹介します。
まずは、設置方法の異なる2種類の
食洗機について再確認しておきましょう。
1つ目は安価で手軽に取り入れられる一方、
設置にスペースが必要な据え置き型です。
賃貸でも取り入れられるのがメリットで
一人暮らし用からファミリー用まで
様々なサイズが展開されています。
2つ目はシステムキッチンに組み込むことで
見た目をすっきりと見せられるのが特徴の
ビルトイン型です。
「食洗機で洗えるもの」
では、食洗機で洗えるものを
まずはご紹介していきましょう。
ステンレスで作られた調理器具は
食洗機で洗うことが可能です。
目が細かくて洗うのが面倒なザルや
スポンジが傷みやすいおろし金などは
食洗機で洗うのがおすすめです。
キッチンツールをステンレスに揃えたら
丸ごと食洗機で洗えるため便利でしょう。
特別な装飾がなければ、
陶器や磁器も食洗機にかけることができます。
中には備前焼や信楽焼など特殊な仕上げ方で
作られているものもあり、それらは
食洗機を使用できない場合もあります。
食洗機で陶磁器を洗う場合は、
食器同士がぶつからないよう注意が必要です。
食洗機は高温のお湯で殺菌しながら洗うため、
熱に弱い素材でも耐熱性に優れている場合は
洗うことができます。
電子レンジにかけることのできる
耐熱性プラスチックや耐熱性ガラスのものは
食洗機にもかけることが可能です。
後に紹介する洗えない食器以外の食器は
基本的に食洗機で洗えます。
家庭の食器を洗える素材でまとめると
食洗機をより有効に
活用することができるでしょう。
次に食洗機が苦手とするもの、
洗えないものをご紹介していきましょう。
デリケートな漆器は高温に弱く、
漆が剥がれてしまう可能性があるので
食洗機にかけることはできません。
耐熱性のないプラスチックは熱に弱く
変形してしまう恐れがあるため
食洗機にかけるのは控えておきましょう。
銀や銅、アルミも同じく、
熱の影響を受けやすい素材となっています。
食器用洗剤による影響も受けやすく、
変色や酸化が見られる場合もあります。
木や竹で作られた食器も食洗機の温度変化に
耐えられない可能性が高いため
手洗いが推奨されています。
高級なクリスタルガラスの食器は
食洗機にかけると破損してしまったり、
曇ってしまう場合があるため
食洗機にかけるのはNGとなっています。
金メッキや銀メッキなどの
メッキ加工が施された食器は、
食器用洗剤や熱の影響を受けやすいため
食洗機にかけることはできません。
高級な金箔付きの食器や
特殊な上絵が施された食器はデリケートなため
食洗機の使用は不可となっています。
食洗機で洗えるのは食器だけではありません。
食洗機で洗える食器以外のものも
ご紹介していきます。
絡まっている髪の毛を取り除いておけば
プラスチック製のヘアブラシは
食洗機にかけることができます。
洗濯機にかけるとつばが曲がったり、
折れることがある野球帽ですが、
食洗機であれば固定した状態で洗えて
つばが変形しないためおすすめです。
大量のじゃがいもを洗いたい場合などにも
食洗機はおすすめです。
洗剤を入れなければ芋類や根菜類は
食洗機で洗うことができます。
照明器具のカバーや扇風機のカバーなども
食洗機にかけることができます。
エナメルやペンキを使っているものは
色落ちの可能性があるため注意が必要です。
食洗機で洗えない食器を洗うためのスポンジや
シンク掃除に使用する歯ブラシも
食洗機で洗ってしまいましょう。
洗い終わりは熱湯を含んでいて熱いため
取り出す際は注意しましょう。
食洗機は洗い物の手間を軽減してくれる
一方で、洗えない素材には注意が必要です。
食洗機が苦手とする高級な食器や木製食器
プラスチック食器などは変形、
または破損してしまう可能性が考えられます。
食洗機を利用する際は、
洗う物の素材や性質を理解して
正しい判断をすることが重要となります。
食洗機の得意不得意をしっかり把握して、
有効活用できるようにしましょう。