キッチンリフォーム
目次
いつ訪れるかわからない災害。
大きな被害に遭わないためにも災害対策は
日頃から行っておくことが大切です。
特に家電や割れ物などが多く、
火を扱うこともあるキッチンは
落雷で火災が発生したり、
地震で割れ物が足元に散らばる
可能性がありかなり危険な場所に
なります。
今回はそんな災害時のキッチンの危険性を
軽減させるための整理方法と
災害時に役立つキッチンアイテムについて
詳しく解説します。
まずはじめに災害が起きても安全な
キッチンの整理方法について
チェックしていきましょう。
おしゃれなガラス食器や
お気に入りのマグカップなどを
見せる収納はおしゃれですが、
防災の観点から見た時は危険なため
あまりおすすめできません。
プラスチック製のものであっても
床に散乱することで避難の妨げになるため
扉付きの収納にしまっておきましょう。
収納の扉を市販のドアロックなどで
勝手に開かないようにしておくと
より安全です。
冷蔵庫や電子レンジ、オーブンなどの
様々な家電が集まるキッチンでは、
家電が落下して怪我をする恐れや
漏電による感電や火災の可能性があり
非常に危険です。
家電には耐震ゴムなどを付けて
簡単に動かないよう
固定しておくことが大切になります。
大型の食器棚などがある場合はそこにも
耐震ゴムをつけておくと良いでしょう。
では次に、災害によって
断水や停電が起こった際にも役立つ
キッチンアイテムの条件を見ていきましょう。
まず大切なのは衛生的であること。
食品に触れるキッチンアイテムは
衛生的でなければなりません。
特に災害時は食中毒になってもすぐに
治療することができない場合があります。
そのためキッチンアイテムを選ぶ際も
衛生面に細心の注意を払っておきましょう。
断水や停電が発生した際に最も
大切なのは限られた資源を節約して
うまくやりくりすることです。
すぐに回復する見込みがあれば良いですが、
断水や停電がいつまで続くかというのは
自分で判断できるものではありません。
そのため、貴重な水や燃料を
節約できるアイテムを選ぶことが
非常に重要となります。
条件を確認したところで
実際に役立つアイテムを見ていきましょう。
食器や調理器具を洗うのに必要な水を
節約するためにはラップやアルミホイルを
活用するのがおすすめです。
食器を使う時は皿の上にラップを敷き
その上に料理を乗せることで
食器を洗わずに使うことができます。
フライパンなどはアルミホイルを敷けば
熱を通すため洗わずに使うことができます。
暑い季節に停電が発生した場合は
クーラーボックスが必須です。
冷凍庫の食品は冷凍庫を開けずに
置いておけば、2日ほどは保つことが
できますが、冷蔵庫の食品は
気温が高ければ1日でダメになって
しまうこともあります。
クーラーボックスに入れる際は
下の方がよく冷えるためすぐに
食べないものは下の方に入れて
おきましょう。
保冷剤は食品の上に置くことで
より効果を発揮します。
普段の生活でも様々なことに使用する
便利なポリ袋は災害時にも役立ちます。
ラップを敷きにくいような
深いお椀に被せて使用したり、
食品を混ぜたりこねたりする時に使用したり
普段と同じく、生ゴミの処理にも
使用することができるため
多めに用意しておくのがおすすめです。
手を洗うための水を節約するのには
使い捨て手袋が役に立ちます。
水を節約できるのはもちろんですが、
食品に直接触れないため
食中毒にかかるリスクを軽減できるのも
使い捨て手袋のメリットとなっています。
包丁を使って調理を行うと
包丁とまな板を洗う必要がありますが、
キッチンバサミやピーラーであれば
それだけで食品を切ることができ、
それだけを洗えば良いため
水を節約することができます。
また、包丁よりも安全性が高いため
怪我をする可能性も低くなるでしょう。
アウトドアなどで使用される
食器用の除菌シートは洗い物に使う水を
節約するのにもってこいのアイテムです。
通常の除菌シートを口に含むのは危険ですが
食器用のものであれば
安心して使用することができます。
重量のある家電や食器、刃物があるキッチンは
地震などの災害発生時
非常に危険性の高い場所となります。
しかし、物をしまう習慣をつけて
大型のものや扉はしっかり固定しておくことで
大きな被害を逃れることができるでしょう。
災害により停電や断水が発生しても
役立つアイテムと使い方を知っておけば
比較的安心して過ごすことができます。
いつ訪れるかわからない災害に備えて、
万全な対策を行いましょう。