キッチンリフォーム
目次
便利な家電が次々に登場している現在、
自宅に多くの家電があるという家庭も
多いのではないでしょうか。
特に料理を行うキッチンには
様々な家電が密集し、
コンセントが足りなくなってしまうという
問題が発生することもあるでしょう。
そこでこの記事では、
不足しがちなコンセントを
キッチンに増設するリフォーム方法と
増設の際の注意点や費用などを解説します。
コンセントをわざわざ増やさなくても
タコ足配線にすれば問題ない
と思ってはいませんか?
コンセントには1500Wと
使用できる電気量が定められており、
タコ足配線で家電を繋ぐと
それを超えることが考えられます。
一度の電気消費量が1500Wを超えてしまうと
ブレーカーが落ちるあるいは
コードの発火に繋がる恐れがあるため
非常に危険です。
そうならないためには家電の量に適した
コンセントの増設を行う必要があります。
実際にコンセント増設リフォームを行う場合、
その方法は大きく3つに分けられます。
1つ目は電気量の最大値を変えずに
差し込み口を追加する方法です。
タコ足配線が使いづらい場所であったり、
見た目がごちゃついて見えるため
タコ足配線を使いたくないという方に
おすすめの方法となっています。
この方法で増設リフォームを行う場合、
使用できる電気量は変わらないため
タコ足配線を使用する時と同じく
消費電力に注意が必要です。
2つ目は既存のコンセントを分岐させ、
分散して配置する方法です。
使えていないコンセントがある場合や
必要な場所にコンセントが欲しいけれど
施工費用を抑えたいという場合に
おすすめの方法となっています。
この方法で増設リフォームを行う場合も
使用できる電気量は変わりません。
消費電力には注意して使用しましょう。
3つ目は分電盤から新しく線を引き、
コンセントを新設する方法です。
現在の電気量では足りない場合や
これから消費電力の多い家電を
購入する予定がある場合などに
おすすめの方法となっています。
この方法で増設リフォームを行う場合は
電気量の最大値を増やすことが可能ですが、
分電盤に新しく分岐ブレーカーを
設置する必要があり、
大規模工事になる可能性があります。
ではコンセント増設リフォームを行う際の
注意点も見ていきましょう。
コンセントが多くて困ることは
それほどありませんが、
コンセントの数を増やせば増やすほど
工事費用が高くなってしまいます。
だからといって足りなければ二度手間、
三度手間となる可能性もあるため
必要なコンセントの数は
あらかじめ考えておくことが重要となります。
キッチンに配置している家電の数や
コンセントを使用する調理器具を確認し、
少し余裕がある程度の数に
留めておくのが良いでしょう。
コンセントを増設しても
使いづらい場所では意味がありません。
調理器具を使うときなどに使用する
コンセントであれば、
キッチンの天板から25cm程上の壁に
配置するのがおすすめです。
その場合は、シンクやコンロなど
火災の原因となりうる水と火がある場所は
避けておきましょう。
それ以外の場所に増設する場合は
コードの長さや家具の配置などを考慮して
使いやすい場所を選ぶと良いでしょう。
では次に各方法でコンセント増設リフォームを
行う場合の費用相場を確認していきましょう。
1つ目の差し込み口を追加する場合の
費用は5千円〜1万円程度。
2つ目の既存のコンセントを分岐させる場合の
費用は1万円〜2万円程度。
3つ目の分電盤から新規でひく場合の費用は
1.5万円〜3万円程度が費用相場となっています。
あくまでも参考費用のため、
実際にコンセント増設リフォームを行う際は
見積もりを依頼して確認しましょう。
家電の多いキッチンには
その分のコンセントが必要になります。
コンセントの数が足りなければ使うたびに
いちいち差し替えなければなりません。
コンセントをキッチンに増設する際は
家電の数に合わせて数を設定し、
家電の配置場所に合わせて
増設場所を設定することで
快適に使えるコンセントとなります。
注意点を確認しつつ、
キッチンにコンセントを増設して
家電を快適に使えるキッチンにしましょう。