キッチンリフォーム
目次
ディスポーザーをご存知でしょうか。
実は人気のキッチン設備のひとつで
近年では分譲マンションの標準装備として
取り付けられていることも珍しくありません。
この記事ではそんなディスポーザーの特徴や
仕組みなどを詳しくご紹介します。
まずはどんな役割を持つものなのか
その特徴を見ていきましょう。
ディスポーザーは厄介な生ゴミを
自動で粉砕し、小さくして処理
しやすい状態にしてくれる
便利な設備で、キッチンの排水口に
取り付けて使用します。
種類としては、小さくした生ゴミを
下水道に直接流す直接投入型と
専用の処理槽で排水を処理後
下水道に流す処理槽付きがあり、
その中でもスイッチで稼働する連続投入方式と
フタがスイッチ代わりのパッチフィールド式
に分けられます。
連続投入方式の場合は
スイッチを入れてから投入しましょう。
パッチフィールド方式の場合は
はじめに処理したい生ゴミを入れます。
貝や骨などの粉砕できないような
硬い生ゴミや生ゴミ以外のものは
入れないよう注意が必要です。
連続投入方式の場合は、
スイッチを入れる前に水を出しましょう。
フタをする必要はありません。
パッチフィールド方式の場合は
生ゴミを入れてから水を流し、フタをします。
流す水はしぶきが少し上がる程度にして
お湯は避けましょう。
パッチフィールド方式の場合は
フタがスイッチとなるため、
フタの位置を合わせることで稼働します。
連続投入方式の場合は生ゴミを
入れる前にスイッチを入れましょう。
処理は15秒程度で終わるため
15秒ほど運転させたらスイッチを切り、
水を止めましょう。
生ゴミを簡単に処理できるディスポーザーには
どんなメリットがあるのでしょうか?
ディスポーザーは害虫や悪臭の
原因となる生ゴミを小さく
処理しやすい状態にしてくれるため
発生を抑制できるというのが
大きなメリットとなっています。
特に生ゴミがニオイやすい夏場には
非常に役に立つ設備です。
排水口のネット交換が必要なくなるため、
シンクの掃除が楽になるというのも
メリットだと言えるでしょう。
三角コーナーも必要なくなるため、
余計な掃除が減り
時間を有効に活用できるようになります。
生ゴミが少なくなれば
全体的なゴミの量も少なくなるため
ゴミ袋を購入する手間や
ゴミ捨てに行く手間も少なくなります。
地域で指定のゴミ袋がある場合はその分の
費用も抑えることができ一石二鳥です。
便利なディスポーザーですが、
様々なデメリットも持ち合わせています。
ディスポーザーを家庭に取り入れる場合は
設置費用と維持費用が必要となります。
設置費用は新規の場合25万円〜
後付けの場合は追加で10万円〜30万円程度
かかるとされており、
別に電気代や水道代もかかることを考えると
かなりの出費となってしまうでしょう。
ディスポーザーは機械なので、
定期的な点検やメンテナンスが欠かせません。
また故障した場合には修理も必要となります。
その分余計な手間や費用がかかってしまうのは
デメリットだと言えるでしょう。
排水処理機能を持たない直接投入型は
適切に処理が行われないまま
下水道にゴミが流れてしまうことから
認めていない自治体が多いのも事実です。
認めている自治体も僅かにありますが
環境に悪いことを考えると
使いづらくなってしまうでしょう。
パッチフィールド方式のディスポーザーも
設置するためには一定の条件を
満たさなければなりません。
まずは専用の処理槽を設置すること。
これがなければ下水道に直接ゴミを
流すこととなり、環境汚染につながります。
そして自治体に届け出を行うこと。
無断での設置は条例に違反したとして
処分される可能性があるため注意しましょう。
届け出には点検頻度や管理業者の
記載が必要でそれに基づいた維持管理を
行う必要があります。
キッチンの人気設備ともなっている
ディスポーザーは生ゴミを簡単に処理できる
画期的なアイテムです。
その使い方も非常にシンプルで
誰でも簡単に使えるのが魅力的。
ディスポーザーにかけるだけで
害虫や悪臭の原因となるゴミが減り、
シンクの掃除も楽になるため
家事の負担を軽減することができます。
自宅の生ごみ処理にディスポーザーを
取り入れましょう。