キッチンリフォーム
目次
昔から水回りの設備に使われることの
多いステンレスは、水回りにぴったりな
特徴を持った素材です。
そんなステンレスの特徴と、ステンレスが
使われている水回りの設備、
そしてステンレス素材の設備を
設置した際に役立つ
手入れの方法と注意点をご紹介します。
まずは、ステンレスがなぜ水回りに
使われることが多いのか、
その理由となるステンレスの特徴を
チェックしていきましょう。
スチールのような金属素材は
水に触れるとサビが生じやすく、
サビると落とすために
余計な手間がかかってしまいます。
しかしステンレスはその名前の通り、
サビにくいのが特徴の金属素材です。
耐食性に優れていることから
手入れもしやすいため水回りに使用するには
うってつけの素材だと言えるでしょう。
ステンレスは水だけでなく、熱に強い
というメリットも持ち合わせています。
火を扱うキッチンでも、火によって
劣化することや溶けてしまうこともありません。
熱を持った鍋などで触れてしまっても
大丈夫なので安心です。
ステンレスが選ばれる理由のひとつに
その耐久性の高さが挙げられます。
水、熱、サビにも強いステンレスは丈夫で
建築物や様々な機械にも使われており、
そんなステンレスを使った水回り設備は
毎日使用していても
長く使い続けることができます。
キッチンの下水の臭いや生ゴミ臭、
浴室の垢による臭いや
トイレのアンモニア臭など
水回りには様々な気になる臭いがあります。
ステンレスにはつきにくいため
嫌な臭いに悩むことはありません。
また、ステンレスは清掃性にも優れており
汚れてもすぐに拭き取ることができるため
衛生環境が心配な水回りでも
安心して使用することができます。
水回りにぴったりな素材と言われる理由が
わかったところで、実際にどのような
水回り設備にステンレスが
使われているのか見ていきましょう。
キッチンでステンレスが使われている
部分はシステムキッチンのワークトップや
シンク、水栓や調理器具などが
挙げられますが、中には全てが
ステンレスでできたオールステンレスキッチン
というものも販売されています。
冷蔵庫などのキッチン家電にも
ステンレスを使用したものがあり、
それらとステンレスキッチンを組み合わせると
クールで高級感のあるキッチンを
演出することができます。
ステンレスは浴室水栓はもちろん、
浴槽として使われる場合もあります。
ステンレスで作られた浴槽は昔から人気で
現在も様々なメーカーが取り扱っています。
保温性に優れており、一度お湯を沸かすと
なかなか冷めないステンレス浴槽は
その唯一無二の金属的な見た目に懐かしさを
感じるという方もいらっしゃるでしょう。
ステンレスのトイレは飛行機や
新幹線などで見かけたことがある
という人も多いでしょう。
代表的なステンレスキッチンとステンレス
浴槽以外にも、様々な水回りに
ステンレスは使われています。
例えば洗面台。シンク下収納をなくした
ステンレス素材の洗面台は
シンプルでスマートな印象を与えてくれます。
サニタリーボックスやトイレブラシの容器にも
ステンレスが使用されていたりします。
耐久性の高さが特徴のステンレスですが
その耐久性を長く維持するためには
定期的な手入れが欠かせません。
正しいステンレスの手入れ方法を
確認していきましょう。
水回りのステンレスはミネラル成分によって
くすんで見えてしまうことも多いです。
そんな場合は柔らかいスポンジや歯ブラシで
軽く擦って水気を拭き取るだけで
清潔に保つことができます。
万が一サビてしまった場合は、
サビに重曹やクレンザーをふりかけて
メラミンスポンジで擦って水で流すと
綺麗に落とすことができるでしょう。
耐久性が高く丈夫なステンレスですが、
キズがつくと目立ちやすい
というデメリットがあります。
また、キズがつくとそこから水が入り込み
サビの原因となってしまう可能性も。
ステンレスの手入れを行う際は強く擦って
キズがついてしまわないよう注意が必要です。
金属の中でもサビにくいステンレスは
昔から様々な水回り設備に使用されてきた
素材のうちのひとつです。
耐久性や耐熱性にも優れており、
衛生的なステンレスは
水回りにぴったりの素材で
家庭のキッチンや浴槽をはじめ
洗面台や新幹線のトイレなどにも
使用されています。
そんなステンレス設備は日々の手入れによって
より長く使うことができます。
水回り設備を長く使いたいのであれば、
ステンレス素材を検討すると良いでしょう。
