キッチンリフォーム
目次
調理中や洗い物をしている最中に
キッチンの排水口が突然逆流すると
パニックになってしまいます。
しかし、逆流した水は素早く対処しなければ
溢れ返ってしまい後片付けが大変に。
素早く逆流に対応するには
原因と対処法をあらかじめ
チェックしておくことが大切です。
ここでは逆流の原因や対処法に加え、
逆流を防ぐための対策もご紹介します。
逆流の原因には、どのようなものが
あるのでしょうか。
最も考えられる原因は詰まりです。
キッチンに限らずどの排水口も
詰まりを起こせば逆流する恐れがあります。
キッチンの場合は食べ物のカスや油、
洗剤カスの蓄積などが原因で
シンク下の排水パイプや
家中の排水を下水道に送るための排水マスが
詰まってしまうことも考えられるでしょう。
排水に必要な排水パイプが劣化している
場合も逆流の原因となります。
排水パイプの耐用年数は一般的に
15年〜20年と言われているため、
20年を過ぎた排水パイプは
いつ逆流してもおかしくありません。
劣化や破損を起こした排水パイプは
正常な排水が行えなくなるため、
早急な交換が必要となります。
台風や地震などの自然災害によって
逆流が起こされる場合もあります。
台風や大雨が起きると雨水や土砂が
下水道を詰まらせてしまったり、
排水トラップ溜まった水を持ち上げて
逆流を起こしてしまうこともあります。
地震が発生した際には、
配管がずれたり破損することで
逆流に繋がることも考えられるでしょう。
最も発生しやすい詰まりが原因の逆流。
その対処法を見ていきましょう。
排水パイプでの詰まりは
市販の液体パイプクリーナーを使えば
比較的簡単に対処できます。
使い方はまず、配管が見えるように
フタなどの部品を取り外し
配管に直接注いで待つだけです。
注ぐ量や待つ時間はパッケージに
記載されているものを参考にしましょう。
ほとんどの場合15分〜30分で
詰まりの原因がふやけてくるため
あとはしっかり洗い流せば完了です。
トイレの詰まりなどにも
使用されるラバーカップは
キッチンの詰まりにも効果的です。
キッチンで使用する場合は
和式タイプのものを使うと良いでしょう。
使用の際は配管が見えるように
排水口の部品を外し、
排水口にラバーカップをくっつけます。
その後カップより水位が少し上になるくらい
シンクに水を溜めます。
そしてラバーカップをゆっくりと強く押し込み
素早く引っ張りましょう。
これを繰り返せば詰まりは解消されます。
上記2つの方法でも解消されない場合は
ワイヤーブラシを使いましょう。
ワイヤーブラシはワイヤーの先端に
ブラシがついたもので
詰まりの原因である汚れを
こそぎ落とせるアイテムです。
使い方はブラシがついた先端を
排水口にねじ込み限界まで奥に差し込めたら
ハンドルを回したりして
ワイヤーを回転させるだけで
配管奥の汚れを取り除くことができます。
詰まりが原因となる逆流は
簡単な方法で予防が可能です。
食べかすが流れるのを防止するためには
排水口ネットを活用しましょう。
使い方もゴミ受けに被せるだけなので
非常に簡単で、溜まったら捨てて
新しく交換するだけで詰まりの
防止に役立ちます。
大きな食べかすや大量の油を
事前に取り除いておけば
配管に流れてしまうこともありません。
大きな食べかすは三角コーナーに捨て、
調理後のフライパンや使用済みの食器を
キッチンペーパーで軽く拭き取るだけでも
細かな汚れが取り除けるため効果的です。
洗い物をした後に40度〜50度のお湯を
排水口に流すという予防策もあります。
これをすることで冷えて固まった油が
お湯に溶けて流れるため
油による詰まりを防ぐことができます。
キッチンの排水口が突然逆流した際には
水で溢れかえるような大惨事になる前に
すぐ対処することが大切です。
逆流の原因として最も多いのは詰まり。
この詰まりを対処するには
パイプクリーナーやラバーカップといった
アイテムが必要となるので
事前に用意しておきましょう。
詰まりを引き起こさないためには
排水口ネットを活用したり、
お湯を流すなどの工夫が重要です。
そうやって詰まりの予防をしたり
耐用年数の過ぎた配管は交換するなどして
逆流しないよう対策を行いましょう。