キッチンリフォーム
目次
現在販売されているガスコンロの
ほとんどに付属しているグリルですが、
コンロ選びの際、コンロの機能ばかり
重視してしまいがちです。
魚焼き器のイメージが強いグリルですが
実は最近のグリルはコンロと同じように
進化を遂げてますます便利になっています。
最近のグリルの特徴や調理方法、
最新機能など進化するグリルに
ついて解説します。
グリルは直火調理の放射と対流
という熱の伝わり方により、
あっという間に温度が高くなるため、
短時間でパリッと仕上げられるのが特徴。
両面焼きグリルの場合は直火に加え、
対流熱で両側から焼き上げるため
より早く仕上がります。
実際にグリルで調理する際に
注目したいポイントを見ていきましょう。
グリルでステーキを調理する際は
肉の中心の温度に注目しましょう。
レアが好みの場合は55度〜60度程度、
ミディアムレアなら65度〜70度程度、
ウェルダンなら75度〜80度程度が目安です。
鶏肉もグリルで調理すれば
皮がパリッと焼けて美味しく仕上がります。
グリルで魚を焼く時は中火でしっかり焼くのが
美味しく仕上げるコツです。
グリルにかける前にキッチンペーパーなどで
魚のドリップを拭き取り、下味をつけると
上手に調理できるでしょう。
野菜は種類によって火の通りやすさが
異なり、同じように調理すると
焦げるものや生焼けになるものがあります。
火の通りにくいものは薄く切ったり、
下茹でをすると良いでしょう。
グリルは奥や端が高温になりがちなので
中央に配置すれば焦げずに調理できます。
グリルを活用した調理例をご紹介します。
肉や魚、野菜のグリルは調理が簡単で
直火により短時間で美味しく仕上がります。
肉は塩胡椒などで下味をつけて
厚い肉の場合は包丁で切り込みを入れて
しっかり焼くだけでメイン料理に。
魚はそのまま焼いても小麦粉をつけて
ムニエルにしても美味しく仕上がります。
野菜は切って並べるだけで
付け合わせにぴったりのグリルになります。
グリルにかけて短時間で仕上げたトーストは
しっかりとした焼き目で外はサクサク
中はふわふわに出来上がります。
グリルに配置して強火で1分が
おすすめの焼き時間です。
グリル中に目玉焼きを作ったり、
バターを乗せれば最高の朝ごはんになります。
アルミホイルを使用すればさらに効率良く
グリルを汚すことなく調理ができます。
食材をアルミホイルに包んでグリルに入れれば
あっという間にホイル焼きが完成します。
火の通りにくい食材もホイルに包めば
より短時間で旨みを逃すことなく
調理することが可能です。
短時間で仕上げるグリルは揚げ物の
温め直しにも便利です。
1分〜2分加熱すれば揚げ物も水分が
飛び、電子レンジに比べて表面はカラッと
中はジューシーに。
焦げ目が気になる場合は
上にアルミホイルを被せれば
加熱しながら焦げを防ぐことができます。
グリルはお菓子作りにも役立ちます。
グリルでお菓子を焼く場合も
焦げないようできるだけ中心に配置して
様子を見ながら焼くのがポイント。
クッキーやケーキなど焼いて膨らむものは
間隔を空けて並べたり
厚さを薄めにするなどの調整をしましょう。
幅広い料理に活用できるグリルですが
最新のグリルは様々な特徴により
さらに使いやすくなっています。
最新型のコンロにも設けられる
自動調理機能ですが、
グリルにも搭載されているものがあります。
メニュー画面から料理を選んで
具材をセットするだけで
簡単に美味しい料理を作ることができます。
その名の通りワイドサイズのグリルであれば
大きい食材の調理はもちろん、
小さい食材は一度にたくさん調理できるため
食材を切る手間や焼く時間を短縮する
ことが可能です。
ダッチオーブンとはキャンプなどに使われる
鉄でできた蓋付き鍋のことです。
ダッチオーブンは短時間でムラなく
美味しく調理できるのが特徴。
ダッチオーブン付きのグリルであれば、
そんな特徴を活かした料理が
家でも簡単に作ることができます。
焼き網の代わりに専用容器が付属して
いるマルチグリルは焼く、蒸す、揚げる、
煮るなど様々な調理を行うことができます。
網がないため掃除が簡単なのも
嬉しいポイントのひとつです。
コンロと共に進化を遂げ、
ますます便利になっているグリル。
魚焼き器と呼ばれていたグリルも今や
お菓子作りや魚以外の調理にも
活用できるものとなっています。
ガスコンロを選ぶ際はコンロだけでなく
グリルの性能もチェックして
使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
