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目次
ガスコンロからIHコンロに切り替える際、
確認しなければならないポイントの1つに
調理器具がIHに対応しているか
というところがあります。
しかし、初めてIHを使用する方の場合
その見分け方がわからない
ということも少なくないでしょう。
IHコンロに切り替える場合、または
IHコンロを使用しているなら知っておきたい
IH対応調理器具の見分け方と
調理器具を選ぶ際の注意点を解説します。
IHコンロは電気により発生する磁力を
使って加熱処理を行うため、
使用する調理器具は電気が通ってかつ
電気抵抗が強いものである必要があります。
そのため電気抵抗の弱いアルミや
電気の通らない陶器などは
使用することができません。
さらに加熱を行うためのセンサーを
反応させるにはトッププレートに
全面が密着するものでなければならないため
脚のあるものや底の丸いものは
使えないようになっています。
調理器具自体に”IH対応”と記載があれば
使用可能なことがわかりますが、
そうでない場合はどのような部分で
見分けることができるのでしょうか?
その見分け方をチェックしていきましょう。
簡単な見分け方としては鍋底に
磁石を貼り付けるという方法があります。
基本的には磁石がつくものであれば
IHコンロで使用可能です。
中には磁石がつくものであっても
加熱が行えないものや火力が弱くなるもの、
反対に磁石がつかなくても使用できる
ものがあるため確実とは言えませんが
ほとんどの場合はこの方法で
判断することができるでしょう。
SGマークとは”Safety Goods”の略で
製品安全協会が定めた基準をクリアしたものに
つけられるマークのことです。
このマークはヘルメットやベビーカーなど
様々な製品に付けられていますが、
IH対応の調理器具に付けられたSGマークには
「SG CH・IH」または「SG IH」と
書かれています。
なお、土鍋や陶磁器はIHの記載があっても
使用できない場合があるため
事前にIHコンロの取扱説明書を
確認しておくと良いでしょう。
既に持っている調理器具がIH対応か
どうかを判断するのであれば
直接使ってみる方法が最も確実です。
使えるか調べたい鍋に水を入れて
IHコンロに乗せて加熱してみましょう。
使用できるものであればそのまま加熱されますが、
使用できない場合は安全装置が作動し
表示が点滅したり音が鳴ったりしてから
自動で通電が終了します。
IHコンロで調理器具を使用する際、
IH対応のものであっても
鍋底が剥がれていたり膨らみができている
などの異常が見られる場合は
使用しないように注意しましょう。
そのまま加熱すると
トッププレートのヒビ割れや変色といった
トラブルに繋がる可能性があります。
使用の際は一度鍋底に異常がないか
確認することをおすすめします。
最近では同じIHコンロでも、より
幅広い素材の調理器具を使うことが
できるオールメタル対応IHというものが
登場しています。
オールメタル対応IHでは、従来のIHコンロで
使用することができなかった銅やアルミ素材の
調理器具を使用することができます。
ただし調理器具に脚のついている
ものや底の丸いものは使用する
ことができないので注意しましょう。
IHコンロで使用できない調理器具も
活用したいという場合には
IHコンロの3口目として
ラジエントヒーターを設けるのがおすすめ。
ラジエントヒーターはトッププレートを
直接熱くすることで加熱するもので
金属製のフライパンや土鍋を
加熱することも可能です。
しかし、IHと同じく底が密着しない
調理器具は使うことができないため
注意しましょう。
使用できる調理器具が限られて
いるIHコンロは、安全に使用する
ためにも事前に調理器具の対応の
可否を調べておくことが大切です。
基本的には電気抵抗が弱いものと
電気が通らないもの、鍋底が平らで
ないものは使用することができません。
オールメタル対応IHの場合は
電気抵抗の弱い銅やアルミの調理器具も
使用することができます。
他にも機種やメーカーによって
使用できないものがある場合も考えられるため
一度取扱説明書を確認して
安全に使用できるようにしましょう。